The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

バルバレスコ古典派の10年の香気

2009-07-09 19:48:40 | ワイン
雨の木曜日、『マウンテン』の『悪の華(フラウワーズ・オブ・イーヴル)』を聞きながら、帰ってまいりました。

『マウンテン』のCDは、離せません!
『想像されたウエスタンのテーマ』『ナンタケット・スレイライド』などなど・・・愛聴曲はオオございまして、車の常備CDとなっております。

ところで、前回のキュイジーヌの会の最後に、99’バルバレスコ・ブリッコ・アジリ・ファセット チェレットを出しました。

チェレットは言わずと知れた、この地方の古典派のアジェンダなんですね・・・

99’という、10年のストロークで、どれだけの熟成感を見せてくれるのか?
古典派だけに、オソラク難しいだろうと思いつつも、
時代とともに、幾分飲み安さも見せてくれるだろう、という淡い期待も抱きつつ、
一連のモレの最後にそれを出したわけです。
実際、チェレットは常に革新を進めてきたアジェンダでもあるとの事・・・
そこの部分にかけての出展でしたのですが・・・

いや~~!結果はゼンゼンダメ!
僅かにそこのティピシテのスミレやマオタイの香気が見られるも、
味わいは堅牢のネッビオーロ!
濃密過ぎて、凝縮し過ぎて、ここの特徴でもある、
ソフィストケートされた調和の味わいも、感じ取る事が出来ません!

それでも、最後の最後・・・
丁度『V.D.G.G』のLPレコードを盛んにかけている時分、
タンニンもほどけ、底アジが広がり、酸度が溶け込み始めたんですね・・・

結果このアジェンダは、10年の熟成ストロークでは短いということでしょう・・・

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00’ですが、ファセットの驚異の最安値↓