普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

衆院選で民主党を大勝させ過ぎた失敗を繰り返さないために

2010-06-17 17:39:39 | 菅内閣

 前回の衆院選後の世論調査で一番目を引いたのは、「衆院選で民主党を大勝させ過ぎた」と言う意見が60%を超えていたことです。
 そして国民の心配が現実となって僅か8カ月の短命の鳩山内閣が生れました。

[参院選後の民主党の方向を正しく予測しよう]
 今回の参院選では菅さんは首相交代で支持率が上がった機会を逃さないために、野党の反対にも関わらず国会を閉会しました。
 心配性の私は前回の衆院選のような結果にならないために、国民は参院選後の民主党政権の進む方向まで考えて投票すべきだと思います。
・菅内閣の支持率は内閣誕生に伴う一時的なものに過ぎないこと。
・例えば参院選後に、明らかに支持率を落としそうな、蟻地獄状態の普天間基地の8月末までの処理が待ちかまえていること。
・菅内閣になって衆院選の公約より、法人税減税や消費税論議開始など国民の受けは悪いかも知れないが、より現実的なものになっているのは歓迎すべきだが、その看板公約の子ども手当てや農家の戸別所得保障制度の経済効果が出るか否か判らないこと。
・菅さんの言うように社会保障への投資で経済活性化には私も賛成ですが、それが経済成長に繋がるかどうか不明なこと。
・公務員制度改革で公務員の経費を公務員の士気を落とさずに、支持母体の自治労の反対を押し切って実際に削減できるのか(いつも書くことですが、今までの公約の公務員経費2割削減はその経費を地方分権により地方交付金に振り返るだけです)
 現状では天下り禁止のために幹部クラスの停滞により逆に経費増加、それを抑えるために新規採用の削減、頭でっかち化などの問題が控えているようです。
 私は関係機関を徹底的に合理化し、その機関には天下りを認めるしかないと思いますが、民主党の一枚看板の「天下り禁止」のトラウマから抜けることが出来るのでしょうか。
・菅政権は小沢外しで人気を得たのに、もし民主党が大勝すれば、今まで小沢さんが手配していた所謂「小沢チルドレン」増え、小沢グループの勢力が増して、また選挙至上主義の小沢政治手法が復活する可能性もあること
(私は衆参両院の過半数を制したときは、まともな政治のやり方に戻ってもよいと思うのですが。)

[マスコミ特にテレビの報道姿勢や論調に振り回されないよう]
・衆院選の民主党の大勝の原因の一つにはマスコミの報道姿勢があることを知っておき、自分自身で判断する必要があると思います。
・自民党政権時の秘書の事務諸経費の書き間違いだけで辞職、一人は自殺まで追い込んだマスコミの追及姿勢から見れば、質、量ともケタ違い、しかも明らかに意図的の改竄で秘書が起訴されたのに、居直っていた鳩山、小沢さんに対してはもっと徹底的に追及すべきでした。
 中には検察批判の報道までするテレビ。
・鳩山さんが普天間基地の移転先を「国外、少なくも県外」の発言に、政権が変わったのだからと援護するマスコミの一部。彼の発言が変化するのに黙り込んでしまった人、あれだけ攻撃した麻生さんの発言の振れと鳩山さんのそれの重大さには天と地の違いがあるのに
・小泉さんの郵政選挙の大勝、安倍さんの参院選大敗に見る、国政選挙結果の大きな振れは、前者の小泉さんの刺客派遣にテレビが乗せられて自民党側に偏った放送、後者は選挙中に赤城さんの「絆創膏報道」など自民党に不利になる映像を流したテレビの影響もその一因となっていると思います。
国民は投票前に自分の意志がマスコミ特にテレビの報道の影響を受けていないかもう一度考える必要があると思います。
(民主党が政権を取って後のテレビの報道姿勢はだいぶ公平になったようですが、自民党政権時に比べると民主党政権に対してはまだ優しいようです。)

[自民党の責任]
 これを書きながらのいつもの愚痴ですが、直近の政党支持率、民主党 39、自民党17で見るように、国民にどの政党を選ぶかの選択肢を狭めてしまった自民党の責任は大きいと思います。
  そのための党内の改革を今言っても遅すぎますが、少なくとも自民党は最大野党として志を同じする他の党との連携を図るべきです。
  谷垣さんが民主党が参院で過半数を取ったら総裁の地位を降りるといっていますが、負けたあと辞めても自民党のためにも国のためにも何にも成りません。
  今やるべきことは、党の方針に反して党を離れた渡辺喜美さん、与謝野さん、舛添さんの属する党とも、過去の怨念は抜きにして協力体制を整えるべきと思うのですが。

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