The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

そしてルロア・・・

2006-11-21 23:54:30 | ワイン
ボージョレ-・ヌーヴォーの行脚もいくつかの造り手を残すだけとなりました。
今夜はどうしてもルロアが飲みたかった!!
と、チョット強引な理由づけ・・・ですよネ?

最近02’03’のルロアのヌーヴォーを引っ張り出して飲む機会がありました。
これがビックリなんですね!
しっかりとした奥行きが、見えてきます!
タンニンも程よく溶けて、ガメイの地場としての親しみ易さを感じてしまいます。
とにかくヌーヴォーをしばらく置いて飲むのであれば、ルロアにかぎりますでしょ!

さて06’のルロア・プリムール!
やはり、素晴らしいのは間違いなし!
しかしながら、06’のバランスでもやはり今はバサロでしょう。
このヌーヴォーだけは、取り置く冒険もありますよね!

さてここで、ラ・ピエールも一緒に飲ませてもらいました。
分かり易いです!
自分としては、前回からぶつぶつコメントしている通り、
むしろこのワインは思い切ってビオビオしてみたら?と思うのですが・・・
でも06’は普通に美味しく飲む事ができましたのですよ。

さーて残るはドミニク・ローランか・・・
このヌーヴォー、どう来るのでしょうか?

さて、それでは何が美味しかったのか?

2006-11-20 21:24:05 | ワイン
その後、本家本元のジョルジュ・デュブッフの特別キュベ『シュプレーム』を御馳走になり、更にはフランク・サンカン、ピエール・ポネル樽、そしてモメサン、シャモナール、まで来ました。

そうすると、飲み残しているのはドミニク・ローラン、ルロアのビッグネームとあとは何でしょう?

そうそう、一世を風靡したビオの大御所マルセル・ラピエールもまだ飲んでいませんでした。ところでそのラピエール・・・とにかく値段は大御所なので、
味わいは奇抜でもイイ!むしろビオ系には、ここが違うと言う所を見せて欲しい・・・
もしそうでなければ、もう少しコストを考えたらと思う今日この頃であります。
コサールはまだしも、パカレの普通さになにしろ唖然としました!

さてそれでは何が美味しかったのか?
まずは、ドメーヌ・シャサーニュでしょう・・・
05’の爆発的な凝縮感はありませんが、独特の素性の良いアローマは健在です!
ミディアムにきっちりと詰まった果実には、目の醒めるような生気があります。

更には、今回初ヴィンテージのルー・デュモン!
なんと言っても調和のヌーヴォー、柔らかで、タッチの滑らかさはぴか一です。
むしろ、ヌーヴォーと言うよりは、ガメイの風味をつけたピノの様とは言い過ぎか?

それからもう一つ挙げるとすれば、シャモナール!
底味の濃密さと、総体的なスタイリッシュなバランス、そして気持ちの良い酸味、
などなど・・・ヌーヴォーとは思えない完成された味わいが見事でした!

さてヌーヴォー行脚も中盤、
皆さんのヌーヴォー趣味はどっち系?

追伸:写真はシャモナール(左)とモメサン(右)のヴィラージュ・ヌーヴォー
   (写真協力ヌッフ・ドュ・パプ)

ハロー!キティーちゃん!!

2006-11-20 00:03:46 | ワイン
世界で一番高名なサンリオのキャラクターをロゴで使ったヌーヴォー!!
言わずと知れたキティーちゃんのヌーヴォー・ヴィラージュであります。

実は昨年が最初だったんですね・・・
針金氏が顔を会わせる度に、キティ-ちゃんが一番美味しい!
などとぬけぬけと言うものだから、
自分としては飲みたかったな~~とは思っていましたが、
なにしろ、小指立て立てのワイン行脚!
そこはそれ、なかなか言い出しにくいもの・・・

ありますでしょ・・・
イメージってものが・・・

小生がキティーちゃんなんて言おうものなら、
陰で何を言われるか、油断も隙もあったもんじゃありません!

でも、ここだけの話・・・
秘密ですよ・・・絶対!
実は、飲みました06’を!更になんとあるはずのない05’までも・・・

いや~!美味しかった!
甘く濃密で、果実に生気がたっぷり、そこへ持ってきて調和が取れてます!
とりあえず、かの有名なビオの+2000円もする、ドメーヌPより↑
でしょうか?

いずれ、ヌーヴォー行脚まだまだ続きます!
タクッチャにはよろしく・・・

追伸:こんなんあるのは、いかに日本人がヌーヴォーを飲んでいるか、
   ということですよね・・・

全貌が明らかに・・・

2006-11-19 07:59:12 | ワイン
ワイン・ヒートにとっては、このブログで御存知の『オテル・ド・ヤマダ』でしたが、遂に一般の方々にテレビで全貌が明らかになりましたね!

昨晩、『S海Z』が放送された様であります。(写真はその日のメイン料理)
昨晩、小生T北大歯G部の同窓会講演会がありまして、遅くに帰宅
ただ今、ビデオで拝見しています・・・

不細工なルックスとかみかみのトークはどうにもなりませんが、
M上M子アナには上手に会話を引き出してもらい、
更には、Y田ディレクターには見事にまとめてもらい、
なるほどこうなるのか?・・・と感心しております。

まあ、見た方々にはどう写ったのでしょう?
チョット心配ですが、
ともかく、関係の皆様には、大変御苦労様でした。

さて昨晩の行脚も、イトウゾ神父をひやかしにヌッフへ・・・
や~、凄いヌーヴォー・フィーバーでした!
我々意外は全てばか者・・・いや失礼、若者!!

そこら中でナンパの嵐・・・
そんな中でイトウゾ氏、うやうやしく差し出したのは、
見事なルビー色の液体、針金氏と一緒で当然ピノ・ノワールであります。

優しく、熟成をも感じさせる、そしてピノには是非あって欲しい慈しみ・・・
そんな心温まる香りです。
味わいは、繊細・・・あくまでも角のない流麗さを保つそのワイン!

2000 シャンボール・ミュジニー レ・クラ パトリス・リオン

アルモニも03’で特別キュベを仕込ませたこの銘柄!
全く素晴らしい状態であります。

若者の宴会に四方を囲まれ、この喧騒の中、
遠い耳で大声を出し合い、なっとくの表情でこれを飲みました。

こんな中でも、とにかく美味しかった・・・
タクチャネンコ店長にはまたよろしく!!

今年のヌーヴォー、甘いか?酸っぱいか?

2006-11-18 07:00:59 | ワイン
さて昨日はジャドーの3Lをひと舐めし、帰路についたわけですが、
今年のヌーヴォー、これは良いぞ!と思いました。

まずは、ワインの美味しさの源・・・
すなわち、十分な果実味、更にはその中に詰まった要素の調和がどうか?
と言う事なんですが、いずれも及第点!

昨年の様に圧倒的な凝縮性はありませんが、
非常に上手くまとまっています。
これだったら、ガメイはイヤだ!と思っている人がいても、
受け入れる事ができるのではないでしょうか!

でもこれだけは注意、
しっかりとした造り手を選んでください!

もちろん、昨日お邪魔した『CR’Sバー』の6種類はOK!
全て美味しかったのですが、
特筆すべきは、今回目玉のルー・デュモンですね・・・
御存知、日本からブルゴーニュに乗り込んだ中田氏の作であります。

甘く伸びやかなフルーツ、目が細かくした全体に面で接触します。
やさしい花の香気とカシス、カラントのアローマ・・・
とても今年できたものとは思えません!
中田氏のヌーヴォーデヴューは大成功のうちに終わりそうであります。

追伸:ビオの盟主Pカレはあまりに普通で、今年もヤヤがっかりです!

   先月収録の『S海Z』のワイン特集は、本日6:30~のようであります。
   はっきり言って、見れませんネ・・・恐くて
   わたくし、ちょうど会議でいませんが・・・