参院選の大敗後安倍さんは早々と続投を宣言した。
これにはマスコミや野党からは勿論、自民党ないからも批判が続出している。
私も3月10日の
安倍内閣改造の勧めで
予算成立以後でもいつでも良いが、内閣改造を行って、安倍さんらしい内閣 改造をして貰って体制を建て直し、難問だらけの拉致問題、教育問題、少子化、格差是正など、小泉さんがし残した問題解決に、後顧の憂いなく本腰で取り組んで貰いたいものだ。
その時は、前にも書いたが、安倍内閣の清新さを失わないような人材の入閣 とともに、是非安倍さんの相談相手になり、且つ一部権限の移譲できるような、実力者を是非内閣にも入れて貰いたい。
私は人気のある麻生さんに副首相的な役割は果たして貰うか、党内事情が許せば、腹の坐った平沼さん が良いと思うのだが。
と書いた。
勿論私の提案の改造の時期は、常識から考えても、参院選後でなくてその前の積もりだった。
然し、安倍さんは懸案の法案を通す事に重き置くあまり、会期を延長してその改造の時期を逸してしまった。
その結果は、安倍さんの法案を通すための、強引な手法の批判と、今のなって自民党自身も最大の敗因と多分認めている、選挙期間を通じて、金と政治の問題の証拠として、赤城さんがマスコミからさらし者された結果、自民党にとって悲劇的な結果になってしまった。
もし私が言う様に参議院の会期終了と共に内閣改造をしても負けたかも知れないが、少なくとも大敗はしなかっただろうし、多くの識者が認めているように、組閣責任と政治手法の拙さと言う安倍さんが当然負わねばならぬ責任に比して、歴代の首相が負わねばならぬ年金問題や小泉さんが本来負わねばならぬ、改革に伴う負の遺産の未処理の責任が遥かに大きいことを考えると、安倍さんが今のように党の内外から今ほど批判されることは無かった筈だ。
そして安倍さんの党内外からの大批判の中での続投宣言だ。
ここでも私が7月4日の私の安倍さんの評価で、私の山口県出身の旧友の比較として私の友達のように、安倍さんの性格の温厚で、良い人当たりだが、筋の通った自分なりの考え方をしっかり持ち、言い出したら一歩も引かない。と書いたのがこんな事でまた当たろうとは夢にも思わなかった。
とにかく安倍さんは続投を宣言した。
週刊誌などの広告を見ると安倍さんは馬鹿呼ばわりされているようだ。
私は天下の自民党が選んだ人だから、そんなことはあるまいと思いたいし、その前提で今後の行き方を考えてみた。
安倍さんは皆が言う様に内閣改造前には、今までのやり方の総括は当然するだろうが次のことは是非考えて貰いたいものだ。
1.仲良し内閣から実力者内閣へ
言うは易く行うのは難しい挙党一致内閣を作る事だ。
これはどのマスコミや識者が言っているので簡単に書くが、是非考えて貰いたいのは、仕事はやりにくくなるだろうが、是非実力者と、重点項目について、小泉さん時代のように竹中さんや飯島秘書官のような実行力のある人、升添さんでも誰でもいいが安倍さんにも直言出来る人を入れて貰いたいことだ。
2.施政方針の見直し
(1)「美しい国」など奇麗事過ぎるキャッチ・コピーは言わぬ事。
このお蔭でやることなすことすべてにこのことを引き合いに出され、批判の種となった。
(2)急ぎ過ぎぬ事、目の前のことから片づける事。
憲法改正より、多くの識者の言う小泉政治の影の部分、負の遺産の整理だ。
(3)小手先、思いつき政策から先を見通した政策へ
その為の人事の入れ換え強化
3.施政方針演説
・トーンダウンまたは引っ込めるもの
小泉政治の継承や戦後レジームの脱却
・強調すべきもの
小泉政治からの脱却
私はそれをはっきり言った方が良いと思うが、それが政治的に拙かったらその修正、または仕残し部分の強化くらいは言う事。
4.国民から遊離しない方策を考える
・地方の離反→小沢さんの取り込みの反省をすべきだ。
勿論小沢さんの言う従来型の補助金でなく、自助努力を支援する方策。
農村で言えば、農業の大型化に補助金を出して後はほったらかしでなくて、如何にして零細農業を大型化に巻き込むか、そして当然余ってくる人員を如何に地域の発展に投入するかなどの細かな政策が必要だ。
・そのための情報収集システムの整備活用
特に地方の人達、大きな支持基盤となり得る無党派層の情報の収集、分析、政策への反映に中心にする。
5.いざの時頼れるブレーンを置く
時に応じて相談できる、そして道を誤りそうなとき、稚拙と言われた政治手法などについて直言して貰える人。
特に安倍さんの良い所でもあるし、政治的には時に欠点となる人柄の暖かさによる、政治的な判断の誤り(閣僚の不祥事について庇う限界など)都度指摘貰える人。
私は前に書いたように、今のような難しい時期での内閣改造とそれ以後の運営については、小泉政治から脱却の宣言が一番必要だと思うが、安倍さんの慎重な配慮と決断を願いたいものだ。
参照:
カテゴリー → 安倍内閣
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