手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

戦争放棄した日本なのに

2015-04-09 20:22:38 | 随想
 戦後70年。戦中派の人は私の世代くらいまでだ。戦中派に入る私だけれど、兵隊の経験はない。

 今天皇両陛下が激戦の地パラオへ慰霊に行っていらっしゃる。生き残った数少ない方とか、この地で肉親が戦死した家族の方とかもこの機会に訪れて追悼をされていた。そしてその方たちが口をそろえて二度と戦争はすべきでないとおっしゃっていた。

 敗戦後、日本国憲法は戦争の放棄を定めた。日本が敗戦から立ち上がるうえで、この戦争放棄の定めが大きく貢献したといえる。世界でただ一国、憲法に戦争放棄を掲げているのだ。これは、素晴らしいことだし、永遠に貫きたい条項だ。

 しかし、全くの無防備は今の世界情勢を見ているととても危険なありさまで、自衛隊も戦力の一定の増強をせざるを得なくなっている。尖閣列島での中国の挑発は日米同盟と、自衛隊の一定の戦力保持がかろうじて大事を抑えているように思える。

 中国は歴史認識ということで、あの戦争を侵略戦争とし、今も日本が同じような考えでいるかのような姿勢で、反日運動を展開している。戦後70年日本が平和主義に徹していることをみず、日本を仮想敵国のように扱い、そんな中国の動きが、やらなくてもいい自衛隊の軍備拡張へと進んだり、集団的自衛権発動のへの動きなどになっていることを、逆に今度は軍国主義の復活のように言ったりする。

 そんな中国の挑発に決して乗ってはいけないし、憲法9条は決してなくしてはならない。

 ソ連のウクライナで取った行動は、現代版侵略戦争だ。北方領土問題もソビエト人が実効支配している。もう絶対に四島返還はしないだろう。それだけでなく二島も実効支配下に置き、話し合いにも応じなくなると思う。平和条約がなくても、もう自由な経済活動が展開できているのだ。ソ連にとって今更平和条約は関係なくなっているといえそうだ。

 沖縄もアメリカの占領下におかれたから返還されたけれど、中国に占領されていたら返還はなかったと思う。</font>
コメント
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