うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ロイヤルアスコット

2006-06-21 19:34:48 | 競馬日記
今週はロイヤルアスコットです。
随時情報を更新していきたいと思います。

クイーンアンSはDanzig産駒のAd Valorem血統)が勝ちました。GIは一昨年のミドルパークS以来の2勝目です。Danzig24歳時種付けですね。母父のRelaunchも効いています。母のClassy WomenはGIIIを勝ち、芝5ハロン半で世界レコードを記録した快速馬です。

セントジェイムズパレスSはアイリッシュの2000ギニーを勝ったAraafa仮想血統表)が勝ちました(ブログ)。こちらはDanzigの直孫ですが、Danzigは切れてません。父Mull of Kintyreは2歳時にGIIを一つ勝っただけのマイナー種牡馬です。母Resurgenceの全兄にPivotalがいます。

コヴェントリーS(GII)もDanzigの直孫Hellvelynが勝ちました。こちらもDanzigは切れていません。血統表上はNearcoの4段付けです。父のIshiguruはGIII勝ちが一つあるだけのマイナー種牡馬です。

キングズスタンドS(GII)はCeltic Swing産駒のTakeover Targetが勝ちました。オーストラリア出身で、当地ではGIを3つ勝っています。Celtic Swingはなかなか優秀な種牡馬ですね(ブログ)。

仏オークスなど

2006-06-13 22:22:01 | 競馬日記
フランスオークスはSingspiel産駒のConfidential Ladyが勝ちました。曾祖母の産駒に米三冠馬Affirmedがいます。

QTCブリスベンカップはペンタイア産駒のArt Successが勝ちました。ペンタイアは日本ではGIホースだしていませんが、南半球ではコンスタントにいい馬を出します(ブログ)。

QTCザTJスミスクラシックは英2000ギニー馬King of Kings産駒のReigning to Winが勝ちました。牝系に配された種牡馬たちは母父T. B. Heart Throb、祖母父Epidaurus、曾祖母父Namnan、いずれも日本では聞き慣れない馬ばかりです。

ジョンシェール賞(GIII)はKentucky Dynamiteという馬が勝ちました。母のChelsey FlowerはフラワーボウルHを勝った活躍馬で、父His Majestyの世代が極端に古い変わった配合でした。どんな子を出すのか注目していました。Kentucky Dynamiteは父がKingmamboで、His Majesty=Graustark5x2の世代がかなりずれたクロスが発生しています(配合)。五十嵐氏理論的に見た場合、このクロスの効果を無効と考えれば難しい母にしてはよく出来ていると思います。

ベルモントS

2006-06-11 22:07:50 | 競馬日記
アメリカ三冠最終戦ベルモントSはSeeking the Gold産駒のJazilが勝ちました。母父もDeputy Ministerで完全なアメリカンタイプの配合です。Deputy Ministerはゼロ遺伝ですね。五十嵐氏理論的に見れば、Discovery、War AdmiralといったFair Play系の馬、Tracery-Rock Sandがスタミナ要素として働いていそうです(配合)。
母のBetter Than HonourはドゥモワゼルS(で読み方はいいのかな)(GIII)を勝ち、エイコーンSでも2着に入ったなかなかの活躍馬です。牝系は極めて優秀で、El Gran Senor、スピニングワールドなどと同系です。

オーストラリアで行われたQTCクイーンズランドオークスはAllowが勝ちました。
Halo3x4、Herbager4x4の二つの大きなクロスを持っていますが、父のRahyのゼロ遺伝を受け継いでいます。
父系をきっちり変えていて、なかなか味がある配合です。

Favorite TrickとSaratoga Six焼死

2006-06-09 21:06:23 | 競馬日記
Favorite TrickSaratoga Sixが繋用先のJEM Stallion Stationで焼死しました(記事)。
Saratoga Sixは24歳と高齢でしたが、Favorite Trickはまだ11歳でした。

Favorite Trickは2歳時に年度代表馬に輝いた早熟馬らしく、昨年の2歳リーディングサイアーで69位、本年は6月8日現在で3位につけていました。
Northern Dancerを通らないNearctic系だけに使い道もあったと思います。

Saratoga Sixは種牡馬として大成功した訳ではありませんが、サンタモニカHのToga Toga Togaなどを出しました(Toga Toga Togaは不運にもパドックで事故死しているんですね)。

海外競馬2

2006-06-05 20:32:16 | 競馬日記
週末の海外競馬日曜分です。
仏ダービーはDarsiが勝ちました。父のPolish Precedentはゼロ遺伝です。父の代表産駒にはピルサドスキーがいます。牝系に配されたCharlottesville、Labus、エンペリー、Darshaanがすばらしい。
Darsiはアガカーン殿下がオーナーブリーダーなんですね。オオハシさんのところに行くまで気付きませんでした(自分でリンクしたところをよく見れば分かったのに)。PedNetにも入れていただいたようで、非常に助かります。そういわれてみればSinndarアラムシャーとイメージがかぶります(アガカーン殿下の持ち馬だと気付く前からSinndarとイメージがかぶるなあとは思っていました)。父は全部Danzig系ですし、母系にはMill Reef系が使われています。母内にはDjebel-Tourbillonが豊富にあります。Prince Roseの血を活かしている点も共通します。

グロシェーヌ賞(GII)はシンコウフォレスト産駒のMoss Valeが勝ちました。グリーンランズS(GIII)に続いて重賞連勝です。シンコウフォレストは地味に頑張っているようです。他の重賞勝ち馬にはClose To Youがいます(ブログ)。

独オークスはAlmeritaが勝ちました。独産ですが、父母ともに英産で伝統的なドイツ血統を持っていません。最近見かけるようになったNorthern Dancerが牝系から系列ぐるみになる配合です。

海外競馬

2006-06-04 21:10:20 | 競馬日記
今週はダービーウィークでした。
そのダービーはMark of Esteem産駒のSir Percyが勝ちました。父のMark of Esteemは英2000ギニーなどを勝った名マイラーで個人的にも好きな馬でした。ようやく大物を出しました。Sir Percyは6戦5勝で唯一の敗戦は前走の2000ギニーの2着です。配合を見ると、Mark of Esteem×Blakeney×Sassafras×Pinza。一癖も二癖もあります。今後のローテーション次第ではハーツクライ、ディープインパクトと激突します。

ダービーの前日に行われたオークスはAlexandrovaが6馬身差で圧勝しました。父はSadler's Wells、母父はShirley Heights。お馴染みのニックスですね(ブログ)。私が注目していたShort Skirt(ブログ)は3着でした。

コロネーションCは現在の芝長距離路線の最強馬の1頭Shiroccoが勝ちました。こちらも今後のローテーションが気になるところです。父はMonsunです(ブログ)。2着はお馴染みのウィジャボードでした。

安田記念は香港馬のブリッシュラックが勝ちました。昨年も4着と好走しました。陣営の本気度の高かったようですし、血統的にも香港で走っているのがおかしいぐらい全く不満がありません。伯父に輸入種牡馬インイクストリーミス(ギシュ賞(GIII)等を勝つ)、叔母にJuvenia(マルセルブサック賞等を勝つ)がおり、ジェネラス、Imagine、トリプティクなどと同族です。父母のバランスも取れています。
3着も香港馬のジョイフルウイナーでした。

2ちゃんねる転載アフィリエイトブログ問題

2006-06-01 21:18:14 | 日記
2ちゃんねる内のスレッドを転載してアフィリエイトを稼いでいるブログがあったようですね。
それが2ちゃんねる内での反発に遭い、いくつかのブログが閉鎖に追い込まれたようです(記事)。巻き込まれたor巻き込まれるのを嫌がって自主的に閉じたブログもあったようです(アフィリエイト付きでないやつも含めて)。

記事には書いてないですが、2ちゃんねる住民たちの何割かは以前から転載ブログに対して苦々しく思っていたようです。自分たちのネタを転載されること、2ちゃんねるの雰囲気を理解しない人たちがブログを介して流入してくること、が苦々しく思っていた主な原因でしょう(注1)。ところがそういったブログの管理人たちの一部がネタ元を馬鹿にするようなことを言ったり、「アフィうめぇ」とか金のことを言い出したりしたから、住民たちが爆発したようです(単に便乗して暴れているだけの人もいるかもしれませんが、ってか、間違いなく多数いる)。
爆発の仕方にはいろいろ問題等があるでしょうし(突撃とか個人情報晒しとか)、著作権の話をしても一筋縄ではいかないので法知識のない私は混乱するのですが、爆発したことに対して感情論では納得ができます(注2)。ネタをパクられた上に馬鹿にされて、しかも金儲けの道具にされていたのだから(注3)。

そんな感じで私は当面のところあくまで趣味の範囲でブログをしようと思います(営利活動をすれば非営利の場合よりもより大きな責任を周りから要求されますので)。あとパクリもしないように心掛けます。

また、巻き添えを食らったブログの管理人及びその読者の皆様には心より同情致します。

まとめサイト(2ちゃんねる住民有志によるまとめなので2ちゃんねらーの観点からのまとめです。ご注意下さい。)

注1:2ちゃんねるのスレッドを転載しているものにはいわゆる「まとめサイト」もありますが、こちらはそのスレッドの住民の総意で作られることが多く、そのためこっちに対する反発は転載ブログよりは少ないです。もちろん転載はすべて駄目だと考えている2ちゃんねらーもいるようです。転載ブログでは、管理人がそのスレッドの住民の意志を確認せずに自分のブログに載せてしまうことが多いです。

注2:著作権とかを絡めて怒っている人も中にはいるでしょうが、それよりも感情論で怒っている人の方が多いのではないかと思っています。2ちゃんねらーは吹っかけられた喧嘩を買ったと言う印象です。喧嘩を売ってきたのは一部の2ちゃんねる転載ブロガーの方でしょう。

注3:よく金儲けをねたんでいると誤解されますが(そりゃ当然ねたんでいる人もいるでしょうが)、金のことを言い出したのは一部の転載アフィリエイトブログ管理人であり、金に執着しているのはおそらくそれらの管理人の方でしょう。金儲けの道具に利用されたこと、2ちゃんねる住民のことも考えていると口ではいいながらも金儲けの方がメインであること(アフィリエイトを外して出来る範囲でやればいいといわれても、そのような対応をしなかったブログがあることから2ちゃんねらーたちはそう判定したようです)の不誠実さに怒っているのだと思います。2ちゃんねる住民のことも考えているなんて言っていないブログもあるでしょうけど、それはそれでネタ元に対する敬意がない点で問題でしょう。なんせ引用ではなく転載ですから。アフィリエイトはモチベーションを維持するため云々という言い訳もよく聞きますが、2ちゃんねらーは高いモチベーションなど要求していません。結局、パクった側がパクられた側に対して不誠実なんですね。

(アフィリエイトの際に何か不正があったのではないかとの疑惑、企業と組んだりブログ間で連携を取ったりしながら2ちゃんねるを利用していたとの噂もありますがよく分かりません。まとめサイト参照