【2日目】
朝から結構雨が降っています、山小屋で合羽を着て出発。
雨は降っていても、今日はあこがれの槍ヶ岳を目指すので心は弾みます。
途中石造りの旧槍沢小屋を通過、今は使われていませんが昔はとても狭い中寝てたりしたのでしょうね。
この付近がテン場になっていますが雨の中でもテント泊の方が一人いました、ご挨拶をして通過。
やがて樹林帯がなくなり、登山道はガレ場と変わっていきます。
すでに標高3000m近くまで来ました、息を大きく吐きながら薄い空気に対応していきました。
ガスのわずかな間から切り立った尾根が見えます、あれが槍ヶ岳の山頂槍の穂先かな? いや違うようです、方向はこちらですが槍ヶ岳はガスで見えません。
やっと槍の肩に到着、ガスで視界は100mもありませんがこのまま待っても天候は一向に回復しそうにないのでザックをここに置き槍の穂先へと進みました。
取りつきは岩場ですがホールドは良く初級の岩程度で難しくはありません。こんな雨の中、私のほかに登山者は誰もいないようです慎重に登って行きました。
最後の長い梯子場です。
梯子の長さは10m位でしょうか、ほぼ垂直の梯子でゆっくりと確実に登り槍の肩から15分くらいで山頂に出ました。
遂に槍ヶ岳に登頂! この悪天候の中山頂には意外にも4人の登山者がいました。
写真を撮っていただきましたが視界は50m位で何も見えません、槍の穂先の隣にあるはずの小槍も見えません。
一応ポーズをとって元気なようですが気持ちはいまいちです。
先に下山を始めて長い梯子を降りる登山者を山頂から下を撮影、視界の悪さがお分かり頂けると思います。
回復しそうにない悪天候の中今日の宿ヒュッテ大槍に進みます。天気が良ければ槍ヶ岳がよく見えるそうですが今日は何も見えません。
槍ヶ岳山頂付近の山小屋は3つあり、ちょっと離れていますがヒュッテ大槍の評価がネットで見る限り高かったのでそこにしました。
今回山小屋はすべて予約なし、悪天候のためか今日の宿泊客は7人だけでした。
食事です、期待した通り素晴らしい内容でワインも付いています。山小屋でワインが出るなんて・・・しかもグラスにたっぷりです。(つい笑顔になってしまいます)
雨の中乾燥室は大切ですが、ここの乾燥室は性能もよく、この山小屋には十分満足しました。
居合わせた方は悪天候なのでその付近を散策してこの小屋にもう一泊するとおっしゃっていました。
本日の行動
9/7 槍沢ロッヂ06:10→槍の肩11:00→槍ヶ岳→ヒュッテ大槍13:00(ヒュッテ大槍泊) 実質歩行時間6:00
・・・続く (yasu)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます