普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

私の考えるいじめ防止策

2012-07-23 16:10:06 | 政策、社会情勢
・いじめをする人として恥ずかしい卑怯者だ・他人の権利は尊重するもの、義務・責任は自分に課するもの・閉鎖した学校から地域に開かれた学校へ・いじめが発生したときは生徒全員を集めて教育・学校は治外法権ではない
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 今朝の読売新聞の一面に、平野文部科学相は22日、大津市で昨年10月に市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題を受け、全国の学校や教育委員会に対し、いじめに関する専門的な指導・助言を行う新組織を8月中にも文科省内に設置する考えを表明した。と言う記事が出ていましたので、私なりに考えたいじめ防止策を考えて見ました。
文科省は一般的な防止法とかイジメの発見と対処法を考えていると思いますが、それに私なりの経験に基づく方法を告げ加えたらと言う提案です。
[学校の対策]
喧嘩、いたずらなどのルールを作る

a.喧嘩やいたずらのルールを作り、それに違反したのを見た生徒は直ぐ教師に連絡する
連絡しにくいときは投書箱に類するものか父兄を通じても良いとする
b.一対一が原則。多数と一人の喧嘩は違反(いじめと認定)
c.喧嘩は平手打ちと取っ組み合いに限る。身体に損傷を及ぼす拳固で殴る、足蹴、間接技、首締め、道具の使用は違反
d.いたずらはクラス全体の生徒を対象の時は見逃すが、特定の人への集中は違反(いじめと認定)
e.特定の人を疎外するのは違反(いじめと認定)
f.いたずらも身体や個人の持ち物に損害を与えることは違反。何度も注意して直らないときは犯罪として警察に連絡する。    
一般の教育
a.特定の人を多数で苛めるのは卑怯だと言う考えを教え込む
b.「自分の権利は主張、義務・責任は他に要求するもの」と言う教育から、「他人の権利は尊重するもの、義務・責任は自分に課するもの」と言う方向に変える (モンスターペアレンツや荒れた生徒の発生防止)
c.学校でも国の法律は守らねばならない。学校は治外法権でなくて、暴力行為や金品の強要などは犯罪だから時には警察の介入も当然ある。
d.校則を守る
教師も国旗・国歌に対しても校則を守ること
e.上記のことを入学の時から教え込む
人権など言っても生徒には判らず、命の大切さの教育も良いがイジメする生徒はそれで自殺した生徒の批難に使われるだけ。 
学校の開放
a.学校に閉鎖社会を作らない
b.学校を地域に開放する、学校も地域の活動に参加する。地域の有資格者や特技を持つ人の教育支援、登下校の見守り、自由な父兄参観など。
d.クラスを閉鎖社会にならないように配慮する。クラス変え、違う学年との交流など。
いじめの情報が入ったときの対策
(クラスだけでなく)学校全体の生徒と教師全員を講堂に集め(チクリへの仕返しを防ぐため)加害者・被害者を特定せずに、一般論として上記のことを全員に教えると言うより気合を入れる。(一般論だからいくらでも厳しいことを言える。)
これでも事態が収まらぬときは、学校としても国の法律を守らねばならないので、警察に通報すると言う。事実いじめが収まらぬときは警察の介入を求める。
家庭と地域の対策
・出来るだけ複数の子どもを持ち子ども社会の訓練をする
・下校後子どもが自分の家で一人になったり、クラスの特定のグループが固まるのでなく他のグループとの交流の機会を増やすため子どもの家などを整備する。
・地域の人達は散歩などで子どもの集まりそれとなく見て貰う
・塾や課外活動以外は原則として夕食後は外出禁止、子どもが余所の家に遊びに行くときは父兄がいるのを確認して許可する
・家庭での娯楽はテレビの他は読書を勧める

要は
・昔だったら自然に覚えていた子ども社会のルールを教えること
・学校、クラスなどを開放し密閉社会を作らないこと
・地域の人達も関与する
・いじめは卑怯者のする恥ずかしい事、権利義務の教育をしっかり行うこと
・問題が起こったら関係の生徒を含む学校の全員を集めて再教育すること
・いじめという名の犯罪行為に対して学校は治外法権でないこと、国の法律を守ることを教えること、そしていざとなれば警察も導入すること
など当たり前のこと確実に実施することに尽きると思います。

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4 コメント

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Unknown (mm)
2012-07-23 16:36:42
もしかすると大津の件は他殺の可能性もあります。

マスコミはが積極的に動くときは裏の意図を探った方が良いと思っています。

とにかく「いじめ自殺」に焦点を当てるマスコミ。
加害者側の親たちの職業に触れないマスコミ。

私はこの件は犯罪だと思っています。

ーーー
おまけ
紹介です。


2012年7月22日 (日)



話したかったいじめのこと




数日前、週刊誌の若い編集者さんと会って、三重県大津市の中学校でおきた「いじめ自殺」について意見を交換する機会がありました。
特集読みもの欄の担当をつとめる彼は、「いじめ罪」という罪こそ存在しないが「これは犯罪だ」、そこを強く訴えたいのだと熱心に話をされました。「犯罪を許すな」が、記事のテーマであるべきとの見解です。
記者たちが現場から拾い上げてきた生の情報や、すでに刊行された別の週刊誌の記事を見せてもらいました。ふだん、テレビも週刊誌も観ず、ネット検索もろくにやらないわたしは、そこではじめて新聞には載らない事件のディテールと、いまどんな情報がどんなふうに伝えられているのかを知りました。誌面には、メディアの正義感と使命感があふれていました。

「茶房ちよちよ」
全文は以下
http://kichi-buchi.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-3e36.html
返信する
山村留学 (あき)
2012-07-24 04:36:52
 苛めは、国会で”こうやって、苛める”というモデルを提供しているので止まらない。自公側も民主も参院で問責濫発で苛めあっている。
 また委員会も与党が衆院でも過半数ぎりぎりになったので、与党委員、だれかが欠席すると、野党側が故意に欠席して、委員会成立せずと苛めている。もっとも、民主が野党のときも同じ戦術をしていた。
 日本国民の代表が”苛め大好き”なので、国民性だろう。だから、森の石松の言うように「バカは死ななきゃ治らない」「日本人の虐め好きは治らない」
 大津の事件は虐めというより犯罪、しかも、警察が暴力団より弱いので、公的機関、どれも頼れない。こう言う時は、山村留学をしている学校があるので、わが子はそこへ隠せばよい。
 わが県にもある。島にもある。虐めのせいでもなくても、自宅近くの学校ではなく、島の学校にいかせる家庭もある。生徒も先生も健康な顔をしている。そのほうが穏やかな良い子に育つだろう。
返信する
Unknown (徹底解明)
2012-07-24 14:19:06
すべて道徳教育です、自由だの、人権だの、こんなものはしょんべんたれガキには不要。
男らしく、女らしく、男は強く、女はやさしくひかえめ。
これが日本の教育だ。
返信する
Unknown (無知な若者)
2012-07-25 06:30:49
ブログ主さまの対策について
お題目といいますかスローガンでしかないのが大部分に見えます
いってることは同意するけどそれは解決策ではないという感じです
ただブログ主さまの意見で注目するのはいじめ認定の仕方です
いじめ認定のハードルを下げることで救える子ども達はいるでしょう
しかし子どもにとって窮屈で人間関係の育成を阻害することにもなるのではないかと心配します

私は今の先生たちは取り組むべきことが多すぎると思いますので、まずは先生たちの負担を減らして子どもたちに向き合う時間を増やすべきと考えています

どんな対策を講じようがいじめは必ず起きるものなのでケアを第一にとも思っています
子どものころの精神のキズは一生引きずります
とくにいじめの後遺症は人間関係を築けなくなり、外での経験が積めないすなわち無職のフリーターあるいはニートになるという問題もあります
いじめが起こっても心のケアする体制を万全にすること、これが大事です
返信する

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