『パレード』読みきりました！

読書の秋以来、とんと読書への意欲が減退しておりましたワタクシですが、


ここに来て、沸沸とその意欲が立ち上がり（理由は不明ですが・・・）


先日は、外山Ｓ比古のエッセイを完読♪


で続いて、何か『コワ～～ィ小説』でも、と思っていたのですが、


秋口に『悪人』を読み終わった、芥川賞作家の吉田Ｓ一氏の新作に目が留まりました。


それが『パレード』だったわけです！


（これは、後になって気づいたのですが、『パレード』は２００２年の作品でした！）


この作品は２日間で読みきりました。


ナントモハヤ、本当に『コワ～～ィ、お話』です。


千歳烏山のマンションで、奇妙な共同生活をする、


ある意味、現代を象徴するかのような、４人の男女が登場人物なんですね・・・


ソコに、もう一人の謎めいた若者が訪れまして、新しい展開が始まります。


始めは、坦々と４人の日常が紹介されます・・・


しかし、そのあまりにも坦々とした日常だけに、そこに隠された恐怖を感じるわけです！


その発端は、マンション近郊で発生した連続通り魔事件・・・


何かが隠されているが、それが一体何なのか？


随所に見え隠れする、恐怖の端緒が散りばめられつつも、


最後の衝撃的な結末まで、黒い奔流のごとく流れてゆきます！


この『パレード』は映画も製作されているらしいのですが、


盛岡上映は、いまだに未定とのこと・・・


上映される事を願ってやみません！