The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 ガメイ ラ・ストゥーロンヌ ロマノー・デストゥゼ エルベ・スオー

2012-09-24 20:36:26 | ワイン
明日は月曜日で、ワインを自重していたところ、
ヒョンなキッカケでその自重の紐が解け、赤ワインを開けるという流れ・・・

結局後で気がつけば、ビールは手をつけずに、赤ワインだけで通したんですわ!
ということで、これも外気が相当下がってきたという事の、トバッチリみたいなもので、
ビールは封印!こんなことでも秋を感じるようになりました。

さてこの『エルベ・スオー』はコート・デュ・ローヌのビオの造り手!
但し周りは超ビオというけれど、特段ビオの公的機関への登録申請は一切せず!

自然に対して真摯に向き合って、余計なものは全て削ぎ落として、
ワイン造りをしたところ、こんなワインが出来ました!ということです。



この手のワインのインポーターさんのプロパガンダを見るにつけ、
いつも思うのは、凄い凄いというばかりに、どんな代物が来るんだろか?
と思うわけですが、そうゆうプッシュが大きすぎますと、
その反動でな~んだ!つう事にもなりかねない!わけだ・・・

で今回は、ある意味予想外でしたのですが、今度はイイ意味での予想外でありました。

それは、実にエレガントで、実に繊細、そして滑らかな舌触りの果実があって、
香りは馥郁として、スパイス感も備わっている。

自分としては、もっとド派手に凝縮し、向こうが見えないほどの濃密さで幻惑し、
鼻が曲ってしまうようなビオ臭が漂うワインと想像していたわけでして、
それとは全く似ても似つかぬ代物・・・

2時間前に抜栓して、パニエの上で放置し、12度Cから自然シャンブレ!
そして料理が整いましてから、おもむろにデキャンタージュをして、
ロブマイヤーに注ぐんですね・・・





コレで完璧に美味しく仕上がりまして、結果先ほどのコメントが出るわけです!

マア、飲んでみてガメイとは驚きで、もしコレをブラインドで飲んだら、
何と答えたのだろう?と悩みつつ、片一方では美味しい物は美味しいんじゃい!
の掛け声もろとも、飲み干すワタクシではありました!