The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

エリック・ロデス、アンボネイの力学!

2009-07-26 18:26:24 | ワイン
今日は『北上川の川くだり大会』があるそうです・・・

ワタクシは関係者ではないのですが、家人の一人が昨晩から騒いでおりまして、
天気が守ってくれれば、と思っておりました。

どうやら、大丈夫そうですね・・・

リビングの大型エアコンの除湿のスイッチを押しますと
『Hi』の表示が・・・
やはり相当な湿度のようでして、この状態で、
気温が28度Cを超えれば、熱中症の注意が必要です!

特に、お酒が水分だと勘違いしているアナタ!
気をつけましょうネ!

さて、一昨晩の『Vンパッション』の流れで、
やはり、このスタート・シャンパーニュを説明せにゃならんでしょう・・・

それは、

NV シャンパーニュ アンボネイ グラン・クリュ エリック・ロデス

エリック・ロデスがボーヌの醸造学校を出た後、
若くして、かの『クリュッグ』のチーフ・エノロジストに就任、
そしてモンターニュ・ド・ランスの地にRM『エリック・ロデス』を興したとの事・・・

この経歴についてはVPのT葉君から説明を受けました。

いずれ、この経歴を頭から消し去っても、このワインには何かがあります!

ソレは、泡の立ち上がりと同時に香り立つ、
濃密なアプリコットの芳香や、ミネラリーなニュアンス・・・
そして節度のある、抜ける爽やか系ではなく、
むしろふくよかで、飲み応えのある抜け時のグリップ!
そして忘れがたい余韻などでしょう・・・

アンボネイのピノとシャルドネの比率はマル秘のようですが、
飲んでみて思うのは、両者の長所をポジティヴにアッサンブラージュした妙味、
を感じざるを得ません!

まずは素敵なシャンパーニュを、ご紹介いただきました!

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NV アンボネイ ブラン・ド・ノワールはこの価格↓
上述は別物です!




柔よく剛を制せず・・・残念!

2009-07-25 22:36:23 | ライフ
盛岡市内がスッポリと、まるでサウナの中に入ってしまったかのような朝でした。
降ってしまえば良いものの、降らずに我慢するからダメなんですよね・・・

この不快指数たるや、尋常じゃありません!

はやく、梅雨(つゆ)も開けてほしいものです。

さて、まずは結果から言いましょう!
当方の母校は、大本命を7回まで追い詰めましたが、
あと一歩及ばず、一点差で甲子園出場を逃しました。

私の気持ちは、今朝の天気のよう・・・
一日晴れる事はないのでしょう!

でも、でもですよ・・・
よう頑張った!何も怯む事はない!
胸を張って母校へ帰りなさい!

とワタクシは言いたい・・・

そして本日、冷房機器破損により、サウナのようなヌッフから、
桜山の『S山葡萄園』へ雨中行脚・・・

祝勝会はまたのお預けだったわけです!

マイ・フェイヴァリット・ワイン

2009-07-25 22:00:43 | ワイン
自分の醸造したワインにそう命名したそうです!

ソレは、ジュブレイ・シャンベルタンの造り手、
アラン・ブリュゲのことです!

2005 ジュブレイ・シャンベルタン 
           メ・ファブリオット ヴィエ・ヴィーニュ 

このワインの『メ・ファブリオット』が『マイ・フェイヴァリット・・・』
という意味で、すなわち『私のお気に入り・・・』ということなんですね・・・

昨晩のVン・パッションのT葉君のワイン会で、
2005年ものの『メ・ファブリオット』をご相伴に預かりました。

『私のお気に入り・・・』というだけあって、兎に角そのワインは凄かった!

まあ、ワタクシ以外のメンバーは、実際ドメーヌ・アラン・ブリュゲに訪問し、
当の本人に会って、その灰汁の強いパーソナリティーを思い出し、
今日のワインにも、強い思い入れがあったようですが、
まっさらなワタクシでも、ジュブレイ・ヴィラージュ・クラスでは、
最高の一本と言っても過言ではない!と確信いたしました。

ソレは、注がれた瞬間の美しいヴィオレットのアロマであり、
生気溢れる、パワフルなフルーツであり、
その巨大さに相反する、シルキーな舌触りと、
いわゆるフィネスが存在します。

アラン・ビュルゲは、
シャンポーにプルミエ・クラスを僅かに所有するのみですが、
そのシャンポーは樹齢が15年の若木なんですね、
もちろん、ご存知の通りグラン・クリュはありません!

いわば、この『メ・ファブリオット』が看板ワインのようですが、
実際飲んだワタクシも、村名VVでもこれがココのプレステージ!
と感じた次第です!

追い求めるべきワインでしょう!

主宰のS先生、並びにワインを提供してくれたT葉君に大感謝!

またよろしく!

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04’でココが最安値↓


今日は言わせてチョウダイ!『柔よく剛を制す』と・・・

2009-07-23 19:46:24 | ライフ
昼ごはんを食べて、帰宅したのが午後一時半を過ぎた所でした。

いつもの半ドンでしたら、ゆったりとしているのですが、
今日は何か変?ソレもそのはず、気になる事があったわけです・・・

実は夏の高校野球準決勝に、母校が残っているんですよ!
しかも、昨年同じ準決勝で、こっ酷くヤラレタM大付属が対戦相手!

まずは、TVをつけて、情況を把握します。
おお~~!ただ今始まった所ジャン!

我が方のピッチャーK地君は、竹N直人が高校生になったような風貌で、
ノラリクラリとパーム・ボールを操っているではないですか・・・

これは調子良さそう♪

敵のピッチャーとて、豪腕ですが、おこぼれチョウダイ方式で、
2~3点は取れるでしょう♪

てことは、勝算あり~~!

そんな事妄想する内に、いてもたってもいられずに、
早速、県営球場へと向かいました。

妄想ではなく、予想通り、6回まで0対0の好ゲーム!
絶対有利と言われた、東北王者のM大付属に焦りが出たのが7回裏!

当方、二死二塁のチャンスですが、次の打者は全く打つ気配なし!
そこで飛び出した、起死回生の三塁盗塁!
M大キャッチャーは泡を食って、あらぬ方向へ返球をしてしまったんですね・・・

とうとう『虎の子』の一点をもぎ取り、三塁側は狂喜乱舞!
この臨場感は野球場だけでしか、味わえません。

サア、あと二回を抑えれば、16年ぶりの決勝戦!
152Kでも何でも、もってこい~~!

それにしても、あと二回・・・
K地君、何をトチ狂ってかマザー・Fッキング・カーブなぞ投げたら、
どうしよう?

(注訳:マザー・Fッキング・カーブとは、ゼンゼン意味のなさない、
    へな猪口カーブ、ボウ球でイワユルホームラン・ボール、
    大リーガーが良く使うスラング)

先輩の不安をよそに、竹N君いやK地君はスイスイと、
アっと言う間に9回もスリーアウト!

これでワタクシ、凱歌を口が裂けよとばかりに、
歌いながらの帰宅となりました。

明日?は決勝戦!
タービン持つ手にも、チカラ入ります。
気をつけましょう・・・では!

03’ラヴォー ドニ・モルテ

2009-07-22 21:36:37 | ワイン
ドニ・モルテ急逝の衝撃的な知らせを聞いたのは、
2006年の松も明けない時期でした。

したがって、2005年がドニ・モルテのラスト・ヴィンテージで、
2004年が全てドニが手がけた物、ということになります。

先日の『海の日・・・』ワイン会で03’ラヴォーをご馳走になりました。
これは何と、三つ割のK先生が持参した代物・・・

心から感謝申し上げます!

ドニ・モルテほど果実が瑞々しく、優美なピノ・ノワールも無く、
その味わいは極めてアロマティックで、シルキーな舌触りを誇ります。

少なくとも、ドニが健在な04以前は、
味わいがソレに輪をかけて濃密で、しかも複雑で、
いま思えばビオ的な呪術的なオーラを持ち合わせておりました。
その法則も平均的なヴィンテージの物ですらソウナンデス・・・

ですから、ことさら巨大なヴィンテージの99’は、
まるでピノ・ノワールのモノリスの塔のの如し・・・
ワタクシにとってはオーヴァーデコラティヴになるんですね・・・

さてそこで、同じくビッグな03’はどうだったのでしょう?
さすがのドニ・モルテも、その頃にはエレガント・バランスにシフトした模様!

素晴らしいバランスです。

香りの複雑で、モヤモヤした、スー・ボワを思わせる、
素敵な香気はそのままに、
骨組みのある、ゴージャスで、洗練された味わいは、
フィネスの見本のようなもの・・・

ハタシテ、このバランスのシフトは、
故ドニ・モルテ氏にどう映ったのでしょうか?

ドニの息子のアルノー・モルテ氏はシフトの流れのままに、
エレガンス路線をひた走り続けています・・・

ドニ・モルテ氏は何を理由で死を選んだのでしょう?

あと10年は、アナタのワインを飲みたかった・・・
そう思っているのはワタクシだけでしょうか?