普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

がれき処理反対派の言い分

2012-05-23 20:48:10 | 政策、社会情勢
・論理根拠なしのガレキ処理反対・自分達に都合の悪いことは目をつぶる・マスコミの関係地方外の人も市民・住民で括る報道で、成り済まし地域住民の顔をして活動
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私は「北九州市のがれき処理と反対派」のタイトルで反対派批判の内容を書いて来ましたが、昨日の石巻市のがれきが北九州市の処分場に到着したとき、反対はがトラックの下に寝込んで搬入を阻止しようとしたことから、反対派とそれを批判する人達のつぶやきで急に賑やかに成りました。
 今日は反対派の言い分を纏めて見ようと思ったのですが、正直余りにも馬鹿馬鹿しいので、いつかのようなコピペを止めて概略の様に纏めて見ました。
論理根拠なしのガレキ処理反対
・佐賀大学の教授が放射性物質を含むがれきの処理には「放射線取扱主任者」が要るので法律違反と言っている→現地で測定の結果、放射線の空間線量率は毎時0・06マイクロ・シーベルト程度で、自然界で検出される範囲内の数値、それでも 特別の管理者が要るのか?
・40億円の利権絡み→北九州市もお役所だからも金儲けよりも面倒なことを避けるのは普通、それでもガレキ処理をするのは東北の応援のため
・ガレキ処理をしている東京ではマスコミが報じないが、子どもや老人などの健康に異常現象が出ている→当局のミスに鵜の目鷹の目のマスコミがそれを見逃す筈が無い
・がれきが安全なら現地で処理、危険なら福島で処理すべき→福島の人達が聞けばどう思うか
・現地でできる仕事を奪うな→北九州市は現地の要請で行っている。要請がないのに今回のような面倒なことになる仕事を引き受けるわけはない
・2人が何もしないのに逮捕したのは不当だ→警察はその前に9回も反対派の行動は威力妨罪になると警告したのに止めなかった。止む得ず実力行使で排除したのに抵抗した。
 反対派の意見の中でこれ以外の反対の理由は殆ど無し。後は抗議先の電話・メールアドレス、北九州市に行こう、反対集会の誘いなど何時ものパターン。
反対派批判の声
・昨日から瓦礫受入説明会のある北九州市ネタが凄い。「新幹線で到着」とか「全国の皆さん、力をかして!」とか「世界中から抗議の電話を!」とか。 誰かツッコめって。ほとんど全部部外者なこと。 しかし北九州にまで抗議してる「神奈川を瓦礫から守る会」って何なんだ。
・北九州の瓦礫運搬妨害の人達、子供達の命を守る為とか言ってるらしいが、その理屈でいくと石巻の子供達は死んでいいと言ってるのと同じ。リツイート969回
・放射性廃棄物でもなく被曝もしてない「単なるガレキ」すら拒否し、被災地の復興を妨害する連中の姿を見れば、多くの人が〝反原発扇動家の正体〟に気づくだろう
・東北の方々、これが人でなし共の面です。目に焼き付けておきましょう
・なんだ。北九州市に運ぶ石巻の木くずって放射性物質は不検出じゃん。なんで騒いでるの?石巻の空間線量は北九州市と同じ0.07μSv/hだよ

中間的見方の人
・迷っています。しかし反対派の言うことて事実は違う。まず北九州市のホームページを読んでみては
参考:北九州市のホームページ:東日本大震災に伴う災害廃棄物(がれき)の広域処理について  (この中では今までのがれき関連の測定のデータが総て入っています。)
[私の意見]
反対派の言動の中で一番驚いたのはツイッター上で
北九州搬入で宮城県に抗議電話殺到 50件超す
  宮城県石巻市のがれき搬入を北九州市の反対派市民らが一時阻止した問題で、宮城県に22日、「汚染がれきの拡散には反対」などの抗議の電話が殺到、50件を超えたことが、同県への取材で分かった。
 県震災廃棄物対策課によると、寄せられた抗議の多くが女性。北九州市の件に触れ「(放射性物質による)汚染がれきの拡散には反対だ」「被災者の雇用につながるので宮城で処理を」などと広域処理を批判する内容だった。「被災地を責める気はないが」と前置きをして抗議する人もいたという。
と言う報道が紹介されたのを知ったときです。
 何故なら私は前記のブログで反対派がそれでも岩手・宮城で処理するべきと思うのなら北九州市など受け入れの自治体を批判するだけでなく、岩手・宮城の自治体に抗議すべき。反対派も日本人なら岩手・宮城の自治体に自分の所で処理しろと批判ができるだろうかと書いていたからです。
 私が余りにも日本人を信頼し過ぎていたのか、反対派の人が今ではカルト宗教の信者のように反原発にのめる余り、自分達の都合の悪い数字には盲目的に目を瞑り、被災地の人達の感情を思いやる気持ちなど吹っ飛んだのでしょうか。
 そして反対派の人達のタイトルからみれば殆どが反原発の人ばかりなのを見ると、反原発運動の一環として無害のがれき処理問題を取り上げているようです。
 もう一つ困るのは先の報道のようにマスコミが特定グループの人達の行動を何も可も市民や住民として取り扱うので、それらの人達が「成り済まし市民や住民」として行動できることです。
 この様な報道が特定の少数グループの人達の行動を容易にし、ごく少数でも国の行き方にも影響を与える原因となっているようです。
 北九州市長も満場一致で受け入れを賛成した市会議員もこの際腹を決めて事に当たるべきです。
 何故なら、前にも書いたように、北九州市は環境首都、環境特区、環境で世界に打ってでようとする戦略に大きな痛手を負うことになるからです。
 北橋さん始め市議会、北九州市民の方たちも頑張って下さい。

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