普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

イジメの根源のすべてに日教組が噛んでいる

2012-07-17 16:03:00 | 教育

・報告書類作成で教師を忙しくさせ、教師間の協力を阻害させ、イジメの生徒、モンスターペアレンツの発生の総てに貢献した日教組
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 経済音痴の私が毎日勉強させて頂いている「経済ニュースゼミ」の小笠原誠治さんが珍しくイジメ問題を取り扱っておられたので、その概要を私なりに纏めてみました。
・文部科学省を頂点とする教育制度と学校や先生を評価するシステムに根本的な欠陥がある。
・いじめの度に学校や先生や教育委員会に批判が集まるが、いじめはなくならない。
・学校の先生は何を訴えたいのは、忙しすぎる生活を送っているので、どうしても他人のことについて考える余裕がなくなってしまう。教師が何故そんなに忙しいのかと聞いてあげたらどうか。
・本当に全ての先生が忙しいのか、一部の先生が能率が悪くてそのせいで忙しい羽目になっているのか、つまらない報告文書などを作成させるので全般的に忙しくなっているのか、そんな実態が少しは分かると思う。
・少しでも先生の仕事内容を改善するきっかけを皆で見つけてあげれば、自分は忙しすぎると感じている先生も心の余裕ができるかもしれない。
・子供がいじめられて困っている事態を見聞きしながら、何もしない先生とは一体何なのか。
・他人のことなど考える余裕がないほど思いつめた状態にある先生の訴えも、本来は学校として或いは教育委員会として、もっと真剣に考えてしかるべきだ。
・結局学校といっても、文部科学省を頂点とした役所の組織だから、本省が言う事には現場の実情を無視した要求には逆らえない。
・文部科学省は、現場の実情など顧みることなく非現実的な命令を下すのは、自分たちの責任を回避することばかり考えているからだ。
文部科学省は全国の教育委員会から報告をもらう→各地の教育委員会は、今度は同じような命令を各学校に出し→学校長は、今度は各教師に対し、いじめの状況について報告をさせることになる
・当然のことながら文部科学省は、いじめが増えたような報告が全国から上がってくれば、何故いじめが増えたのかと、根掘り葉掘り聞くことになる。
・教育委員会も、いじめをいじめとして認めたくないという雰囲気が生徒の側にも分かってしまうので、加害者の生徒は益々暴走してしまう。
・文部科学省にいじめの問題を任せている限り、事態は改善するどころかむしろ悪化している。文部科学省の権限を大幅に縮小して、各都道府県や各市で最終的に責任を持つ体制にするか、今のまま文部科学省に責任を問う体制を維持するにしても、いじめが何件起きたかどうかを、学校や教育委員会に報告されるような仕組みは廃止し、学校の生徒や父兄、先生から直接苦情や情報を受け付ける体制にして、いじめの全体像を把握するようなシステムして、正確な情報を得るべき。
・いずれにしても、いじめた生徒を厳しく叱らないこと自体が間違っている

[私の経験] (なお昭和の年号と私の歳は同じですので参考まで)
・昭和22~23年:吉田内閣の後社会党の片山内閣が発足した当時は教育の独立と言う名で学校の閉鎖化が当然のようなムードがあった→現在はオープン化が目指されている
・昭和30年ころ「家族の思いやりより権利優先」と言う半煮えの民主主義教育が行われていることを子どものテスト答案を見せられて知った。
・学校も体罰禁止だけでなくて、お手手繋いで一緒にゴール式の教育、学芸会では皆公平に出演させるなどのやり方など、戦前派からみれば余りにも優しくなりすぎた。
・片山内閣からの文部大臣は学校に国旗・国歌の導入を指示、さらに道徳教育の導入を目指し、社会党や日教組からの批難を浴びた天野貞祐さん以外には、首相の臨時代理や若手の政治家の文部大臣ばかり→現在まで少子化の問題が言われるいるのに、付け足しのように決められた少子化担当大臣に少し似ている。・従って文部省は各省から一番軽蔑されていたと言う話しを昭和50年ころに通産省の人の話しを人づてに聞いた。
・同じころ本屋で当時教科書裁判で名を馳せた学者の裏書きのある教師用の指導要領書に「憲法に権利の既定はあるが義務は何も既定されていない」と言う驚くような記述を発見。
・平成に入って小学校の教諭になった娘女を通じて地域によりまた同じ学校でもクラスによって、実情が大きく代っていると言う実情が判って来た。
「私の意見」
・つまり学校と言う閉鎖社会で反国旗・国歌のほかにも、日教組は権利は他人に要求するもの、義務・責任は他人に問うものと言うと言う権利重視、義務・責任の軽視の教育と言う純粋培養が行われていた。→優しすぎる教育とともに、現在のモンスター・ペアレンツの発生、学級崩壊とイジメの一要因となった→今回の大津の場合でも加害者の児童・家族とも日教組の教えを忠実に守っているようです。
・昨日野田さんが言ったように「イジメする人は卑怯者」と言う日本の美徳の継承がなくなったし、今でも道徳の正式科目化には日教組、朝日新聞の抵抗で余り進んでいない→イジメの発生の一要因
・片山内閣から自民党内閣に代って、日教組に率いられた学校と文部省の間の確執(例えば日教組は生徒に皆オール5を付け政府は生徒の評価を正しくすべしと言うような)が起こった。文部省としては学校管理のためには独立の教育委員会もあり直接手を出せないので、委員会を通じて学校から報告書を出させた。結果は小笠原さんの言うように、いじめだけでなく全般に亙って教師に報告書作成という余分な仕事が増えた。
・教師間の協力も教師内の日教組支持と反対者の間でのぎくしゃくした関係が、教師一体の協力や業務改善の動きの障害となっている。
・教師は聖職でなくて国から搾取される労働者とする日教組と自民党下の文部省の争いは別途に発生した。結果はゆとり教育と言う名の土曜日休日獲得で、この面では日教組の勝利となった。
・民主党の政権発足で日教組出身の輿石さんの政権党幹事長、同出身者の神本美恵子さんの文部省政務官就任で長かった文部省・文科省の戦いは現在では日教組の完勝に終わっている。
 勿論、教師の忙しさには戦前と違って情報過多の生徒に集中力を付けさせるための余計の手間が増えて来ましたし、いじめ防止も前回書いたように少子化に伴う子ども社会でのルールの訓練不足やクラス毎の閉鎖社会の発生など要因もあります。
 私が纏めたように教師を忙しくし、イジメの減少を妨げ、モンスターペアレンツや学級崩壊などに日教組の存在が大きく関わっているのは間違いないと思います。
 民主党が政権与党でありたいなら、官公労、自治労は無理として、日教組を社民党にゆずり、自民党は政権奪回した時は、先ず安倍さんの始めた教育改革を進めるべきだと思います。 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長寿で頭もはっきり (もと)
2012-07-17 18:58:34
>なお昭和の年号と私の歳は同じです
すごい、長生きですね。尊敬。
返信する
日本製品にこだわります (愛信)
2012-07-17 22:40:57
日本製品にこだわります
http://plaza.rakuten.co.jp/lovejp/diary/201011110000/

日本の国旗を踏みつける韓国国会議員です。これが韓国の反日の実態なの
ですが、テレビメディアはこれを
国民に伝えませんね。それどころか韓国ドラマを見せつけられてウソの
韓国像を植えつけられているわけです。
黒幕は電通です。詳しくはリンク先をご覧ください。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/313.html
絶対、商品バーコード最初の数字に注目!
49,45は日本製880は韓国製「45」と「49」で始まるものを買いましょう!
但し、49、45でも原材料が中国産があるので原産地と製造国は良く確認して。

先日のフィリピンで起きた日本女性二人の強姦事件、犯人の韓国男二人の
鬼畜ぶりは言葉にできないほど
残忍そのもの。
反日プロパガンダが生む報復的性暴力 - 日本は危機的な状態です!さんブログより
http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20120716/1342398914

日本人が海外で被害を受けている朝鮮人による強姦事件で現地では大きく報道されているニュースを
反日売国テレビ局・マスコミが日本国内では報道を隠蔽している事件です。

【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。
返信する
米寿おめでとうございます。 (道産子爺)
2012-07-19 05:59:54
 何時も、ブログを拝読しておりますが、米寿の方が書かれたものとは思いもよりませんでした。敗戦の年に生まれた私などはまだまだ洟垂れ小僧ですね。

 これからも、ブログを楽しませて頂きます。

 戦後の教育の結果が現在の日本の混沌を生んでいることは間違いありません。

 時間はかかりますが、「教育」を見直すことが日本再生に一番必要なことだと思います。

 
 
 
返信する
三丁目の夕日は幻想 (あき)
2012-07-19 19:50:15
 人は歳をとり、大手企業を退職して、そこそこの生活をしていると「あの頃は良かった」と思うものだ。だが、集団就職で都会へ就職し、辛酸を舐めたものにとって、「あの頃はよかった」などということはない。
 戦前の新聞記事を丹念に調査した研究家によれば、戦前、少年の凶悪犯罪は多かったのだ。さらに、戦後の統計でも昭和18年生まれをピークに前後は少年犯罪の多い年齢だ。
 「悪いのは日教組だ」と言うのは、脳味噌の短縮回路、思考停止だ。関東大震災のとき「朝鮮人が井戸に毒をまいた」というデマに踊った阿呆と変わらない。
 軍部も虐めがものすごく盛ん。徴兵で恩給を貰うほど戦地で戦った父は職業軍人を心底嫌っていた。虐めばかりで、いざとなると、どこかの教育長のように言い訳ばかり。
 大津の事件の鍵は、暴力団に警察が制圧されていると言うことだ。福岡県と同じさ。殺人事件が起こると「また千葉か福岡か」と言っている。
 で、北九州市は本当に生活保護が必要な人を餓死させ、暴力団が保護を貰いながらベンツにでも乗っているか?
 警察OBが銃撃されたり、自動販売機が設置できないなど、もはや日本ではない。
 大津も福岡も特区にして、住民に武装自衛を認めた方がよいと思うこの頃だ。
返信する
この無関心はどこから来るのか (あき)
2012-07-22 05:13:41
 いじめ加害者の親は、自分が子に与えている小遣いの金額を当然知っている。では、それでは賄えない物品、ゲームなどの遊びなどがあれば気づくだろう?
 「おカネは、どこから貰ったのか?」
 「高価なものを手に入れているが、貰ったのか、盗んだのか、恐喝で手に入れたのか?」などなど。
 この親達は、どうして自分の子の行為に、これほど無関心なのか?
 親までもが、”家族”という単位で考えることがなく、個々ばらばらで家族のメンバーにまで無関心になっているのか?たぶん、これでは夫婦も仮面で、ばらばらだと想像できる。
 教師の集団も「学校を教育の場に保つ」という共同精神はないようだ。教師も個々ばらばらで、他の教師がすることなど、何の関心も無いのだろう。
 他の教師が担任する生徒がいじめなどをしていても「ワタシには関係の無いことだ」と無視するのだろう。
 個人主義の行き過ぎはカオスになる。この行き過ぎに日教組も貢献しているだろう。文部省などの当局側も貢献している。
 近頃流行の新自由主義という経済思想も「自分が勝てばよい、負け組みなど、ワシに関係ない」という思想だが。
 九州で酷い災害があったが、あれも、儲けるためには何でもするという経済思想が影響していないだろうか?
 やはり、住居を建てるには不向きな土地もあるのだ。そんな土地でも開発して、○○タウンとか言う名で、セラミック外装のこぎれいな家で売り出せば売れるのだろう。
 ローンの残った家が流れると泣くだろうけど、そんな危ない土地でも住民がいれば洪水を防がねばならない。税金を払う側も泣きたくなる。
返信する
尖閣?面倒だ、売ってしまえとなるだろう (あき)
2012-07-22 10:03:56
 ”ミーイズム”それは自分のことしか関心が無いを意味する。日本人は、どんどん、このミーイズムのカオスに堕ちている。砂みたいなものだ。それは労働組合への無関心を導く。日教組もかくして衰退した。連合もそうだ。
 日教組を批判して”悪の根源”のように言う人が右派には多いが、日教組が衰退するにつれ、虐めが増すのはどうしてか?それは、”学校を教育の場に保つ”という共同精神の維持に、それなりに貢献していたからだ。さらに新人教師に教育技術の伝達を担っていたからだろう。
 連合も衰退している。民主党を離党する議員を脅しても、たいしたことはないだろう。無党派層の心をつかむ方が当選するだろう。
 この砂のように、ばらばらになる傾向は自民党の支持基盤も崩落させている。今や農協も商工会も土建会社も、親分が笛を吹いても、子分どもは踊らない。土建会社など、かつては会社ごと自民支持で選挙活動をしていたけど、今じゃ、社長が踊っても、社員はいい加減な名簿を出すだけ。たぶん、社員も自民に入れない。マスコミのせいで政権から転落したのではない。支持者が、そんな風に思っているなら永久に政権復帰は無い。
 小沢新党より先に離党したグループに”新党きずな”があるが、彼らが一番、事態の本質を捉えている。
 どうすれば”きずな”を再建できるか?できなければ、アメリカのように戦争中毒になって、愛国心を鼓舞する薄っぺらな”きずな”を求めるか、チャイナのように、強力な全体主義政党で、樽に箍をはめるしかない。
 薄っぺらな愛国心を煽ろうと尖閣問題を大きくしようとする人がいるが、結果は「そんな面倒な島ならチャイナに高値で売ってしまえ」というミーイズムの声が出てくる。
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