The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『第136回・・・』後半の赤ワインの流れ・・・

2012-09-11 21:47:57 | ワイン
さて、後半の大部分は右岸プラスワインXのブラインド・コンペの様相でして、
後で考えてみたら、自分も随分しち面倒くさいこと考えてしまった!とハンセイしきり、
でもやってしまったことはしょうがない、まずはどんな事だったかを説明いたしまひょ!

で、こういうことだったんですね。
すなわち、皆さんには5つの○の並んだシートを渡しまして、
その中には『1995』『1994』『1993』『1992』『1991』
のヴィンテージが書かれています。

そこで、右岸ボルドーは『ラフルール』『シュヴァル・ブラン』『テルトル・ロートブッフ』
『アンジェリュス』が各々どれかのヴィンテージで、それ以外に国籍不明のワインXあるわけだ!

で、最初にワインXはどのヴィンテージでどんなワインを類推し、
それからそれ以外のヴィンテージに上記の右岸シャトーを当てはめるという、
ホボ拷問みたいなブラインド・コンペを行ってしまったんですね!

やはり評判悪うございました!
そんなの分かるわけないじゃん、との注文もあったにはあったのですが、
そこはそれ主宰の特権で押し切ってしまったしだい。

でまずは、後半のワインのラインナップはこの通り、ご覧あれ↓

5.1995 シャトー・アンジェリュス サンテミリオン

6.1994 シャトー・シュヴァル・ブラン サンテミリオン

7.1993 シャトー・テルトル・ロートブッフ サンテミリオン

8.1992 シャトー・ラフルール ポムロール

9.1991 サッシカイヤ ボルゲリ 





ココで、皆さんに答えを伝える前に、2つの質問をしまして、
その一つ目は『もし同じ値段のワインだったら、今の時点でどのワインを貰いたいか』でしたが、
1位は『93’ロートブッフ』の4票、2位は『92’ラフルール』と『91’サッシカイヤ』の2票、
そして『94’シュヴァル・ブラン』が1票でありました。

で、続いて二つ目は『この中で一番高そうなワインはどれですか?』と言う設問には、
1位が『92’ラフルール』で4票、2位が『93’ロートブッフ』で3票、
3位が『91’サッシカイヤ』『94’シュヴァル・ブラン』の一票の結果となりました。

美味しいもの、品格を感じるもの、人それぞれ自分の座標軸があって、
これはこれで良いのでしょう・・・

全部のワインの中で『ロートブッフ』は一番のコスト安ですが、
結果なかなかの皆さんの評価を得まして、コストに反映するどこぞやの点数なぞは、
あまり気にしない方が良いという事でしょう・・・

さて、これらのワインに合わせるべく、登場したのが我が家のシェフのスペシャリテ、
『3種の肉のグリエ、ミルフィーユ仕立て、バルサミコのソース』↓



マリアージュは当然、複雑にして、和らぎのお味!
手前味噌ですが、見事でした!

そしてこれが終わって、カリピノのカルト系での〆!
登場したワインは↓

10.2005 アムール・フォー チャプター4 ピノ・ノワール レッド・カー ルシアン・リヴァー・ヴァレー



濃密系カリピノでハリウッドの脚本家が本業という二束のわらじ系のデドコワイン!
かのパーカー氏もファースト・ヴィンテージにして高得点を与え、
図に乗っちゃって、値段も高めで推移!

化けの皮を剥ぐつもりで飲んでみて、まあウェスト・ブロックの余韻の影響か?
やはりワタクシにはそれなりのワインに見えました!

サーテ、こんな流れの後半の赤ワイン!
詳しくは個別のコメントをご覧下さい、では!