普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

中学校教師への手紙(13)[教育改革への道(2)]

2006-08-27 12:04:07 | 教育

8月20日の教育の見直しについての具体策について書いて見たいと思います。

斜体文字:反論
赤字文字:それに対する補足説明

<小学校入学前>

先ず第一に初等教育段階では、特に入学前の学校と父兄のコミュニケーションを良くして考え方を出来るだけ統一して、以後の教育に支障をきたさないようにする。

1.学校側の基本的な教育方針の説明。

2.父兄へ協力して貰いたいことと、学校が責任持って行うことを明らかにして置く。

父兄の中には教育は全て学校の責任と思っている人もいる。
教育委員会と協力して特に躾けは基本的には家庭の責任であることをつと句させる。

<小学校時代の家庭のあり方>

1.家庭は次のように躾けや教育について見直す
(1)規則正しい日常生活
(2)個室は与えない。テレビやゲームの時間を決めて守らせる。
(3)家庭内や隣近所の人との挨拶をきちんとする
教育委員会と協力して躾けは基本的には家庭の責任であることをつと句させる。

(4)小学校の教育とダブル範囲の塾には行かせない。
(後記塾の問題参照)
父兄の費用の負担を避ける。
教室での集中力の不足や混乱の原因となる。
その代わり塾などに行かなくても済むように公立中学校進学に差し支えない学力の確保の約束と実行をする。

[家計が苦しい家庭でさえ何故子供を塾に行かせる理由→その対策]
a.学校の過程について行けない→小、中、高校とも一定の学力の達成と、それが有れば上位の公立校への入学が出来る可能性が大きい事を説明する。
b.上位の公立校が荒れている→以下に書いたような対策で平穏な学校にする。
c.有名私立校に入れ、将来有名大学に進ませたい→国公立大学には、a.程大きくはないが今までより、可能性が大きくなることを説明する。
d.もし行かせるときは、公立校での授業の妨げにならない授業態度を父兄が生徒に教育させる。

<小学校の教育の基本方針> 

2.小学校では楽しい授業、躾けと訓練に中心を置いた教育を行う。

(1)学校と社会の生活に不可欠な躾けを行う。これは家庭の責任だと言う声もあるが、躾け不十分な現実を受け入れて学校でも重点的に行う。
1)相手への思いやり、他人に迷惑をかけない、弱いものいじめは卑怯もののすることだ、物を大切にする、年上の人にきちんと挨拶をする等の日本古来の美風や考え方をを徹底的に教える。
これが学年が進むに連れて生ずる学級荒廃を防ぐことになる。       
2)我慢する力を養う。
その成果よりもその過程への努力を評価する。
将来の落ちこぼれの防止

(2)生徒の中学校への進学に必要な学力を確保する。
1)教科内容は現在のゆとり教育の限度とする。
2)例えば積み重ねの必要な学科の国語、数学等は目標値(例えば百点満点で70点)へ全員達成へ向けて頑張る。
目標に達しない生徒は補習授業等で必ず補う。
従来のお役所意識を持った、または労働者意識を持った教師がこのよう労働教科に繋がることをする筈がない。
この問題は教育委員会、学校幹部が協力して辛抱強く教師自身を教育するしかない。
教師が忙しすぎて、こんな事まで手を出せない。
教師の業務の合理化をはかる。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060815

 (3)中学校と緊密な連携を図り、学力不足の問題があれば、協力して解決策を図る。昔あったかも知れない馴れ合いを止める。

(May 17と毎週日曜日投稿参照)