<<米国とイスラエルの陰謀?>>
私たちの英字新聞輪読会で Student Timesの Ms. 松井のオピニオンを読みました。
http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/articles/op20060818/op20060818main.htm
その概要は
1.イスラエルのレバノンへの攻撃は正当でないこと。
2.NATOの最高司令官だった米国のクラーク氏が、最高機密である「中東を米国の"お客さんの国"とする軍事作戦の最初の段階としてのしての、2001年のレバノン攻撃のペンタゴンの計画」を最近明らかにした。
3.現在のイラクの分断状態は、軍事作戦の失敗でなく、分断された戦争状態にある国民を利用する意図が最初から米国の戦争計画者にあった。
4.イスラエルのレバノンの侵攻の裏には上記の基本政策を持った米国がいる。
5.世界は米国とイスラエルに対して反対の意見が増えている。
6.米国はそのの増大する貿易赤字と、拡大し過ぎた軍事能力で、すでに「破産状態にある信用」をさらに減らす余裕はない。
7.最後の結果は米帝国とイスラエルの崩壊かもしれない。
8.ライスさんはこの紛争を民主化への生みの苦しみといった。
9.しかし、レバノンの人達はこれを葬式と言うだろう。
10.そしてこの葬式はどの国の葬式になるか判らない。
これを読んだ後、皆はアメリカやイスラエルはひどい事ばかりしているとか、いや、日本を含めて、世界各国とも皆、自国の利益になることしか考えていないのだなどと、色々の意見が出ました。
<<日本のあり方>>
勿論 Ms. 松井の意見が正しいかどうか判りません。
そして日本は他国のことを取り上げて文句を言っても仕方がないことで、問題は日本がどうあるべき考えるしかないでしょう。
彼女の意見はさておき、8月9日に投稿しましたように、今後何年か何十年か後の歴史の中で、米国は最悪の国として描かれる可能性もないとは言えません。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060809
核兵器を開発して全世界に広め、それを使用した最初の国。(そして最後の国?)
二次大戦後、世界で一番余計によその国で戦争をした国。
折角出来た国連で一番拒否権を発動した国。
始末に終えぬテロリズムを誘発させた国。
そして、若し米国がぽしゃった時、残された米国の最大のお客さんの国である日本の立場はどうなるか。
世界の孤児にならぬか。
どうして国を護るのか等々。
<<ノー天気な小泉さんとそれを持ち上げたマスコミの責任>>
彼女の意見を読むまでもなく、上のような首を捻る色々な事実を考えた時、米国一本槍で行けば全てOKと言う小泉さんの外交政策は余りにもノー天気過ぎると思いませんか。
世界の首領達はブッシュさんを含めては小泉さんをどう見ているでしょうか。
皆、心の中では彼を小馬鹿にしているのではないか思えてなりません。
中国や韓国の首脳達がその最たるものでしょう。
そして、そのような彼を首領と仰いだ日本人に対してはどう見ているのでしょう?
日本は民主主義の国ですから彼に全ての責任を負わせる訳には行きません。
彼を選んだのは国民の責任です。
そして大半の国民の意見はマスコミ報道に寄って形成されていると思います。
彼の作戦に乗って彼を有利の立場に置かせたのはマスコミです。
特に前回の選挙で彼が大勝したのは、選挙中と言うのに、マスコミの報道が不公平にも彼ばかりに偏ったことにもあることは、充分に反省するに値すると思います。
マスコミもノー天気とは言えないとは思いますが、余りにも軽薄過ぎると思いませんか。
そう考えると、もし今の状態や、世界における日本の立場に問題があるとすれば、それに対して一番の責任を感じるべきなのは、小泉さん自身と自民党を除いては、マスコミだろうと思います。
<<マスコミの方達にお願い>>
どうぞ、もっともっと見識と先見性と公平さとバランス感覚を持って下さい。
参照: Aug 15, 17投稿