The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

08’ドルチェット・ダルバ エリオ・アルターレ!

2010-04-24 00:35:18 | ワイン
先の書き込みで、「一舐め」と書き込みましたのですが、


翌日セラーからボトルを出して見ますと、ほぼ半分が無くなっていました。


およそ、イタリアワインのファンを語る人であれば、


エリオ・アルターレはピエモンテでは絶対外せない存在でして、


単年だけの絡みだけではなしに、毎年の状態を追い求めるべきアジェンダと言って、


過言ではないでしょう・・・


エリオ・アルターレは、それほどの造りを見せてくれる訳です!


ココの造り手の、2008年物も成功していました!


ドルチェットであれば、すでに親しみやすく、いつでも飲める状態も可能なのでしょうが、


この造り手の、あまりの凝縮性と、目の詰まった果実を、目の当たりにしますと、


バローロを、若くして飲める存在へと目指した『バローロ・ボーイズ』ですが、


これはいくらなんでも、長期の待ちがあってもいいのでは・・・


と感じるのはワタクシだけではないでしょう!


モチロン、食中酒としては抜群の存在感を示しまして、


ジューシーに焼けたビーフなどがあれば、


『長期の待ち』などは、省略も禁じ手では無くなる、はずなんですね・・・


さてこのワイン、待ちとは数年単位の熟成期間の待ちを言い、


セラー内での数日の放置では、大事な大事な香り成分が欠落し、


やはり、その日に全部飲むべきだった!と後悔する事を忘れないで頂きたい。


まずは、10年間はその存在すら、忘れる事です!