The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

02’ シノン ルージュ の微妙なエレガンス!

2010-04-20 21:30:31 | ワイン
仕事の帰り道、盛岡市の浄水場の桜の木の枝の先が、


仄かなピンクになって・・・いないか


花見までは、もう少しかかりそうです。


車の中では大音量で、『ザ・ドアーズ』の『ラヴ ハー マッドリー』を聞きながら、


鼻歌歌いながらの、自宅への帰還です。


キモチがクローズしがちな月曜日が、さり気無く終わりました。


先日久しぶりに、懐かしいワインを飲みました


それは、2002 シノン・ルージュ レ・ロッシュ・ルノワールと言いまして、


ロワール河の支流、ヴィエンヌ川の沿岸の町シノンで造られる、


カヴェルネ・フラン100%の赤ワインなんですね・・・


ではなぜに懐かしいか?と言いますと、あの伝説のワイン会で、


1989年物のココの造り手のシノンを良く飲んでおりました!


加えて、『クーリー・デュルテイル』の『クロ・デ・レコー』などいうシノンも、


頻繁に飲む機会があったものですから、


『シノン』という言葉自体が、セピア色の郷愁を誘発する、ってワケなんですね・・・


さて、今回ご相伴に預かったシノン・ルージュは、フランの緊張感も他所に、


チョット熟成感のあるボルドーちっくなニュアンスも湛え、


一方では木苺のアロマも見つけられる、特筆物のエレガンスもあるんです?


という体勢なんですね・・・


コレでは、出した方は楽しいのでしょうが、


出された方は全くもって不明って感じでして、


悪あがきで、ボルドー衛星地区などいうワケワカンナイ結論を導き出したんですね・・・


でもまあ、蓋を開けてみれば懐かしのシノンという事で、


最後は笑顔でご馳走さん!てことに落ち着いたのですが、


考えて見ますと、よくぞ小人町が、こんなマイナーで、売れ筋から外れた、


しかも、逆に飲み手の琴線に触れるワインを押さえておいたものだと、


感心しきりでした!


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02’シノン レ・ロッシュ・ルノワール はココで↓