The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

純粋な足?

2006-11-23 12:31:45 | ワイン
ちょっと前の話題になりますが、103回の『オテル・ド・ヤマダ』に針金職人氏が持参したACブルゴーニュの話・・・それは見事なものでした!

2004 Bourgogne Rouge Franc des Pied Phlippe Charlopin

フラン・ド・ピエとは『純粋な足』という意味との事・・・
すなわち、純粋フランス産の台木で接木された、極めて珍しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールであります。
造り手はかのアンリ・ジャイエの後継者のフィリップ・シャルロパン・パリゾ!
シルクの様に滑らかな、ニュアンスのある、滋味の多いピノ・ノワールの生産者として名を馳せた人・・・

さてそのワイン、木箱からうやうやしく取り出しまして、
大ぶりのヴィノムに注ぎます。
あまやかなフランボア-ズや熟したプラムの濃厚なアローマに、
土の風味やミネラルのアクセント!
わずかに麝香や皮のアニマル系の香気も見え隠れします。
底味の利いた、酸味の美しい流麗なフルーツ!
味わいは心温まる、究極の面接触、スムーズです。
これは本当にACブルでしょうか?

確かにコストも目を見張るもの!
同じヴィンテージ、同じ造り手のシャルム・シャンベルタンの上を行きます!

わたしはそれでも納得致しました。
針金氏に大感謝!!