The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ヌーヴォーひと舐め、またのお楽しみ!

2006-11-17 00:04:22 | ワイン
Zoo冷め遣らぬ11月16日午前零時、イトウゾ神父の掛け声で、
イチ、ニー、サン・・・カンパーイ

報道関係のフラッシュがたかれます。(I日報とIATだったかな?)
帰るに帰れず、甘酸っぱいアローマに抗する事できずに、
結局、ジャドーのヌーヴォー飲むことになりました。
(なんと、心ならずもIATの取材に応じてしまった!好きだからしょうがないか?)

でもイイですね・・・
最近のヌーヴォー、美味しくて溜まりません!
まあ、コストパーフォーマンスの事を考え合わせますと、ウ~~nと唸ってしまいますが、とにかく美味!!
食欲そそります・・・おーと、気を抜くとあぶない、あぶない!
メタボリックです!!気をつけないと・・・

さて、今年のヌーヴォーは?と言いますと、
バランスのヌーヴォーってところでしょうか?
しっかり出来ていますよ、
むしろ、濃すぎた昨年よりは、私としてはタイプでしょうか?

これ飲んで、むしゃむしゃウサギに齧り付きたい感じ、
でも今日は矢尽き刀折れ状態、その内伺います!
店長、首を洗って待っててね・・・ではまた!!

追伸:なんと、I日報夕刊に飲兵衛ども写っていました。

ヌーヴォー前夜ZOO、ウニコ85’を飲む!!

2006-11-16 21:16:02 | ワイン
61回のZooが無事終了いたしました。
なんと、ボージョレー・ヌーヴォーの解禁の前夜であります。

といっても、そのまま12時までなだれ込めば、カウントダウンでカンパーイてなことになるわけで、そう言う意味ではイトウゾ神父の計画通り・・・

でした・・・

とにかく、わたくしども11時半過ぎれば、糸の切れた凧状態でして、
あと30分でカウントダウンを分かっていて、無下に帰る程の極めて理性的な態度を取るほどオリコーサンではありません!

さて、前置きが長くなりましたが、
今回も、ZOOは素晴らしかった!!
まずは以下のリストをご覧下さい↓

NV Soter Oregon Brut Rose Beacon Hill

2003 Gevrey Chambertin Denis Mortet

NV Henri Bonneau Vin de Table de France Les Roulier

1988 Ch.Rayas Fonsalettes Cotes du Rhone-Blind-

1982 Chateaunuf du Pape La Graphe de Pape Paul Jaboulet Aine MG

2004 Valli Pinot Noir NJL-Blind-

1998 Providance Private Reserve NJL Matakana MG

1995 Ch. Montelena Cavernet Sauvignon-Blind-

1985 Unico Vega Sicilia Ribera del Duero MG

スタートのソーターのロゼ・ブリュットから85’ウニコまで、
息もつけないラインナップ!
何がなんだか分からず、持ち寄った司教ブラインドも、
偶然NJL繋がりで辛うじて、接点を見つけ、一安心・・・

実は、何の脈絡もないような今日の流れですが、
後で気がつけば、ダヴィンチ・コードのようなイトウゾ神父の暗号が隠されています!

その暗号は『大地の香り』
ピノ・ノワール、グルナッシュ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニオンと品種は違えど、土の風味、鉄分、ミネラル、そしてそこに生育する実のスパイシーさ、そして熟した果実を感じるわけです・・・

最後を飾った85’ウニコ!

僅かにアンバーなエッジを見せながら、濃厚なガーネットの輝きを見せつけます。
完熟のみに与えられた魅惑のアローマと鼻を擽るスパイス感が心地よし!
甘く熟したタンニンと丸く角の取れた濃縮感はヴェガ・シチリアの家紋の証し!

様々な想像をかき立たせる、リベラ・デル・ドゥエロの最高の宝物を、
ヌーヴォー前夜に飲みました!


至福の練れ白?

2006-11-14 22:56:52 | ワイン
T氏提供のヴーヴ・クリコのトリレニアムで乾杯し、
定規で測ったようなタイミングで94’ラフォンのシャルムを出す算段でした。

でも待てよ・・・
その前に、94’繋がりで出す予定のミュジニー・ブランをひと舐め!
そしたら、やっぱり酸度が低くマッタリ系!
どこか、シャルドネの聖地ボーヌのそれとは違います。

やっぱり順番逆にしよーと!
てなことになり、ヴォギュエのミュジニー・ブラン、
94’から古木の植え替えにより、ACブルに格下げとなった、
いわくつきのシャルドネ!を先に出すことにしました。

黄桃や鼈甲アメの風味に花梨のアクセント・・・
プルンとした球体のフルーツは、酸度が低く、どこかモッタリ!
切れあがったシャープな味わいではありません!
でも確かに並のACブルとは違います。
それはわずかに見つける事のできる、品格のようなもの・・・
味わいの豪華さでしょうか?

さて、それとは対称的に94’ミュルソー・シャルム コント・ラフォン!!
その目の醒めるような果実味にはびっくりです!

強いミネラルのトップ・ノートを皮きりに、
爽やかなプロヴァンスのハービーなニュアンス!
引き締まった黄色いフルーツのジャム、リンゴにレモン一滴・・・
ハシバミやナッツの風味に微かな蜂蜜が香ります。
圧倒的で鮮烈なフルーツは、94’にして未だ練れ白と呼べない元気さ!
でもこれが、現代的なラフォンに進化した最初のヴィンテージと言えるでしょう!

94’のニュイとボーヌのシャルドネの味わい、
色々ですよね・・・

古酒ジュブレイのフィネスとは・・・

2006-11-13 21:10:41 | ワイン
103回目の「オテル・ド・ヤマダ」を終えました。

何度飲んでも、熟成の極みを知った者は、その魔力にひれ伏してしまう・・・
これって、ワイン飲み・・・
特にもブルゴーニュのワイン・ヒートの性みたいなものなんですね!

まずはその日の熟ピノ・ノワールの7本をご覧下さい↓

1998 Gevrey Chambertin Lavaux St Jaques Denis Mortet

1996 Gevrey Chambertin Lavaux St Jaques Claude Dugat

1982 Gevrey Chambertin Lavaux St Jaques Rene Lecrerc

1996 Griottes Chambertin Domaine de Chezeaux-Blind-

1982 Charm Chambertin Almand Rousseau

1992 Charm Chambertin Domaine Dujac

1992 Charm Chambertin Claude Dugat

このラインナップの中で、ジュブレイのフィネス、
ピノ・ノワールの本来の調和を見ることが出来たのは、
何を隠そう・・・82’ルネ・ルクレールのラヴォーと同じく82’のルソーのシャルムでありました。

もちろん、96’ラヴォーと92’シャルムの両クロード・デュガも素晴らしかった!
この造り手による、品格を伴う凝縮性には開いた口が塞がりません!

「熟成の極み、ジュブレイのプルミエとシャルムの豪華な造り手」と題した、
103回のワイン・フォーラム!ただいま、ワインリストと会の写真は準備中!
今少しお待ち下さい!!

では・・・

久しぶりのカズクン行脚

2006-11-11 23:58:22 | ワイン
10日は珍しく我が家の女性陣のアポがうまっており、わたくしのみフリーでした。
「遅い時間にどこかで落ち合いましょう」
などと言われたものだから、思い切ってはじけようか?
と思いつつも、「そう言えば最近、カズクンとこ行ってないな~~」
が頭の片隅を過ぎった瞬間、足はCR’Sバーへ向かっていました。

なんと言う、優等生?

さてカウンターの定位置に座り、イトウゾ神父プロデュースの店内をじっと見渡します!
レジスター、グラス、冷蔵庫の中身、さり気無く立派なハードリカーの数々・・・
これらをこざっぱりと纏め上げ、見事なワイン・バーへのマイナーチェンジとあいなりました。

まずは定番のハートランドをグラスで飲み、生春巻きにかぶりつきます。
更にメニューで気になった今日の店長おすすめ3点セットを・・・
3点とは牡蠣の燻製、牛筋肉のトマト煮込み、蛸と葱の酢味噌あえの豪華ライン・ナップ!いいですよこれ・・・
そして季節限定のBアレンのヴァイツェンを飲んでみることに・・・
今年のヴァイツェン美味しく出来ました!

この頃には、久しぶりで乗りの悪かったカズクンも、
カウンターの向こうからワイン談義に加わってくれました・・・
相変わらずこの人は、ワインを飲ませる極意を分かっています!
暫し感心・・・

01’オー・コート・ド・ニュイ・ブラン アン・グロ
97’シャトー・クリネ
02’ラ・フィエフ・ド・ラグランジェ

をブラインドで頂き、あっという間に10時になります。
まずはカズクンまたよろしく!
とその場を退散し、映画館通りへ行きかけて、90度踵を返し、
これまた久しぶりやの「Mジェイ」へ・・・

ビールを飲みつつ「103回オテル・・・」の話で小一時間
更にはブラインドでルモアスネの95’ルージュ・・・
ここで着信「今終わった・・・」との事で、連れ添いとMジェイで合流!

あれ、次は?なんだっけ??
確か、ボルドーだったはず・・・
ありゃ~~!ここで記憶途切れています!

マダラ健忘症、着実に進んでいます!

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今朝、犬の散歩中に思い出しました。
どうしてかと言うと、空っ風!
風と言えば風車!

風車と言えば クリュ・ブルジョアの銘酒!
ラ・トゥール・オー・コーサン
たしか02’でしたでしょうか?

とにかく、そのつど思い出すのが大事!
ボケ防止に苦慮しております。