大崩山2日目の歩行ルートは、権七小屋谷から鹿納山。 今回は権七小屋から尾根伝いに直接アプローチして見ました。 昨日、権七小屋谷に宿泊していたグループと鹿納山直下の所でバッタリ出遭いました。 藪からバサバサッと出て来た我々にびっくりした事と思います。 頂上までの所要時間は、遭遇時刻と出発時刻から推定して我々の方が「45分位」早かったようです。
鹿児島から来たと言うこのグループ、権七小屋から鹿納山そして大崩山頂上経由坊主尾根コースで祝子登山口まで歩くと言っていました。 沢山の荷物を担いでの山行、若いという事は素晴らしいと思いました。
権七小屋谷の夜明け、赤富士ならぬ赤坊主。朝日が鹿納山方面を照らしています。
昨晩の木の葉ベッド、落ち葉を敷き詰めたお蔭で暖かい夜を過ごすことが出来ました。 体温で落ち葉が乾いていました。 まるで”熊”の寝床?
出発前の柔軟体操、見上げれば青空!
準備体操を終え、鹿納山に登るべく尾根に取りつく。
朽ち果てた老木(まるで私?)の根元に”シャクナゲ”が芽を出していました。
老木を見上げると”サルの腰掛”などが生えていました。
歩くこと45分、目指す鹿納山は近いぞ!
鹿納山頂上、久しぶりに頂上に立ちました。 鹿納坊主へ登る登山道およびその周辺は、いつ落石があってもおかしくない状態に見えました。 歩行時は浮いている石を踏まない、何気なく大きな石をつかまない(浮いているものがありました)ようにするなど細心の注意が必要だと思いました。 ご安全に。
頂上で記念撮影、権七小屋谷で一緒だった鹿児島から来たという若者たち一行に撮ってもらいました。
鹿納山頂上からの眺めは素晴らしいものがあります。 360度見渡せます。 (大崩山方面)
阿蘇の噴煙もはっきり見えました。
写真中央の谷が金山谷。
日隠山方面
鹿納縦走路のアケボノの開花状況。 おおむね未だ蕾の状態。 4月末から5月初め頃が見頃でしょうか?
下山途中、アケボノツツジ越しにみる鹿納坊主。
鹿納山登山口に無事到着、ここから駐車場まで約1時間半の歩きです。
林道脇に焚火の後、何と火がついたまま放置されていました。 ヤマメ釣りの2人が車で走り去って行ったので恐らく彼らが焚火をしたのではないかと思われます。
風が結構吹いていたので手持ちの水をかけ、更に下の川まで下りて水を汲んで来て消火。 鎮火確認。 どこにもマナーの悪い人がいるものですね。 困ったものだ。
林道から見る鹿納川は新緑がとても綺麗でした。
釣鐘山、矢筈岳方面
登山口駐車場には沢山の車が停まっていました。 広島、山口、鹿児島、熊本等々県外ナンバーの車が目立ちました。
日隠林道の新緑、新緑の中をふきぬけてくる風が何とも心地よい日隠林道でした。
林道終点、鹿川キャンプ場入り口からみた大崩本流の川原、大きな石が特徴です。
大崩山1泊2日の山行は晴天に恵まれ無事終了。 皆様お疲れ様でした。 最近は九州最後の秘境というふれこみで登山者が増えて来ました。いつまでも素晴らしい自然が残されることを祈ります。 (fuka)