二日ににわたって同じ主題でブログを書いてきました。それが宿命かもしれませんが、昭和50年代までは詩吟は静かなブームといわれるくらい盛り上がっていました。職場に余裕もありました。民営化前の国鉄だとかか、道職員、市役所職員の詩吟人口は多かった。職場でのサークル活動が盛んで、詩吟のサークルも多かった。バブルの崩壊、国鉄の民営化などを経て職場環境は厳しくなり、職場内でのサークル活動はほとんどなくなった。そして、第二次ベビーブームの世代からは、ほとんど詩吟に接することのない人たちなっていった。詩吟の源流が明治維新の志士達、そして軍人たちに支えられて来ていたという歴史的流れが、今の時代に容易に受け入れられないものになっているのかもしれない。夢を今一度とはなかなかいかないでしょう。
継承者の高齢化も進んでます。また、昭和50年代だと、公民館、区民センターなどの講座として募集するとかなりの方が応募してくれた。それも夜間の講座なのです。今、講座を開くために会員を募集しても全く反応がなく実現できないといいます。しかし、例えば「漢詩の鑑賞」といった講座を立ち上げ、その中で詩吟をやりたい方を見つけてゆくのも一つの方法だと思う。ただ、一定の人数がそろわなければ講座として成立しませんから、お弟子さんの協力を得て応募してもらい一定の人数にする必要がある。個人の自宅では難しいでしょう。今自宅を教室にしている方が、教室を公的な場所(区民センター、地区センター、など)に移したいとき、講座としての募集と重ねる手があります。この場合講座として取り上げてもらうことが結構面倒かもしれません。
将来への投資として、小学生に詩吟を聞いてもらう活動、私は二度経験していますが面白いし、将来に必ず生きてくると思う。何回かブログで書いたこともありますがこれは実現可能な方策だと思います。
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