普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

断固として男女平等を訴える

2007-02-06 23:22:38 | 日々雑感

<<有名料理店での食事>>
家内が友達と時々食事をすると言う、地域ではかなり有名な豆腐料理専門店に行こうという言葉に釣られて、久しぶりに二人で外出した。

1時ころに着いたのだが、まだ5、6組の既婚らしい若い女性のグルーブが順番待ちをしていたので、先に区役所や郵便局で用事を済ませて出直す事にした。
2時半ころに戻った時にはまだ3組の若奥様のグループが残っていた。

家内は1,000円から2,000円のランチ・メニューの下から2番目の1,300円のセットを注文した。
我々年寄りの腹では、最低の1,000の円のもので十分だが、その一つ上を注文する所が、いかにも貧乏人臭い見栄だ。
そう言う私も1,300円もする食事が勿体なくて、家でなら10分もかからないところを、わんこ蕎麦のような小さい容器の中身を鶏のように少しづつついばむ癖が抜けきれない。
食事中家内が何かごそごそやっているので、見ると田楽を持参のプラスティックの袋に詰めている。
いつもの食べ残しそうな時そうするのだ。
そして持ち帰ったあと、食べぬままに捨ててしまうのが決まりだ。
妻も貧乏性が抜けきれぬようだ。

その内隣のグループが急に盛り上がって来た。
なんでも彼らの旦那の棚卸し が始まったようだった。
女性は酒などなくても、お茶でも、ケーキでも盛り上がることが出来る不思議な才能を持っている。
男ならビールでも徳利でも、2,3本腹に入れなければ、盛り上がれない不経済な動物だ。

話を聞いているうちに、彼らの主人達が次第に可哀相になってきた。
婦人達が有名料理店で私たちのような昔の人間が勿体ながって食べる1,000円から2,000円もする料理を食べて、お喋りを楽しんでいるころ、その夫達はコンビニの3~400円の弁当か社内食堂の定食を食べているのだろう。

そして、男性達が午後からの仕事を再開し始めたころ、婦人達は喫茶店に寄って彼らの棚卸しの続きを始めるのに違いない。

それに今度の年金法の改正だ。
今日見たご婦人達にも、もうすぐ離婚の際に夫の年金の半分を貰える権利が発生する。
その改正の理由は、夫の年金は妻が夫と変わらぬ負担を負った結果得られたもの だからだそうだ。

私事だが、家内もいくらかの年金を貰っているが、生活費は全て私の年金から出し、それが不足した時彼女の口座から出すが、その分は直ぐ私の年金から自分の口座に振り込む。
つまり自分のものは自分のもの、他人のものも自分のもの主義だ。
然し万が一離婚沙汰になったときは、彼女の言う通りに出してやるつもりだ。
何故なら、次男である私が親と同居していた時も何も不満も言わず、私の外国への長期の単身赴任のとき、子供の進学その他のトラブルや2度の転居などの大きな仕事を全て一人でやってくれたからだ。
それに、幸か不幸か、私は子供時代の貧乏暮らしになれているからだ。
ただそのような事態にならぬように祈っている。

その上、女性の権利の拡大は言われても、それに伴う女性の義務や責任は問われない日本では、今日見た彼女達がそろそろ離婚を考えるころには、さらに彼女達に有利な環境になっているに違いない。

散々会社でいじめられてやっと解放されたと思ったら、思いもよらぬ理由を突きつけられて、離婚を迫られ、虎の子の年金までふんだくられる男達が可哀相だ。

義務と言えば柳沢さんの「産む機械」発言は、ひどすぎるにしても、彼が言おうとしている女性にも責任があることをマスコミがもっと取り上げて欲しいものだ。
子供を産む産まないないを最終的に決めるのは一番負担のかかる女性だ。
その決心の結果がどうであれ、自分の責任も考慮に入れて決心 して貰いたいものだ。
つまり、観念論者の言うように、自分の好きな生き方だけ考えておけば良い言うのでなく、少子化がどう言う影響を日本に与えているか、少子化に対して自分はどうすれば良いかまで考えて、自分自身の考えで決めて貰いたい のだ。

家庭を守り、子供を育てるだけでなく、夫に代わり壊れているまたは壊れかかっているコミュニテイー活動に参加する のも専業主婦の仕事だと言う事を忘れて 欲しくないのだ。

勿論友達同志で、時に会食を楽しむのも良いと思う。
然し、時々は専業主婦としての、責任というのも是非考えて貰いたいものだ。
教育の面で言えば、責任の観念のない母親から育てられた子供がどんな成人になるか考えると怖いような気がする。
今日教師を困らせいる父親や母親の大半は、報道から見ると自分達の責任など毛頭考えないような人達ばかり のように見える。

男性にも女性にも同じ権利があるのが、男女同権としたら、その内容は違っても、両性に同じ程度の責任があると言うのが、本当の男女平等だ と言ったらまた田島陽子先生から叱られるのだろうか。

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