うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Ouija BoardとThe Green Monkey

2008-02-13 21:40:12 | 競馬日記
Ouija Boardの初仔が無事生まれたそうです(記事)。
父はKingmambo。交配が決まったときに、感覚的には非常に理にかなっている、と評価していました(ブログ)。
今年はMonsunを付けるそうです。こっちも楽しみです。昨年 Prideは予定通りMonsunを付けたのでしょうか。ダンスインザムードにもMonsunと交配する案がありましたが、このドイツ血統種牡馬の能力は世界中から注目されています。昨年はManduroがWTRRの1位に輝きました。

18億円ホースThe Green Monkeyは未勝利のまま引退することになりました(記事1記事2)。
落札されたときから懐疑的でしたが(ブログ)、結局セリのときがピークの超早熟馬だったのでしょう。この馬の生産者のHartley / De Renzo Thoroughbreds(正確にはAnne and Satish Sanan’s Padua Stablesが生産し、2005年のイヤリングオークションでHartley / De Renzo Thoroughbredsが買った)のところで種牡馬入りするようです。この馬が本当に18億円で落札されたのかはやはり疑問です(ブログ)。

少しずつ

2008-02-11 20:11:15 | 競馬日記
インフルエンザの影響もあり大混戦のクラシック路線ですが、少しずつ主役候補が出てきつつあるように思います。

共同通信杯はこの前取り上げたショウナンアルバが勝ちました。あまりこの馬の名前が出ていなかったので、出走していることに気づいていませんでした。6番人気とはずいぶん低評価だったのですね。しかし順当勝ちでしょう。

エルフィンSはエアグルーヴの娘ポルトフィーノが勝ちました。約8ヶ月ぶりの出走で、圧倒的1番人気でした。クロフネの仔って感じの走りで、先行して圧倒しました。ここでは力が違う感じでした。

この2頭は今後活躍する資格は十分にあるでしょう。

土曜日に父シンボリクリスエスと母父Sadler's Wells(=Fairy King)のニックスについて書いたのですが(ブログ)、日曜の京都2400mの梅花賞(500万下)ではテイエムチーターが人気薄で2着と好走しました。Gold Bridgeのクロスについて書いていますが、Gold Bridgeはスピード要素です。シンボリクリスエス産駒はスピード、瞬発力不足が問題の馬が多いですし、Sadler's Wells系も重厚さが邪魔をするケースが多いです。その面でもこのクロスはプラスでしょう。

三里塚御料牧場記念館番外編

2008-02-10 21:32:25 | 競馬資料
前のブログの続き。
おまけとして航空科学博物館に行ってきました。

博物館内に空港の縮尺模型がありました。そこに三里塚記念公園もありました。空港との位置関係はこんな感じです。
模型


展望台から見た三里塚記念公園方面。
模型


三里塚御料牧場記念館の資料。
パンフレット


小学生用の資料です。
パンフレット


年表。裏面まで続きます。詳しく見たい方は行ってもらってきてください。
パンフレット


こっちは航空科学博物館の資料と入場券。入場料大人500円。JAF割引が使えますので、会員の方は会員証を忘れずに。
パンフレット


感想:
小さい公園で小さい記念館ですが、安田伊左衛門書のダイオライトの碑があったり、競馬人としてときめくものがありました。
ここに下総牧場時代の地図がありますが、記念館内で昔はもっと広かったことを説明していただきました。

追記:
下総種馬場は閉鎖されたのですね(記事)。

三里塚御料牧場記念館

2008-02-10 21:14:00 | 競馬資料
下総御料牧場の跡にある三里塚御料牧場記念館に行ってきました(地図)。県道62号線(芝山はにわ道)沿い、三里塚交差点(106号との交差点)の北に三里塚記念公園の入り口があり、横に駐車場があります。駐車できる台数は少ないですが(10台程度)、すいていました。というか、他の客を見ませんでした。


三里塚記念公園の入り口です。奥の建物が三里塚御料牧場記念館です。
三里塚記念公園の門


門の横の説明板。
三里塚記念公園の説明


記念館です。入館無料。館内は写真撮影禁止です。おじさんが少し説明してくれました。競馬関係の展示物としてはヒサトモの像、トウルヌソル、ダイオライトの写真などがありました。
三里塚御料牧場記念館


公園内には記念碑がありました。右からトウルヌソル、ダイオライト、獣医学の碑です。
石碑


トウルヌソルの碑です。裏には血統、産駒成績などが書いてありました。
石碑


ダイオライトの碑です。安田伊左衛門書とあります。
石碑


御料牧場は獣医学発祥の地のようです。
石碑


第五代場長新山荘輔博士の像です。
像


記念碑の裏から撮ると記念碑、像、建物の位置はこのようになります。
石碑の裏から


公園内には貴賓館があります。工事中のようでした。
貴賓館


貴賓館の敷地内の高村光太郎の碑。
高村光太郎

長くなるので番外編へ。

シンボリクリスエスとのニックスについて

2008-02-09 22:34:10 | 競馬日記
シンボリクリスエスの仔ソーマジックが2勝目を挙げたのですが、母父がFairy Kingです。
netkeibaで調べた限り、父シンボリクリスエスと母父Fairy Kingの組み合わせは2005年産は2頭でソーマジックが勝ち上がり、母父Sadler's Wellsとの組み合わせでは4頭でニシノエモーションテイエムチーターが勝ち上がっています(母父Sadler's Wellsの残り2頭も新馬戦で連対しています)。この時期での勝ち上がり率5割は優秀でしょう。

この組み合わせのいい点は、Gold BridgeとHail to Reasonの位置のように思います。父内Gold Bridgeのある部分はクロス馬を作れないことが多いように思いますが、これを生かしたのはいいことだと思います。またシンボリクリスエスはHail to Reason3×6というずれたクロスを持っていますが、母父Sadler's Wells(=Fairy King)では5代目にHail to Reasonが位置するためにHail to Reason4 . 7 x 5となり、ズレが解消されます。
他にはBlack Toneyを8代内でクロスできることとか、いい点があります。

注目の組み合わせです。

ワールドカップ予選初戦

2008-02-08 20:26:10 | 日記
サッカーのワールドカップ予選の初戦をテレビで見たのですが、、、、絶望的でした。
相手のミスから1点、セットプレーから3点。この相手にこれではどうしようもありません。
世界を驚かせるとか、標語だけは踊るのですが、世界が失望するサッカーでした。もしくは進歩のなさに驚いてくれるかも。
勝ったことだけが成果のサッカーでは上に行けないことはジーコのときに実証済みです。
このままでは今回のワールドカップも出場するだけで精一杯でしょうし、出場できないこともありえるでしょう。

もっとも、ワールドカップに出場して、決勝トーナメントに勝ち進んで欲しいと思うからこのように感じるだけで、日本は弱いのだからワールドカップに出られればそれで大成功、と考えることもできるかもしれません。その観点では相手の隙をついた無難な初戦でした。

岡田監督については、1回失敗した監督には2度目のチャンスはない、という思想は持っていませんが、この2戦を見る限り、早かったかと思います。

シルクビッグタイム

2008-02-04 23:40:54 | 競馬日記
もう一頭忘れていました。

シルクビッグタイムは評判しか知らなかったのですが、なかなか強い馬ですね。ものが違う感じでした。
Vice Regent分枝でNearcticクロスと言えばクロフネと同じですね。ダートで強そうです。

今年は良くも悪くもシンボリクリスエス産駒が注目される年だと思います。サンデーサイレンス系がどこまで持つか分からない状況で繁殖牝馬の質、量とも申し分ありませんでした。今のところ重賞級の馬は出ていませんが、ダート戦や中距離戦で徐々に走るようになってきているように思います。
その中で今日勝ち上がったのはトレノクリスエス。母はフューチャサンデーです。昨日取り上げたシングライクバードと同じくRobertoの3×4を持ちますが、内容は異なります。祖母父の方のRobertoの活性値は低く、Robertoのクロスの弊害はなさそうです。また母の初仔でもあります。血統表上ではPhalaris4段付けでHail to Reasonの3段付けですが、母父はサンデーサイレンスです。
シンボリクリスエス産駒ではRobertoのクロスを持つ馬が何頭か目に付くのですが(メリームードとか)、これがいいのか悪いのか観察が必要なように思います。

雪ですね

2008-02-03 21:34:20 | 競馬日記
関東地方は雪で東京競馬場の開催が順延されました。

この2日で目に付いた馬です。

ニュービギニングが久しぶりに勝ちました。2400mの1600万下です。
急遽ペリエから幸に乗り変わったのですが、なかなか根性のある追い方をしてくれました。一番最初に手が動き始めたように見えたのですが、そこから叱咤激励し続けたらニュービギニングが伸びてくれました。血統的にもこのようなずぶさは推測されますので、強引ではありましたが期待通りの騎乗で期待通りの走りだったと言っていいんじゃないでしょうか。重い馬場も合ったようです。距離はやはり伸びた方がいいですね。これも血統通りです。

キクジロウは以前に取り上げたことがあるのですが(ブログ)、ダートの1600mの未勝利戦で2着に入りました。横山ノリちゃんが引き続き乗ってくれていたようです。勝ち上がってくれるといいですね。

シンボリクリスエス産駒が初めて芝で500万下を勝ちました。
シングライクバードという馬で、これでクラシック路線にも乗ってくる可能性が高くなったんじゃないでしょうか。
しかし、血統的にはあまり好ましいようには思いません。牝馬のクラシックの勝ち馬でこの10年間で血統表上Phalarisの4段付け以上だったのはエリモエクセルテイエムオーシャンです。エリモエクセルの場合、父がEl Gran Senor系でNorthern Dancer系であるか怪しいですし、祖母父はNative Dancer系。実質的にはPhalaris4段付けではないのでしょう。そして母父は16歳時種付けです。テイエムオーシャンの場合はPhalarisの5段付けですが、母父と高祖母父がゼロ交配です。母の2番目の仔でもありました。シングライクバードの場合、Phalaris系の5段付けですし、Robertoのクロスがあるもののゼロ遺伝は使っていません。3連産目の仔でもあるようです。どうなるのか動向に注目です。

メイショウカイドウの妹

2008-02-01 21:04:06 | 競馬日記
今週、メイショウカイドウの半妹デスバレーがデビューします。

母のキンセングローリーはHethersettを持ち、他にヨーロッパの血を豊富に持ちます。それに対してほとんどアメリカ系の血で構成されるスキャンを配合したのがメイショウカイドウです。キンセングローリーの母父ネプテューヌスや曾祖母父Never Say Dieのおかげでアメリカ系の血は最低限生きますが、母内のヨーロッパ系が生きず、発想しにくい配合です。

バブルガムフェローの場合、母が完全なヨーロッパ系であるため、キンセングローリーと方向性があっているように思います。好きな配合です。


メイショウカイドウは先日、小倉でお披露目式をしたようです。