普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

私のマイ・ブログ批評(2)

2008-07-22 15:21:21 | 政策、社会情勢

 次のことから私自身のブログについての考え方をまた書いて見たくなった。
・一つは、先日、私のブログの意見に対して、「そんな誰でも考えているような分かりきっている意見を偉そうな顔をして言うな」と取れるようなコメントを頂いたこと。
・もう一つは、昨日のテレ朝の「たけしのTVタックル」で福田さんの内閣改造に関して、厚生労働省の分割案や担当範囲に分割して3人の大臣を置く案などが議論されていたテレビを見たからだ。

[厚労省問題と私の提案]
 3人の大臣の案について、今の厚労省の抱える大きな問題を考えると独りで処理しきれないのは当然だと言う人か多くいた。
 升添さんの処遇に関しては、今までの彼の頑張りを評価すべきだが、大きなことを言って後その通りに行かなかったことついて責任を問うべきだと言う意見が出ていた。
 なお今朝のネット上で上のニュースの出所を探して見たが、内閣改造はあるらしいこと、そのさい町村さんと升添さんの処遇が問題という話しか出なかったので、三人の大臣の話はマスコミの裏情報として流れていたかも知れない。

 実はこの件については、昨年の9月に私のブログの福田内閣への提言
・升添さんの仕事は皆難しい問題で、しかも広範囲に亙っているので、彼の周辺を特に固める事、
・彼は目立ちたがりやの傾向があり彼の言動に対して党の内外から反感を買うことも多いので福田さんの指導や協力が必要だと書き、同じ主旨のことを政府と自民党の広報にも提案した。(*注1)

 私の意見は、今からいくら贔屓目にみても、私にコメント頂いた方の言う、正に普通の人が誰でもが考え付く意見だ。

 然し福田さんも与党もこの通りにしなかった。
 そして福田さんは年金問題、後期高齢者医療問題、厚労省や社保庁の不祥事で野党の攻撃で血だるまになり支持率は20%を切るまでに落ちた。
 そして昨日のテレビのように、多くの政治家や批評家が集まって今更のように、厚労省にもっと大臣の数を増やすべきとか、升添さんの発言の責任を追求している。

[私のブログの基本姿勢]
 私がブログを始めたきっかけは、
・前々から日本の教育の方向が変だと思っていたこと、
・もう一つは国民と政治家の意識の差に気づいたことだ。 
 読者の方も覚えておられると思うが、2003年かの福岡2区の選挙で自民党の大物の山崎拓さんを破っ当選した、新人の古賀潤一郎さんが当選した後、学歴詐称で問題になったとき、私たち(皆福岡県人)の周辺では、民主党は何故彼を説得して、早く辞めさせないのか、そうすれば、福岡県の人達の性格から考えて、彼の潔さに感動して次の選挙では勝てるのに、このまま頑張っていても、次は大物の山崎さんが捲土重来を期してくるので絶対に勝てる訳はないのにと皆で話し合っていた。
 然し結果は、古賀潤一郎さんは現職にこだわり、四方八方から散々叩かれた挙げ句、彼の除名、辞職と言う民主としても有望な人材の政治生命を断つと言う最悪の形で終わった。
 しかも彼は小沢さんのバックアップを受けていたことを考えると、一般国民と政治家の見方の違いがはっきりしていることに改めて気づき、一般国民も何らかの形で物を言う必要があると思い始めたのだ。

 それで私のブログの基本姿勢はあくまでも普通のおっさんと小母さんの立場に立って、普通の人が考える意見を書く事だ。(正確に言えばそれ以上のことは書きたくても書けないからだ。)
 それも批判だけでなくてなるべく当たり前でも良いから建設的な提案をし、それを政治家に伝えることだ。
 だから私のブログには私だけの意見だけでなく、周辺の私と同年配の人達、問題意識が少し過剰気味の英文輪読会のメンバー、それと情報の収集は専らテレビのニュースに頼っている家内の意見(*注2)なども多く入っている。
 だからその内容が普通で当たり前になるのは致し方ないことだ。
 然しそれが彼らや私の普通の意見は案外に的を射ることも多い。

[民主党へ提言] (*注3)
・郵政選挙のとき小泉さんが民主党に喧嘩を売っているのに、岡田さんは明後日の方を向いたように政策を並べるだけ、何故、自分の意志に反する人を切り捨てるような、独裁者的な小泉さんのなやり方を挙げて攻撃しないのかと民主党に投書した。
 結果は民主党惨敗。

・菅さんの談合3兄弟問題の失敗を繰り返さないように、政府攻撃のときは、先代の楢崎さんのように喧嘩の上手い人を立て、決して揚げ足を取られないような、準備をして置くこと、そしてこの様なときには何が起こるか判らないので、下の人に任せて代表が出ないようにした方が良いと思うと前原さんに投書した。(どう考えても当たり前の投書だ。)
 結果はガセネタ問題で前原さんの代表辞任、そして問題の小沢さんに替わって、民主党全体が可笑しくなってしまった。 

「安倍さんへの提言] (*注4)
・小泉改革の追求でなくて脱却もしくは修正を何故訴えないのか。
・閣僚メンバーの中に問題閣僚がいるが排除すべき。
・閣僚の問題が発生したときは、小泉流に冷酷に切り捨てるべき。
・各方面からの情報を集め解析するシステムを作り裸の王様にならないようにすべき。
・慌て過ぎないで慎重にものを進めるべき
・参院選挙前に内閣改造をすべき
・ある所で下野してもう一度立ち上がるべき
などを当たり前の提言をしたが、事実は政治の金の問題、年金問題、地方の疲弊の問題を野党、マスコミから叩かれ、参院選大敗となった。
 選挙中の彼が通した法案の数を誇ったのも、独裁的だとして批判された。
 安倍さんの突然の辞任は予想外だっが、それでもネット上では安倍さんの待望論が広まっている。
 詰まり私とその周辺の人達の当たり前の意見が、福田さんのへの提案を含めて、結果的には偶然かも知れぬが、全て最近の政局の行方を左右するような重要なポイントを突いていたことになった。

 私は国民の多くは私の周辺の人達と同様に、程度の差こそあれ皆健全な考えを持っていると思う。
 然し彼らの多くは、自分の意見を発信しない。
 だから政治家は世論調査以外には、議員に対して個人的または団体に有利になるように働いて貰えることを期待している、支持母体の人達や地域の人達の声しか耳に入らないのだ。
 だから私が書いた誰でも判る当たり前の提案がそのまま政治家に届かないのだ。

[来訪者の方達へのお願い]
 私は政治家、作家、批評家などプロの人達のブログはとにかく、貴重な時間を割いて、しかもただでブログを書いている人達を尊敬していますし、その人達のブログに対して批評染みたことも言いたくありませんし、言ったこともありません。
 然し、もし余力がおありでしたら、批判や批評だけでなくその優れた識見で、問題解決のために具体的な提案をして貰えればありがたいのですが。
 批判や批評だけのネット上の意見は、マスコミで良く言われるように、ネット右翼や左翼の一言で片づけられているようです。
 政治家に○○引っ込めとか、媚中○○と言っても、厚顔の彼らにとっては痛くも痒くもないでしょうし、彼らにとって怖いのは世論調査の結果だけのようです。
 そうは言いましても、私のように僅かな人達の政治家へのそれも人染みた当たり前の提案は屑籠行きになるのが落ちだと思います。
 然し皆様方の優れた具体的な提案をして頂き、それを政治家に伝えて頂ければ、その数が多い程、彼らはそれをそのまま放ってはいけないと思いますし、なんらかの形になって来るかも知れません。
 そして私のような不勉強なおっさんにも大変勉強になります。
 もしそうして頂ければ、正直言って昔人間の見栄で、言い訳染みたを言うことへの心の抵抗に眼を瞑ってのこの投稿をした甲斐があります。
 どうぞ皆様方のご賛同とご協力をお願いいたします。

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*注1:福田さんへの提言の内容
升添さんの周辺の体制を固めること
・消えた年金問題、年金制度の見直し
・年金の横領
・社保庁の解体
・厚生労働省の体質
・高齢者負担増加の凍結
・少子・高齢化に関する福利・福祉
・医師不足
・健康・介護保険負担の増加
・派遣労働者法の改正
などなど多くの問題が山積している。
 それに対して現状は升添さんが孤軍奮闘しているように見える。
 それに対する厚生労働省や社保庁の協力姿勢が全く見えない。
升添さんへの指導と協力
 然も彼の言動に対して党の内外から反感を買うことも多いようだ。
 彼は何でも自分でしたがり、目立ちたがる傾向があるようだ。
 然し、彼が独力でやり遂げるには、前述の懸案は余りにも多すぎ、難しいものばかりだ。
 そして全てが直接国民の生活に影響するだけに、そのまま自民党の評価に結びつけられるものばかりだ。
 これらの事を考えると、升添さんが二年生議員で難しいかも知れないが、彼がもっと働き安いように、強力な副大臣をそれも複数付けるとか、適当の部下を付けて貰ったらどうだろうか。
 それで彼が上司としてのリーダー・シップを取れるか、或いは単なる批評家で終わるかの次第によっては、福田さんの直接の指導や協力が必要になるのかも知れない。

*注2:参照
 審議拒否するなら金を返せ(家内の一言集)
*注3:参照
  民主党チョンボの歴史 
*注4:参照
  カテゴリー → 安倍内閣