【3日目】
今にも降りそうな雲いきです、今日も山小屋で合羽を着用して出発です。
雲の切れ間から近くの山並みが垣間見ることができました、でも山頂付近は雲がかかっており残念ながら槍ヶ岳は見ることができません。
大キレットを超えて行けば今日中に穂高に着くことができそうですが、この悪天候では危険なので一旦横尾まで下ってから涸沢カール経由穂高へ登りかえすルートをとることにしました。
リンドウが気持ちをなごめてくれます、九州で見かけるリンドウとはちょっと違うようです。
登りは余裕がなかったのか気づかなかったのですが、雨の中下っていくとき周りをよく見るといろんな花がありました。
登山道わきの雪渓です、触ってみましたが雪というよりも雪が締まって固まった氷でした。
横尾から涸沢カールに向けて再び登りが始まりますが雨は相変わらず降り続いています。
遂に涸沢カールに出ました、大雪渓がきれいですね。雨は相変わらず降り続いていますが今回一番の感動でした。
今日の宿涸沢小屋が少し高いところに見えます。
穂高から下山してくる登山者とすれ違う時「稜線はすごい風でとてもじゃないけど進めなくて予定を変更してやっと降りてきました、まだ穂高山荘には40人くらいの登山客が避難しています」とのこと。
明日はどうしよう・・・(不安)
この悪天候で予想通り涸沢小屋の宿泊客は少なくゆっくりしていて良かったのですが、私の寝る上の中2階では雨漏りが・・・
写真にあるバケツとタライが雨漏りを受けて心地よいリズムを刻んでいました。
外はすごい風の音、隙間風も吹き込みますが今夜の音楽会のパーカッション担当はバケツとタライ、♪トントントコトントン♪♪ 雨漏りの4分の3拍子リズムの奏でる子守唄の下で私は夢の舞踏会へと引きずり込まれていくのでありました・・・・・おやすみなさい
本日の行動
9/8 ヒュッテ大槍06:30→横尾→涸沢カール14:40→涸沢小屋(涸沢小屋泊) 実質歩行時間7:30
続く (yasu)
北アルプスは初めてだったので大キレットはどうしようかと思っていたのですがこれもあきらめました。
残念ながら尾根歩きはできませんでした、もちろん展望も全くなく、またいつか出直そうと思っています。
悪天候で挑戦できず残念でしたね。