普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

政党支持率の分析

2007-02-12 22:02:13 | 政策、社会情勢

最初に政党支持率の与論調査の結果(1月21日読売新聞の資料)とそれから読み取れる国民の政党へ期待するものは何か考えてみた。

<<政党支持率の分析>>
1.自民党 39.3
政権を交代出来る党がいないから、色々問題があるがこのこの党に頼るしか仕方がない。
この支持率で低迷しているのは、閣僚の失言や事務所経費問題だけでなく、例えば、所得税アップの必要性があるが、次期参院選に不利になるので、黙って置こうなど、国民を馬鹿にした発言などで見え隠れする油断や心の弛みだ。
そして、それでも他とかけ離れた支持率を持てるのはひとえにだらしない民主党のお蔭だ。

2.民主党 12.5
政権交代して欲しい政党にしては頼りがない。行動が首尾一貫していない。チョンボが多すぎる。
二番目に大きい政党で、言う事もまともなのに、自民党の3分の1しかの支持率が無いのは、民主党への期待に大きさに応えられない党のあり方が裏返しの結果として出ている。
本来ならこの倍位の支持率が合っても可笑しくない党なのに。

3.公明党  2.5
中道政党だが、バックに他の宗教団体を排斥する噂が絶えない、宗教団体がついているので政権を任せるには不安がある。
これが、政権与党で、議員数では第三の党なのに、民主党から大きく差をつけられている原因だ。

4.共産党   2.1 
殆どの国で消えた共産主義を名乗る党だから、政権から離れた位置で種々のスキヤンダルを摘発する党としての存在意義がある。
言い換えれば、政権党として全く期待されていない のが、社民党より上の支持率を得ている理由だ。

5.社民党   1.3
過去政権を握った党として、もう少し頑張って貰いたいが、現実問題や国民から遊離した、革新を名乗る超観念的保守政党だ。
つまり、まだ一部の国民の中の前のように頑張って貰いたいと言う期待の裏切っている結果 が共産党の下位に甘んじているのだ。

6.支持政党なし 41.5
自民、民主の失望した人達の受け皿となって、この支持率が上下しているのが現実だ。
そして、40%もの人が現在の政党に満足していないと言う事実を、政治家がもっと考えても良い事と思われる。

<<最近の支持率の変化について>>
柳沢失言、伝えられる閣僚の不祥事?などで自民党の支持率の低下が伝えられている。

一方の民主党は、それに対して、審議拒否、国会の審議を放棄しての選挙演説、左派政党との共同作戦などで、折角のチャンスにまた自民党と仲良く支持率を落としてしまった。

そして、国会審議で柳沢発言の攻撃で、また民主党の支持率が落ちているようだ。
つまり、次期政権を狙う党として、低レベルのことで大切な質問時間を潰すより、本質的な事で、政府と堂々と討論した貰いたいと言う国民の期待を裏切っている のだ。
低レベルの政府攻撃は左派政党や福島さんに任せよう。

<<民主党への疑問>>
1.前回の審議拒否の失敗をまた何故繰り返したのか。
世論調査で審議拒否反対が70%にも達する国民の気持ちが何故事前に読み取れなかった のか。
このように分かりきった民意を汲み取る感覚もシステム民主党にはないのか。

2.保守政党の自民党でさえ、ホーム・ページで意見聴取出来るようになっており、官邸のメルマガでは、1,600字まで受け付けているのに、何故民主党は依然として昔の官報のように、お知らせだけの機能しかないのか。
それとも、小沢さんの手腕に期待して、民意を無視した民主党独自のやり方で進む のか。

3.自民党推薦の対立候補を立てる基本戦略で、都知事選挙、私の地もとの福岡県知事でも対立候補擁立の動きが有るそうだが、民主党の為でなく、都民や県民にとって自民党推薦候補より優れた人を立てるべき ではないか。

もし、そんな人がいなかったら、自民党推薦の人でも都や県にとって優れた人なら、相乗りしても良いのではないか。

そして、民主党推薦の人なら安心して投票できると選挙民から信頼して貰うのが自党のためになるのではないか。
もし、仮に民主党が推薦した候補を出して仮に負けても、負け方があると思う。
例えば、大敗する可能性の高い噂のテレビ・キャスターを出すより、「たかじんのそこまで言って委員会」で名前の出た(石原さんに善戦するかも知れない、また意外性のある)小宮山洋子さん を出して負けた方がはるかに民主党の為になると思わないか。

4.今の民主党や党員は自民党や小沢さんの方を見ることはあっても、肝心のお客さんの有権者を見ていない のではないか。

<<民主党への希望>>
6ヶ国協議は、日本にとって非常に難しい展開になりそうな気配だ。
これで拉致問題を抱える安倍さんの支持率がまた落ちるかもしれない。
この時、民主党は党利党略でなくて、仮にそれが自民党を助けることになっても、是非日本の最善となるような対策をとって貰いたい。
それが民主党の支持率を伸ばす最善の道だと思うからだ。

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少子化問題解決を妨げているもの

2007-02-11 21:54:27 | 少子高齢化

少子化問題でいろいろ書いてきたが、年寄りの時代後れの発言ではないかと言う反省から「教えてgoo」の少子化の原因のQ&A欄を纏めて見た。
 「教えてgoo」 国の少子化対策について、その他

<<少子化の原因>>(回答者約30名、複数回答)
1.金銭面的な余裕がない 20人
 (1)教育費用、高学歴化、出産費用とうで経済的な余裕がない。、
 (2)それに対して、費用の事を言い訳にし過ぎる
貧乏人の子沢山の言葉を見ろと言う意見も3人いた。
2.企業の協力がない 13人
 (1)収益重視、給与が心配、産休が取り難い、復帰後が心配、
 (2)出産後リストラになる。
 (3) 年功システムの廃止のお蔭で金が一番いるときに低い給料
 (4)子育てへの企業の支援がない
3.晩婚化 12人
 (1)遊びや仕事で、女性の理想が高い
 (2)高齢出産を避ける、
4.地域の支援体制 10人
  子供を預けるところがない
5.日本や地域環境の悪化の不安 9人
6.家族構成の変化 8人
  核家族化、母親へなることの不安感
7.未婚化 7人
  一人が気楽、仕事第一、男が頼りにならない
8.女性の社会進出 6人
9.子どもは社会の財産と言う考えがない 4人
10.子供を持たない方が有利だ 3人 
   国や会社のシステムが子供を持つほど不利になる
11.子供より自分だ 3人
   子供から自分達の楽しみが奪われる
12.子供を育てる時間がない 2人
13.自分の価値観を持ってない 5人
   子供を持つのと、会社で働くのがどちらか社会の為になるか
   世の中の風潮に流される人が多い
   家族、親子、地域、社会、国のことなど考えない 
14.子供に取って済み難い社会だから 3人  
16.夫の協力がない 3人
   勤務時間が長すぎる
17.自分の義務を考えない 3人
18.地域の協力がない  2人
19.子供を持つ良さを知らない 2人
20.未婚の母を忌避する文化 2人
21.女性は家庭に戻るべきだと言う声がでない 2人
  (1)奇麗事ばかり言う
  (2)政治家も本当の理由が判っているのに言えないで、場当たり的な対策で
お茶を濁している。  

<<少子化対策を阻む基本的な問題>>
個々について意見を差し挟むことは止めるが、全体で気がついたことは、
1.その是非は別として、女性とははっきり書いてないが、女性の考え方に問題があるような書き方をしてるように見える人が多い。

2.問題点の中には、私の持論である、「農村の花嫁問題」でその半分の人口を占める女性のことが殆ど表面に出て来なかったことで示されるように、永年に渡る女権拡張の動きの中で、それに伴う女性の責任や義務の観念が薄れて来ている と思われることが基本にある様な気がする。

3.問題点の2位を占めているように、社会の活動の基本となる企業の少子化にたいする責任が極めて大きい
市場経済の波に揉まれて大変なこともよく分かるが、私たちが現役だったころの良く言われてきた、企業は社会に奉仕すると言う企業理念 を持って欲しい。

4.自分さえ良ければ良いなど考えずに、以下のようなことも良く考えた上で、その進路を選択する若い男性や女性達がもっともっといて欲しいものだ。
(1)金が全てでなく、金があっても貧しい暮らしも有れば、金がなくても豊かな暮らしあること
(2)
少子化など自分とは無縁ではなく、それが今論議を呼んでいるいじめなどの子供社会の問題や日本経済に大きな影響を及ぼしていること。
(3)世の風潮に流されずに自分自身の価値観で進む。

5.テレビのある解説者が言ったように、(Q&Aで書かれた止むを得ない事情ならともかく)子供がない家庭でも自分でそれなりに満足しておれば良いなどの無責任な発言をしたり、そのような考え当事者がを持っていたり、企業の経営者が自分の会社だけ儲ければ良いとだけしか思っていなかったら、日本の社会が成り立って行かなくなるのは目に見えている。
再度産む機械発言について


<<福祉先進国で出産育児の経験のある女性の意見>>
最後に、福祉万全の国で出産育児の経験のある女性の意見の概要を紹介する。
 「教えてgoo」 少子化対策
福祉万全の国でも少子化問題はある。
少子化の原因は、
女性の社会進出→結婚の年齢が上がる→高齢のためなかなか妊娠ができにくくなる
出産、育児→自分のしたいこともできない→自由がなくなると考える
最近は世の中が便利になる→いろいろ我慢することがなくなった
子供のために犠牲になるのが嫌だと考える

[豊かさに溺れ貧しくなる日本]

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今の生活環境の「健全性」検証

2007-02-10 22:08:01 | 政策、社会情勢

柳沢さんの失言問題で、幸か不幸か少子化問題の論議がまた盛んになってきた。

柳沢さんの「産む機会」発言はひどいと思うが、つぎの失言?の「健全」発言を借りて私の子供時代の生活環境と今の平均的な生活環境のどちらかが健康的かどうか比較しして見たい。

私の小さいころの父は官営製鉄所の職夫(今で言えぱ正規工員と契約作業者の間位か)だったから当時の生活レベルから言えば、平均より可なり下の方だったに違いない。

1.母は専業主婦、子供が姉、兄、私、弟二人の7人暮らしだった。
現状の平均的な状況:父母、子供1~2人

2.父は時々残業する以外はほぼ定時帰宅
現状:父親は定時から遅く帰る人まで様々、単身赴任で年に数回しか会えない人。

3.母→専業主婦→帰ればほぼいつもいる。
いつも何か仕事をしていている母親の背中を見て育った。
現状:専業主婦→上と同じだか家電製品のお蔭でずっと暇になった。
  共稼ぎ→定時帰宅または残業が終わってからしか子供と接する機会が無いない。

4.子供は家庭内で既に子供社会が出来ていた。
赤ん坊時代の私の世話は殆どは姉がしてもらっていたそうで、今でも姉には頭があがらない。
近所の子との社会がありそれを見ていた大人がいた。
現状:少子化や ゲーム、パソコンなどで遊ぶため、家は勿論、近所でも子供社会ができない。
大切にされ甘やかされて育つ→ひ弱で我慢できない子が出来やすい。
社会生活の訓練が済まない内に学校の子供社会と言う密閉空間に入る事になる。
密閉社会ではいじめが起こるのは当然だ。


5.夫婦:同居、夕方から家族皆揃う。
年頃の未婚者には周辺からのプレッシャーがかかる。
現状:専業主婦→戦前と同じ
共稼ぎ→時間的にすれ違いが起こる。
中にはそれぞれの転勤に伴う夫婦別居→少子化
晩婚化、未婚化→少子化

6.学校:貧乏ななかで、皆を今で言う高校まで出してくれた。塾はなかった。
私は勤務後、夜間高専(今の大学)と新制短大に行った。
現状:高校は全入、大学進学率も高く、受験の為の塾が必須になりかけている。
公立学校の環境問題で私立校に通わせる人が増える。
稽古事に通わせる家も多い。

7:支出:食料中心、電話無し。
味噌、餅、おはぎ、饅頭など手作り。
衣服はお下がりが基本。
私は旧高専では、授業料免除、短大では育英資金を使った。
現状:食料品のほか、電気製品の購入、電話と携帯電話代、特に塾代、お稽古代などを含む教育費の増大。

8.家計→文字通りの貧乏。
現状:収入に格差が出始めている。
低所得家庭では、家計を助ける為に女性が外で働くかねばならない。

9.貧弱な国の福祉施設、今に比べるとほとんど無いと言って良い程。
現状:昔に比べれると、遥かに充実、特に老人施設。
然し働く女性の為の育児関係施設のさらなる充実の必要性の発生。

以上思いついたところを並べてみた。
昔の私たち周辺の環境と今の一般の環境とどちらが、健康かの比較だ。
年寄りの私には昔の方が良かったような気がするが、人それぞれの見方があるのは当然だ。
ただ書いて見てきづくのは、子供にとっての生活環境の悪化だ。

これを整理すると、
女性の価値観の変化と多様化
女性の職場進出の増加→家庭の生活環境の変化
若い人達の意識と環境の変化→晩婚化、未婚化→少子化
少子化
子供の生活環境の悪化→いじめの増加と悪質化
家庭の生活環境の変化→子供の生活環境の悪化
高学歴化→家計の圧迫
一部公立校の教育環境の悪化→私立校志向→家計の圧迫
豊富になった品物を買う為の費用の増加→家計の圧迫
生活レベルの向上→家計の圧迫
家計を助ける為の女性の職場進出
女性の社会進出を助ける施設の不足→少子化
などの問題とそれ以外の多くの問題のが複雑に絡み合って、現状を形成している。

ただはっきりしているのは、現在大きな問題となっている、少子化、いじめ、教育問題はそれぞれ大きく絡み合っている ことだ。

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いじめ防止の具体策の立案を妨げているもの

2007-02-09 21:59:05 | いじめ
  1. 数日前、地域のテレビで教育再生会議の答申についてのアンケートの結果が放送されていた。

    答申の特徴はいじめっ子の出席停止、教員免許更新制度、教育委員会への外部評価、学校の責任の明確化など、いずれも管理強化に繋がるものばかり だ。

    当然に父兄や教員の多くからの反対や疑問の声が出たように答申も完全な解決策とはならないようだ。

    <<いじめ問題解決を妨げているもの>>
    そこでいじめ問題に絞って、何故有効な防止手段が出されないのか考えて見た。

    <考え方、価値観の問題>

    (1)弱いものをいじめたり、大勢で一人をいじめたりするのは人間として恥ずかしい卑怯者だと教える。
    卑怯者の考え方→武士道への連想→軍国主義のアレルギー

    (2)相手を思いやる心を教える。(藤原さんの言う惻隠の情け)
    権利中心の教育→自己中心主義

    (3)男は男らしく、女は女らしく(男らしい男はいじめなど卑怯な真似はしない)(思いやりあるのが女の良い所だ)
    男女同権→男女を区別するのは差別だ。

    (4)他人の良い所を妬むのは恥ずかしい事だ。
    奇麗事ばかり教えている教育→ネガティブな面の教育の欠落

    (5)自分の違った種類のものを受け入れる。
    1)人権教育の自分の大切さとともに他人の大切さを認める事の授業を、生徒は自分の人権を中心に受け取っている?
    2)人権教育の基本である、他人の立場に立つ想像力、コミュニケーション能力、人間関係調整の能力などの具体的な指導不足または欠如

以上のいじめ防止を妨げる事柄を纏めて見ると、
(1)昔の良い考え方や価値観を無視してきた。
いじめ防止にはこの昔の考え方や価値観(悪いところは捨てて)の導入が絶対必要と思う。
(2)奇麗事ばかりの教育→悪い事をさせない教育、しつけ教育の不足
(3)お題目だけの人権教育→自分の良い方ばかり取っている生徒が出てきた。
今後の国際化に当たって、異分子の人も受け入れる教育も人権教育に取り入れることも必要と思われる。

<<アンケートの中で一番批判が多かった問題>>

1.いじめっ子を出席停止にする。
これには大きな批判があるのは当然だ。

出席停止よりも、私の提案のいじめっ子やいじめられた子を特定せずに生徒全員を一カ所に集めての教育をし、いじめがなくなるまで繰り返す方法が当事者を傷つけずに解決する良い方法と思うのだが。

義家さん始め、政府のメルマガ、近くの教育委員会などに投書したが当然のように無反応だ。
いじめ問題のまとめ

2.教員の再試験
教師からそれに対応するには、忙しすぎるとの批判が多かった。
政府は教師の締めつけだけだけでなく、次の様な方法で教師の負担を少しでも軽くしてやるべきだと思う。

(1)教育委員会などへの無駄な報告の削減
(2)企業でやっている小集団活動などの管理手法を導入し、教師自身で事務の合理化出来るようにしてやる。
学校事務の合理化を考えませんか
(3)教師を困らせているへんてこな父兄の再教育を教育委員会の仕事に組み入れる

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都立和田中学校の教育実践

2007-02-08 21:58:08 | 教育問題

2月8日の読売テレビのワイド・ショーで有田芳生さんの杉並区立和田中学校の「よのなか科」のレポートがあった。

1.「よのなか科」の授業
「よのなか科」は民間から来た藤原校長が担任で、他校の教師や一般の人の参加しての授業だ。
その日のテーマは「ホームレス」。
最初に生徒達に「ホームレス」についての印象を書かせ、次は大人も混じってのグループ討議。
「ホームレス」は追い出すべきとその反対の意見が二つ出た。
そして新宿でごみ拾い活動をしているホームレスの人の登場。
彼らと生徒達や父兄とのQ&A。
その内、生徒の反応ががらりと変わった。
生徒の中には涙を浮かべている生徒もいた。

その日は敢えて全体討論をしなかったそうだが、これだけで大きな教育の成果が上がったのを感じた。

2.土曜寺子屋(どてら)
土曜日には希望者に補習授業をやっている。


いまゆとり教育の名で、それまで土曜日に行っていた教育を地域や家庭に放り出している小、中学校はあっても、自校で補習授業をやっているのは何校あるだろうか。

3.年3学期から4学期に増やし、試験の回数を増やし、生徒に一年中勉強する習慣を付け、遅れている生徒が追いつくチャンスを与える。
「45分32コマ授業」で授業内容の充実を図る。

普通の生徒は試験がなければ勉強しないものだ。
然し、これでは教師の負担が増えると思うが皆が良く協力したものだ


4.授業前の10分の読書で年30冊の読破を目指す。
漢字の書き取りの練習。

国語力が全ての学科の基本だ。

5.修学旅行は農村に宿泊、農作業の経験をさせる。
生徒の中には帰りに感動して涙を流す生徒もいたそうだ。


生徒だけのグループで名所旧跡巡りやスキーなどで旅行するより、多くの社会勉強になるだろう。


6.そしてその成果は、藤原校長の着任前に比べると、入学希望者が約2倍に達したそうだ
そして、教師でも、転任希望者は一人も出てないそうだ。

詳細は和田中と地域を結ぶページを参照願う。

http://www.wadachu.info/toppage.php

ホームページにはさらに詳細の記述があるが、ここではテレビで見聞きした範囲のことだけにとどめて置く。

テレビでは出なかったが、上に書いた以上の学力向上の所策が取られているようだし、生徒指導も厳しくやっているそうだ
これで和田中の教育は「よのなか科」だけでなく、細かいところまで配慮が行き届いているのが垣間見える。

藤原先生のやられている事は、まさに私が兼ねてからの主張の授業に民間の参加、地域との協力、読書力の向上、土曜日のゆとり時間に教師の参加などなど、余り変わらないところもある。

然し、言うまでもなく私の机上の空理空論に比して、恐らく導入から展開の間の教師との意見の調整や軋轢を乗り越えて、これだけの成果を上げたことに格段の価値のさがあるのは勿論だ。
藤原先生に心からの敬意を表するとともに、さらなる活躍を祈っている。

7.「よのなか科」の意味するもの
よのなか科」は生徒に非常に良い影響を与えたと思うが、この導入によって、教師にも世の中に関心を持たせるという大きな影響を与えたと思う。
何故なら、私の身の廻りでも、学校の先生は物の道理が判らないが家内の口癖だし、永年教師をしていた私の従兄弟は同じ理由で教師には絶対嫁にやらないと言っていた。
これは極端な例だが、私の町内会は回り番で、役員をすることになっているが、教師の家にも番が廻ってきた。
彼がやった事で、一番呆れたのは、会則の見直しの前文で、「日本国憲法に基づき」が入っていた事だ。
町内会の精神は「向こう三軒両隣で皆で仲良くしましょう」であり、明らかに憲法など町内会の会則には馴染まないからだ。
これと同じ流儀で、公民館内の飲食禁止、盆踊りの際の(糖分が多いと言う理由で)ジュースの提供禁止などなど、こうて゛あるべきという教条主義が推進された
断って置くが、彼は非常に熱心に町内の為にやっていたのに感心していた。
然し、
残念なことだが、それまで続いていた、盆踊りも文化祭も彼の在任中に廃止になり、町内の活動がすっかり沈滞してしまった。
今までの、小学校から大学まで、閉鎖的な社会で教育され、社会と隔絶した学校でに居れば、世の中の常識と違った常識を持つ教師も増えるのかもしれない。
その意味で、「よのなか科」の意味するものは大きいと思う。

8.民間の力の導入

藤原先生は、彼と同じような先生が何%か忘れたが、民間の校長が入れば、ここ10年で日本の教育が大きくかわると言っていたそうだ。
たとえこれが無理としても、教師の定期的なまたは管理職就任前の民間実習でも可なりの成果があがると思う。

この学校のやり方や藤原校長の考えは、実践に基づくもので、今後の日本の教育の進むべき一つの方向を示したものだと思う。

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川柳 老いの溜め息-35

2007-02-07 22:07:29 | 川柳

[コーヒーにしても名案出てこない]

娘がややこしい相談を持ってきた。

家内と3人で額を合わせて話し合ったが、話が纏まらない。
それで家内が淹れた熱いコーヒーで一休みすることにした。

話し合い再開。
しかし、結局名案が出ぬまま、娘が帰った。

ところが後で家内に聞くと、どうも娘はとうに腹を決めていたらしい。
私たち二人が彼女がの決心を固めるのに使われたらしい。

まあ、それはそれで良いか。

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断固として男女平等を訴える

2007-02-06 23:22:38 | 日々雑感

<<有名料理店での食事>>
家内が友達と時々食事をすると言う、地域ではかなり有名な豆腐料理専門店に行こうという言葉に釣られて、久しぶりに二人で外出した。

1時ころに着いたのだが、まだ5、6組の既婚らしい若い女性のグルーブが順番待ちをしていたので、先に区役所や郵便局で用事を済ませて出直す事にした。
2時半ころに戻った時にはまだ3組の若奥様のグループが残っていた。

家内は1,000円から2,000円のランチ・メニューの下から2番目の1,300円のセットを注文した。
我々年寄りの腹では、最低の1,000の円のもので十分だが、その一つ上を注文する所が、いかにも貧乏人臭い見栄だ。
そう言う私も1,300円もする食事が勿体なくて、家でなら10分もかからないところを、わんこ蕎麦のような小さい容器の中身を鶏のように少しづつついばむ癖が抜けきれない。
食事中家内が何かごそごそやっているので、見ると田楽を持参のプラスティックの袋に詰めている。
いつもの食べ残しそうな時そうするのだ。
そして持ち帰ったあと、食べぬままに捨ててしまうのが決まりだ。
妻も貧乏性が抜けきれぬようだ。

その内隣のグループが急に盛り上がって来た。
なんでも彼らの旦那の棚卸し が始まったようだった。
女性は酒などなくても、お茶でも、ケーキでも盛り上がることが出来る不思議な才能を持っている。
男ならビールでも徳利でも、2,3本腹に入れなければ、盛り上がれない不経済な動物だ。

話を聞いているうちに、彼らの主人達が次第に可哀相になってきた。
婦人達が有名料理店で私たちのような昔の人間が勿体ながって食べる1,000円から2,000円もする料理を食べて、お喋りを楽しんでいるころ、その夫達はコンビニの3~400円の弁当か社内食堂の定食を食べているのだろう。

そして、男性達が午後からの仕事を再開し始めたころ、婦人達は喫茶店に寄って彼らの棚卸しの続きを始めるのに違いない。

それに今度の年金法の改正だ。
今日見たご婦人達にも、もうすぐ離婚の際に夫の年金の半分を貰える権利が発生する。
その改正の理由は、夫の年金は妻が夫と変わらぬ負担を負った結果得られたもの だからだそうだ。

私事だが、家内もいくらかの年金を貰っているが、生活費は全て私の年金から出し、それが不足した時彼女の口座から出すが、その分は直ぐ私の年金から自分の口座に振り込む。
つまり自分のものは自分のもの、他人のものも自分のもの主義だ。
然し万が一離婚沙汰になったときは、彼女の言う通りに出してやるつもりだ。
何故なら、次男である私が親と同居していた時も何も不満も言わず、私の外国への長期の単身赴任のとき、子供の進学その他のトラブルや2度の転居などの大きな仕事を全て一人でやってくれたからだ。
それに、幸か不幸か、私は子供時代の貧乏暮らしになれているからだ。
ただそのような事態にならぬように祈っている。

その上、女性の権利の拡大は言われても、それに伴う女性の義務や責任は問われない日本では、今日見た彼女達がそろそろ離婚を考えるころには、さらに彼女達に有利な環境になっているに違いない。

散々会社でいじめられてやっと解放されたと思ったら、思いもよらぬ理由を突きつけられて、離婚を迫られ、虎の子の年金までふんだくられる男達が可哀相だ。

義務と言えば柳沢さんの「産む機械」発言は、ひどすぎるにしても、彼が言おうとしている女性にも責任があることをマスコミがもっと取り上げて欲しいものだ。
子供を産む産まないないを最終的に決めるのは一番負担のかかる女性だ。
その決心の結果がどうであれ、自分の責任も考慮に入れて決心 して貰いたいものだ。
つまり、観念論者の言うように、自分の好きな生き方だけ考えておけば良い言うのでなく、少子化がどう言う影響を日本に与えているか、少子化に対して自分はどうすれば良いかまで考えて、自分自身の考えで決めて貰いたい のだ。

家庭を守り、子供を育てるだけでなく、夫に代わり壊れているまたは壊れかかっているコミュニテイー活動に参加する のも専業主婦の仕事だと言う事を忘れて 欲しくないのだ。

勿論友達同志で、時に会食を楽しむのも良いと思う。
然し、時々は専業主婦としての、責任というのも是非考えて貰いたいものだ。
教育の面で言えば、責任の観念のない母親から育てられた子供がどんな成人になるか考えると怖いような気がする。
今日教師を困らせいる父親や母親の大半は、報道から見ると自分達の責任など毛頭考えないような人達ばかり のように見える。

男性にも女性にも同じ権利があるのが、男女同権としたら、その内容は違っても、両性に同じ程度の責任があると言うのが、本当の男女平等だ と言ったらまた田島陽子先生から叱られるのだろうか。

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地に足がついいない民主党へ

2007-02-05 23:13:17 | 民主党

知県知事と北九州市長選挙が終わりました。
どちらも予想通りの結果になりました。

その結果を見てのマスコミの報道です。
1.柳沢発言の影響は約30%前後の影響があった。
2.上に基づく審議拒否の反対71%(テレビ朝日)
3.自民党は柳沢さん罷免の声が燻っているが、安倍さんは守り通すだろう。
4.民主党が審議復帰を検討

1月31日の投書で、
小沢さんには 低レベルの柳沢さんの失言問題などことは下に任せて大きな政策論争をして貰いたい。
それと、念のために言って置くが、この前のように、こんな事で審議拒否などしてまた民主党の支持率を下げないように。
とお願いしました。

2月2日の投書では、
私が心配していた審議拒否作戦を取った。
然し、これに一番喜んでいるのは自民党だ。
安倍さんが彼を守り通して、与党内で頑張って単独審議を続けている間、前回の審議拒否の時のように、民主への批判が高まってくるのは間違いない。
それで民主党への支持率が下がったらどうするのか。
これで損をするのは民主党だけだ。
そして後で審議拒否の反対の大きさに気づいて、前原さんの時のように、何とか屁理屈をつけて、バツの悪い思いをして、また審議に参加するのか。
そして、また支持率を下げるのか。
私が何度も投書したように、行動を起こす前に、自民党だけでなく国民の反応も良く調べるべきだ。
と書きました。

1.そして愛知県知事選挙に、小沢さんが(国会中に審議拒否と言う理由はどうであれ)国会議員の職務を放棄までして、愛知県知事選挙応援をしました。
選挙で自党の応援するのは公務ですか。
自民党から指摘されるまでもなく一種の背任行為ではないでしょうか。
それまでした後の敗北です。
選挙結果は、自民党の柳沢さんの失言と、民主党の審議放棄それぞれの失点で、結果的には前から優勢を伝えられていた、前知事の勝利に終わりました。

2.そして、現在審議拒否反対71%、民主党内で審議復帰の検討中の報道です。
(1)私のような素人の提案が無視されるのは判りますが、党員の中で誰もGoogleや2チャンネルなどの掲示板から、世論の動きを見ている人は居ないのですかね。
(2)仮に審議復帰するとなれば、どの様な理屈を付けるのですかね。どの様な顔をして議場に入るのですかね。
(3)次期参議院選で自民党から審議拒否の攻撃をされたとき、どのように言い訳をし、どのように反撃するのか考えていますか。

そこで何回も投書しましたいつもの提案です。
1.ことを起こす前に自民党ばかり見ずに、国民の方をしっかり見て置く。
2.政府や与党の失言や不祥事の追求は共産党、社民党の福島さん、民主党の中堅議員に任せ、幹部はもっと基本的な政策立案に従事する。
3.審議拒否は原則として絶対にやらない。
4.現場主義を貫く事。
つまりお客さんである、有権者の動きを予想し、良く見ておく事。
5.その中でも最大の支持基盤である無党派の取り込みのための施策を考える。
(1)彼らの意見を常時、把握し、分析し、それを党員に周知するシステムを確立する。
そして、民主党の動きが国民からいつも遊離しないようにする。
また旧自民系、社民系からなる党員の意志の統一を図る。
(2)そのために、ホーム・ページに意見聴取の欄を設ける。
6.福岡県では福岡市、北九州市各市長選連勝の余波に乗って、対立候補を立てる検討をしているそうだ。
これは自民党への対立候補を立てる方針に従ったアイディアと思うが、負けることがはっきりしている時は、たとえ自民党とダブっても、最適な候補者を支援し、民主党の推薦する候補が国、県、市にとって皆、適任かつ立派な人ばかりと言う事を国民に知って貰うのが基本だ。
それとも負けてもともと主義の共産党の方針を真似るのか。

民主党へお願い
どうぞ国民から遊離しない、足が地についた政党として、日本の為に、自民党との政権交代が出来る党になって下さい。

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軍事保護国日本の功罪

2007-02-04 22:32:06 | 憲法

広辞苑によれば保護国とは「条約に基づき、他国の主権によって保護を受ける国で、内政および特に外交によって干渉・制限を受ける」とある。

この定義と、沖縄他の米軍基地の配備などを見、米国が作った日本国憲法との絡みもあり、日本が米国本土の防衛参加など全く考えられないことから、日米同盟といっても全く一方的なもので、日本は言わば軍事保護国な立場にあると言って良いだろう。
その点同じ敗戦国のドイツと比べてみれば明らかだ。

そして日本が軍事保護国的たちばの功罪を考えてみる。
勿論これの裏には非常に多くて微妙な問題が複雑に絡み合っていることは想像されるが、思いついた表向きの現象だけしるす。

有利な点
1.日本が危険にさらされた時なと米国から助けて貰える。
だから平和日本をお経のようにを唱えていれば良い

2.軍事予算が節約出きる。
(米国から高価な兵器や戦闘機など買わされたり、米軍駐留にかかる費用負担がなどで余分の支出を予期なくされていると言う批判もある。)

3.核兵器を持たずに済む。
こちらがやられたら、相手国に核兵器で反撃して貰える。

4.情報機関を設置せずに全て米国の情報にすべて頼れば良い。

5.外交も米国追随一本槍で済むので、外務省は特に国独自の外交方針を持たずにすむ。
その点、小泉さんのときは外務省は非常にやりやすかったと思う。
在外外交官は、任地の国との儀礼的なおつきあいと、任地の日本人の保護や、日本からの大臣、官僚、代議士などの世話をしていれば良い。

不利な点
1.米国がその外地で戦闘を起こした時、日本は憲法、法律の解釈を変えてでも、自衛隊を派遣せねばならない。
米国兵が日本を守る為に血を流すのに、日本もその危険を顧みず、兵士を派遣するのがおつきあい というものだ。

2.然も日本を保護している米国が世界一の横紙破りで、また戦争好きの国だ。
だからその保護を受けている日本が米国に協力せねばならない機会が増えるばかりだ。
BBCと米国の某大学の世界中で行った有名な世論調査では世界で一番信頼されてない国の一つの米国にべったりくっついている日本に悪役イメージを意識的に植えつけようとしている国がある。
同調査で世界で一番信頼されていると判った日本にだ。

3.同盟国である日本が米国に忠告すべきだと言う人もいるが、被保護国の言い分を聞く国はない。
実際に米国が日本の忠告を聞いたと言う話を聞かない。

4.ブッシュさんも認めている米国のイラク出兵が誤った情報に基づいたことに、日本も乗ってしまった。

5.日本独自の外交をやるのに、干渉させられる。 (保護国の定義参照)
折角小泉さんが、日朝平壌宣言まで漕ぎつけたのに、米国の干渉で中途半端になった。

6.日米両国の相互の経済政策への申し入れと言う形の米国の干渉。(保護国の定義参照)
小泉さんの経済改革すべては米国の申し入れに従っていると言われている。
当然のように、米国が日本からの忠告を受け入れた話は聞かない。

7.国を守ることなど他人事と考える人ができる

8.何をするにも米国の顔色をうかがわねばならない。
そうでないと、何時ひっくり返されるか判らない

9.保護して貰っている米国にかぶれてきた。
(1)金儲け至上主義、米国型市場経済の導入→企業のモラル低下、同一労働同一賃金と言う人道的無視の運営、家族主義経営の衰退、格差社会発生の兆候、自殺の増加

(2)日本古来の美徳を忘れた教育→義務を忘れて権利ばかり主張する人の発生、自由、個性ばかり重視して規範意識を忘れた生徒と成人、いじめ自殺、学級崩壊、家庭とコミュニティーの崩壊、教育の基本は家庭だと言う事を忘れてた父兄、モラルの低下、異常な残虐事件の増加

ことわっておくが、これに米国ばかりが悪いと言うより、日本人自身が米国の良いところも取り入れる事を忘れたことなど、反省すべきことの方が多いことだと思う。
然し、これも保護国の宿命と片づけて良いのだろうか。

この問題は日米同盟がからむ非常に微妙な問題で、安倍さんは勿論何も言わないが、彼の言う規範意識、防衛省への昇格、主張する外交の主張、情報機関の創設(戦後50年経ってこの問題が出るのもおかしな話だが)は、少なくとも私の言う米国依存症からの脱却を目指しているものと思う。

<<安倍さんのやり方を軍国主義化と言っている人へ>>
1.植民地拡大からその終焉に向かっている時に、それを遅まきに進め、その結果大戦から敗戦を経験した一方で、結果的には全世界的な植民地解放と言う思わぬ引き金を引いた日本が、植民地時代が完全に終わった今、また侵略戦争や武力侵攻など起こすほど日本人は馬鹿だろうか。

2.過去植民地を持っていた国で自国を守るに足る軍備を持つ多くの国が、軍国主義でなく、同じ立場の日本の進む方向だけが軍国主義にに繋がると言う人達は、世界の多くの同じような国と比較して日本が どこがどう違うのか説明すべきだと思う。

3.本当に軍国主義化を心配せねばならぬ時は、過去の日本やそれと同様な諸外国の例から、
(1)政党の腐敗、無意味な抗争で政治が停滞し、軍人が自分達が出なくては国の為にならないと思って行動し、それを国民がそれを支持する時。
つまり先ず軍国主義に進まないようにするには、政党自身が軍部の進出を避けるための自戒 が一番だと思う。

(2)軍部が実権を握るか、独裁体制が確立した国の可能性が高い。
例:過去の日本、現在の北朝鮮、昔のソ連、中国、イラク、ホメイニ革命前のイラン等々

(3)特定の人を偶像化するとき
 例:上と同じ

(4)自国の利益を極端に優先する国
例をあげるのは止めますが読者で想像して下さい。

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安産型美人の勧め

2007-02-03 22:08:14 | 政策、社会情勢
3月10日に下記のような帝王切開手術中に死亡、福島県の産婦人科医を起訴の報道がされて、多くの議論を引き起こした。

 福島県大熊町の県立大野病院で2004年12月、帝王切開の手術中に同県内の女性(当時29歳)が出血性ショックで死亡した事故で、福島地検は10日、手術を執刀した産婦人科医師の加藤克彦容疑者(38)を業務上過失致死と医師法(異状死体の届け出義務)違反の罪で福島地裁に起訴した。
 起訴状によると、加藤容疑者は、事前の検査で胎盤が子宮に癒着し、大量出血する可能性を認識していたにもかかわらず、本来行うべき子宮摘出などを行わず、胎盤を無理にはがして大量出血を引き起こしたとされる。さらに、医師法で定められた24時間以内の警察への届け出をしなかったとされる。
 この事件を巡っては、医師や関係団体が加藤容疑者の逮捕に抗議する動きを見せている。同県内の開業医らで構成する「福島県保険医協会」は3日、「(逃走や証拠隠滅の恐れはなく)逮捕は人権を無視した不当なもの」とする異例の抗議文を県警に送付。日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会なども抗議声明を出している。
 一方、同地検の片岡康夫次席検事は10日、「罪証隠滅の恐れがあり逮捕した。血管が密集しているところを無理にはがした。大量出血は予見できたはずで、予見する義務があった。判断ミスだった」と起訴した理由を説明した。医師法違反罪については「通常の法解釈をした。大量出血しており、異状死にあたる」とした。
(読売新聞) - 3月10日

この事件そのものについて、医師が本当に悪いかどうか知らないし、とやかく言える立場にはない。

然し、これに関する大きな問題は、
産婦人科医の医療事故による、
訴訟の増加→
産婦人科医の減少→
子供を産む環境の悪化→
出産率の減少→
少子化
という、今日本を悩ませている問題解決の障害となっていることは、皆承知のことだ。

<<女性の体格と服装>>
年寄りがまた昔のことを言い出して嫌われるのだか、私と兄弟と姉5人は皆同じ産婆の手で生まれた。
その子供達やいとこの子供20数名の子供は一人として異常分娩による特別の処理を必要としなかった。
当時の私たちの隣近所でもみな同じだった。

私の知っている範囲のそれらの母親は、所謂安産型の体格で、今のようにミニ、臍出しルック、ダイエットなど無縁の状態ど育った人ばかりだ。
今の女性は、みなすらりとした伸びやかな手足や豊かな胸のラインを惜しげもなく晒して、私を含む男達を楽しませている。
中には真冬でも超ミニで闊歩している女性すら見かける。

素人の男性から見た目には、今の産婦人科の訴訟の増大は、女性の体系と服装の変化、ダイエットによる障害に増加→異常分娩の増加によるような気がする。

<<安産型美人のPRをしよう)
そこで提案です。
安産型の美人のPRと出産に支障をきたさない服装、ダイエットのPRして貰いたい。
安産型がどんな体格は正直言って良く知らないが、昔多かった所謂胴長短足型でなくて、現代の女性の長所をそのままで、医学的に見ても安産に済ませる体型、体格を婦人雑誌や新聞などでPRして貰うことだ。
個人的なことを言えば、どちらかと言えば少し豊満なスタイルの美人をもっと見たいものだ。

女性の体のことまた政府が言い出すと、また「女は産む機械」かと言う問題になるので、政府主導でなくて、出来るだけ自主的に医学界やマスコミで取り上げて貰いたいものだ。

生理不順を生じるような、服装や異常なダイェツトについては、新聞や雑誌の 広告などて゜ときどき見ているような気がするが、もう少し同種の記事を出してもらえれば良いと思うのだが。

私が何度も言うように、何につけ女性自身の問題点はなかなか報道されないようだが、医学界は女性のためにも、医療訴訟に対する自己防衛のためにも、少子化防止の為にも、女性の体型、服装、ダイエットについて学術的に検証して、国民にもっと多くの情報を流しPRして貰いたいものだ。

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再度「産む機械」発言について

2007-02-02 20:52:28 | 政策、社会情勢

1.Mrs. Unknownからの手紙
下記の私のプログへある女性からコメントを頂いた。
「産む機械発言」で思う事→コメント

「女は産む機械」と聞いて女性の私は気持ちのいいものではないですが、これはやはり私達女性にも原因があると思います。
そもそも女性は戦うのではなく守る側だと思うし、何よりも家庭を築くこと育児はこの世で最高に難しいプロジェクトだと思います。
私は結婚して一人の子供を育てていますが、それまでは海外で勉強したり、どちらかと言うと「いまどきの女性」でした。
今は、女だからこそ出来る仕事として家事と育児を楽しんでいます。
どんな難しい研究をするよりも育児ほど難解なものはないともいます。
この面白さに世の女性達がもっと気づいてくれないものかと思います。
勿論女性が仕事をするのはいけないと言うわけではありません。
確かに自分のレベルにそぐわない生活をしているわけでもないのに共働きでないと生活できないといった方もいると思います。
実際今の日本は70歳の人が長距離トラックで深夜働かないといけない現状があるともいます。
資本主義だからといえばそれまでですが、もう少し我々国民も出すところは出して国民が住みやすい日本にしていかないといけないと思います。

これを見て日本にも彼女のように、まだしっかりしたお考えの人もいる日本はまだ捨てたものでないと思った。

自分自身の考えをしっかりお持ちの上、子供を持っていない人への価値観も尊重する姿勢は立派なものだ。

それは、女性が世の流れに流されず、自分自身の価値観と、ある程度の責任感を持って、家庭は入るか生涯のキャリヤーに懸けるるか、またその両方を選ぶか、自分で判断して貰いたいと言う私の少子化問題に対する考え方と同じだ。

なお断って置くが、前回のプログは主に女性の責任について書いたが、男性も当然に少子化について ある程度の責任 があるのは当然で、結婚や子供を産むと言う人生の大事な方向を定める時、例えば気楽だからとか、今まで通りの贅沢をしたいとか、言った理由でだけて決めずに、自分自身で今後、国や社会にどうして貢献出来るかと言う、ある程度の責任も考慮にいれて考えて欲しいものだ。
後に述べるようなOさんのような無責任な考え方だけはして貰いたくないのだ。

2.再び安倍さんへ
安倍さんは柳沢さんを守り通すと決めたようですが、これまでの柳沢さんの例を見ていると、前に言ったように、またなにかやりかねないような気がします。

適当な時に適当な理由を付けて(自民党内では予算成立後に内閣改造しろとの声があるそうですが)、変えた方が良いと思いますが

3.再び小沢さんへ
私が心配していた審議拒否作戦を取りました。
然し、これに一番喜んでいるのは自民党だと思います。
その証拠に報道によると、党内の彼への批判が大分減ってきたようです。

安倍さんが彼を守り通して、与党内で頑張って単独審議を続けている間、前回の審議拒否の時のように、民主への批判が高まってくるのは間違いないと思います。

現に今日の読売新聞の社説で、民主党(社民や共産党でなく)への批判の記事が出ていました。

それで民主党への支持率が下がったらどうしますか。
これで損をするのは民主党だけです。

私のブログにコメントして貰った女性のような多くの人が、今のような民主党の行動を冷やかな眼で見ているかも判らぬことを考えて置くべきでしょう。

柳沢さんへの批判の内容のレベルと、彼女の発言のレベルがどちらが高いと思いますか。
このような低レベルのことばかり言っていて良いのでしょうか。

そして民主党のかねての目標の参院選です。
今こそ失言フィーバー(それもテレビ画面だけの)で一部国民も一定の精神的な支持もあると思っているでしょうが、参院選ころになると国民の熱も冷めて、何であの様な低レベルのことで喧嘩したのか、それで何故民主党が重要法案の審議を放棄したのか判らなくなるでしょう。

そして、前回の衆議院選挙のときと同様に、自民党が審議拒否の問題を突いてくるのは間違いない事で、この攻撃で、民主が防戦一方に回され、前回の衆議院選と同じ状態になることは誰でも想像することでしょう。

それとも前回のように、何とか屁理屈をつけて、バツの悪い思いをして、また審議に参加しますか。
そして、また支持率を下げますか。

私が何度も投書したように、行動を起こす前に、自民党だけでなく国民の反応も良く調べるべきと思います。

後は、自民党が折れて、柳沢さんを更迭してくれるのを待つしか進む道はないのでしょう。
自民党は野党の動きより、世論の動きを見ながら どう対応するか見ているのでしょう。
つまり今は自民党がキャスティング・ボードを握っているのです
後は、自民党頼みと言う賭けが当たるかどうかでしょう。

3.テレビ朝日のスーパー・モーニングのOさんの発言
今朝の同テレビで、珍しく柳沢さんの失言だけでなく、失言箇所以外の彼の発言についても議論があった。
これは野党の失言批判演説より遥かに実があるものだった点は評価して良い。

そのなかで、朝日系の4人のコメンテーターに対して明らかに毛色の違う橋下弁護士が一人で大苦戦していた。

その内容はともかくとして、引っ掛かったのはOさんの以下のような誰でも直ぐ考えつくような問題点を全く無視した、無責任の発言だ。

(1)子供のない家庭でもそれなりに満足し、平和に暮らしているからそれで良いではないか。
現在は資源のない日本が一定量の優れた人的資源を持つお蔭で世界平均以上の暮らしを享受している

その人的資源が枯渇しかけているのに、自分さえ良ければ済むと言う考えで国が成り立って行けるのか

少ない人的資源で今まで通りの収益を上げるとすれば、今まで以上の技術や伎倆を上げねばならぬが、そんなことが出来るのか。

(2)人口が6000万になっても良い。
政府はそれに対する方針を国民に示すべきだ。

これは下のような可能性を無視している空理空論だ。
1)人口が6000万まで減る→(特に隣国中国との)市場経済下での相対的な日本の経済が縮小する日本の家庭が貧乏になる→日本人がそれに耐えれるか→多分殆ど無理

彼が言うように今の政府がこんな方針をだせるか→No!!、 現に安倍さんは経済拡張政策を取っている。

2)人口減に伴う考えられるのは外国人の導入
これに伴う外国で見られるようなデメリットを考えて置くべき。
そして、階級意識がはっきりしている西欧とまったく異なる、今までの日本社会で価値観の違う人達の導入で当然出来てくる、階級社会が受け入れられるのか

コメンテーターの名前自身が可笑しいように、その中の一部の人物の現実無視のおかしな発言(奇麗事、一見かっこいい、意表をつく)が、如何に世の中を余り知らない人達をミス・リードしてきたことだろうか。

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川柳 老いの溜め息-34

2007-02-01 22:52:19 | 川柳
[親子喧嘩孫の眼を見て止めにする]

歳をとって来ると、いくら強がっても、体も弱るし、忘れ物も多くなってくる。
ところがこちらは、いくら子供達が大きくなっても、何時までも彼らを子供扱いにしたがる。
一方子供たちもいい大人になって、弱って来出した親達を心配していろいろ注意したり叱ったりする。

それがどんなに良いと判っても、親にとっては癪に触る事だ。
そしてお決まりの言い争い。
それを孫達が心配そうに見ているのに、気づくまで続くのが通例だ。
まあ、これが他人が見たら平和と言うのだろうか。

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