The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

My Vintage

2006-05-01 20:36:43 | ワイン
自分の生まれ年のフランスの天候を気にするのは、せいぜいワイン・ヒートのみで・・・
更には、自分の家族までとなると、筋金入りのワイン・ヒートという事になるわけであります。

私事で恐縮ですが、1953年はMy Vintageでありまして、これがとにかくボルドーもブルゴーニュも相当な当たり年なわけです・・・

これが、幸なのか?不幸なのか?
つまり値段にも影響しますし、熟成に時間がかかるという事は、いろいろなんですね!

実は、わたくし40歳の年祝いを、その当時の1953年生まれのスーパー・ワイン・ヒート四人組主催で53’のビッグフォーを開けました。
何人かの参加者を得て、割り勘でやったのですが、53’ムートンが一番高値でありました。

もちろん評価も良かったのですが・・・
ロートシルトの祖バロン・ナサニエル生誕100年の記念エティケットも手伝って、相当な値段だったのを憶えています。
そして中味はまだまだ熟成の高原部までは程遠い状態・・・

53’ラフィットが分りやすかった!美味しく飲めました!!

50歳の記念日は、やはり皆さんに53’ラミッション・オー・ブリオンを開けてもらいましたが、これはドンピシャでした!
ボルドーは50年の熟成期間が必要という事でしょうか?

そうすると、もし子供が良年生まれなら、ボルドーの子供のヴィンテージ・ワインって必要ないですよね!!だってそれが美味しくなる頃には、自分はこの世にいないかもしれないのですから・・・
むしろブルゴーニュで買い置くべし!これが私の教訓であります。