The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ドメーヌ・クールセルの今昔物語

2009-07-27 21:18:16 | ワイン
今を去ること10数年前、かの伝説のワイン会が第一水曜日に行われていた時分、
その拠点のお店『二丁目H店』では、幾つかのドメーヌで造られた、
ポマールが良く出されていたんですね・・・

例えば、忘れもしない『ドメーヌ・ルジューヌ』・・・
ここのリュジアンなどは、70年代からヴァーティカルに飲ませて頂きました。

それから『ミッシェル・ゴーヌー』・・・
ここもリュジアンやゼプノを数ヴィンテージ、
嘗ては燦然と輝くイイ時代がありました。

そして、マダムが指揮していた『ドメーヌ・クールセル』・・・
これもある時期、薄められた時代も有りましたが、
記憶に残るドメーヌであります。

今回、ドメーヌ・クールセルの単独所有にしてフラッグシップの、
ポマール・グラン・クロ・デ・ゼプノ・・・
しかも、何と世紀のヴィンテージ、2005年ものをご相伴に預かりました。

さて、ここでニュイとボーヌの違いは何なのか?
ニュイであれば、ただのヴィラージュでも、
名だたるボーヌのプルミエをも凌駕する・・・てな事を言いますよね!

しかしながら、このクールセルはボーヌでありながら、
近年、目を見張るほどの高評価なんですね・・・

ラヴノー、ミュニエ、ルソー、DRC、ルロワ、ルフレーヴなどと同等の、
5つ星を獲得したとの事・・・

1996年に『コンフュロン・コトティド』のジャック氏の子息、
イヴ・コンフュロンがマネージャーになってから、
様相が変わったらしいんですね!
(コトティドがそんなに凄いのか?という疑問も残りますが・・・)

2005 ポマール・グラン・クロ・デ・ゼプノ ドメーヌ・クールセル

濃密なヴァイオレットの色合いで、エッジには青みが見られます。
ツーんとした黒胡椒のニュアンスに、
濃密なカシスとカラントのアローマが心地イイんですね!
未だ複雑性は見られないものの、ジビエと大地を思わせる大らかさ!
味わいはヴォリュームのある果実に、僅かに酸度が括られます。

このワイン確かに若いのですが、ワタクシむしろ今飲めてよかった!
オソラクこれからがバサロに入るのでしょうから・・・

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