普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

どの党に、そして誰に投票する?

2010-06-27 10:28:41 | 政策、社会情勢

 参院選が始まりました。
 然しその後には完全にデッドロックに乗り上げた普天間基地問題の処理が待ちかまえています。
 膨大な人口と低所得の中国などの台頭による大きな経済環境の変化と長引くデフレが待っています。
 菅さんは所得税増税→社会福祉関係への投資→経済成長を唱えていますが、それは次期の衆院選後の話です。
 そして民主が駄目ならと言う受け皿になるべき自民党は民主党の半分の低支持率に喘いでいます。
 その様な難しい情勢の中の私たちが参院選にどの政党に、誰に投票するかを考えてみました。
(但し最初にお断りしておきますが、これは飽くまでも私個人の意見で他に押しつける気は全くありませんのでご了承下さい。)

[どの政党に投票?]
お勧め

・日本の進むべき方向を示している党
・日本の現状を良く分析し実現可能な政策を示している党
・参議院が衆議院からの独立性を保つことを主張する党
良く考えたほうが良い党
・特定団体や特定の思想の影響が強すぎると思われる党
 日本全体の政治を与る政党は飽くまで中立で是々非々を貫くべきだと思います。
各党の公約について考えてみよう
 今マスコミで議論されている項目に就いてだけ並べて見ます。
・消費税増税→社会福祉への投資で経済成長を言うのなら、それが全体のGDPに対してどれだけの割合を占めるのか?増税分の年金への投入額は?衆院戦後と言うのならそれまでの日本経済は放っておいてよいのか?それを言うのなら子ども手当てなどばら蒔きと言われる財源をは思い切って社会福祉の投資に振り向けては?
・消費税増税反対なら、その如何にして日本が生きて行くのかの対案を持っているか?その対案が現実的か?
・消費税増税にの前に公務員経費を削減しろと言うのなら、今の慢性的な不景気の中で公務員を一挙に削減出来るのか、それを避けるためには十年単位の期間が掛かると思うが、それで日本の財政はどうなるのか
・民主党は公務員経費2割削減の方針を出しているが、地方分権に伴う公務員の地方派遣、その経費は地方交付金となれば国庫の負担は変わらないのでは?
・法人税率引き下げ反対なら、実質的に日本の生活を支えている企業の競争力を如何に強くするのか対案を示すべき
・普天間基地国外を言うなら、日本の信用を落とすことなく如何に米国と交渉するのか? 日本の安全保障をどのように考えるのか?そしてその実現性は?何を考えているのか判らないが軍備増強している中国にどう対応するのか?
・国会定数削減を言うのならそれを何時実現するのか?今まで何度も言ってきて実現しない理由は?
・公約は選挙する人や自分の属するグループに取って良くても日本全体で考えれば、首を捻るものはないか?そのような金があれば他の方向にもっと有効に使えるのではないか?
・前回の選挙の公約の中から消えた(外国人参政権などの)公約はどうなるの?
 
[誰に投票?]
・個々の地域や団体のために働くと言う候補者で良いのか?今の日本はその様な政治家を必要としているのか? (参照をご覧下さい。)
・日本のために働くと言う候補者はどれだけの具体策を持っているのか?大言壮語は言うだけなら誰にでも出来る
・自分の支持する政党でイメージダウンしている(例えば悪評高い日教組の支持を受けている人、余りにも偏った思想を持つ候補者、世襲の人(もし反対なら)や族議員と言われ候補者を(他党や無所属の候補に投票するなどして)引退させては?党自身では出来ないことを支持者が投票でやって上げては?
・参議院の独立性を保つために既成政党に属しない人を選ぶか?

マスコミの報道姿勢に迷わされないよう
 今回の参院選では、小泉選挙、前回の安倍さんの参院選や(最近その政策の評価が見直されている)麻生さんの衆院選のマスコミ、特にテレビの一方に偏り過ぎた報道に比べれば、やや民主党政権に優しい傾向はあるものの、割合に中立的な報道をしています。
 然し選挙が近くなるとどこかの特定の党に偏った報道をするか判りません。
 特にテレビの放送に乗せられないように気をつけておく必要があると思います。

 最初にお断りしましたように、以上は全くの私の独断的な考えですのでご了承下さい。
 唯、はっきり言えますのは、出口の見えない不況、年金問題、少子化、膨大な国債、何を考えているか判らない中国の台頭、米国の世界における地位の低下などなど、日本全体に漂う閉塞感から脱却するために、私たちの一票をどう活かすか良く考える必要があると思います。

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参照:国会議員の選び方 
   
一党支配からの脱却の為に
   参議院選の選挙に行く前に
   
(以上は07年の参院選のときのエントリーです)
   衆院選で民主党を大勝させ過ぎた失敗を繰り返さないために