旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

如浄曰く

2007年12月11日 21時32分51秒 | Weblog
『すべてのひとは生まれながらに仏であるという考え方がある。こういう考え方を突き詰めると、すべては自然の計らいなのであるから、さとりを開くための修行をする必要がないということに帰結してしまう。このように、あらゆる存在は自然であると考えることは仏の教えとは無縁である。

自らの意識のみをはたらかせて、仏の教えもそうなのであろうと想像することは、本当はわかってもいないのにわかったといい、さとってもいないのにさとったというのと同じようなものである。すべての存在は、自然の計らいによっているのではない。因縁によって意義を与えられるのである。この因縁について解明することがさとりへの道である。』

大谷哲夫著「永平の風」より抜粋改竄

従兄弟の来日 Ⅳ

2007年12月11日 21時01分31秒 | Weblog



広島に滞在する予定であった10日余りの最終日は宮島に渡った。3年前に広島に滞在した際に一度渡って紅葉谷、弥山、大聖院は観光済みである。今回は、先の滞在で修理中であった宮島神社と回廊の観光に重きを置いた。

帰りに豊国神社に寄った。再三にわたって下から眺めたことがある。登ったのは初めてだ。400年前に建築されたという。がっしりとした枠組みのお寺かと思っていたら実は神社なのである。明治の世の廃仏毀釈の名残であろう。

参道にある「もみじ饅頭」の老舗「藤井屋」の「井」の字が「い」に変わっていた。「宮島」通のジャパニーズの従兄弟が理由を尋ねた。つい最近、わざわざ「井」をいろはの最初に当たる「い」に改めて、創業の初心を忘れないようにする気持ちを込めたのだそうだ。

北斎

2007年12月10日 00時21分44秒 | Weblog



津和野に「北斎美術館」があります。2日の日曜日に行きました。4度目の訪問になります。同行した従兄弟も北斎のファンで、「WAVE」を見たいと言っていましたが、あいにく展示されていたのは「RED Mt.FUJI」でした。

従兄弟は日系アメリカ人2世です。わたしは「北斎漫画」が好きです。北斎美術館には多くの北斎漫画が展示されています。何度見ても飽きません。「江戸東京博物館」の北斎展を見に行きます。いい情報をありがとうございました。因みに、私の鼬(イタチ)画像は北斎の作です。


従兄弟の来日 Ⅲ

2007年12月10日 00時09分31秒 | Weblog
シャロン・ストーン



従兄弟は、ロスのユニバーサル・スタジオに勤めている。IT技術者ではあるが勤務先との関係でアメリカ映画に詳しい。最も好きな女優は?と尋ねられたのでシャロン・ストーンだと答えた。英語が間に合わなかったが、最近は二コール・キッドマンも嫌いではないと言いかけたら、従兄弟が、最近人気が出ている二コール・キッドマンよりもシャロン・ストーンの方がはるかに美しいという返答が返ってきたので、二コールの話はやめた。

どうでもいい話であるが、二コール・キッドマンは身長が180㎝近いと聞いている。2m近い従兄弟から見たら高め位の判断なのであろうが、170ちょいのわたしにはでかすぎる。2世俳優マイケル・ダグラスやチャーリー・シーンの話もでたが話が弾まない。

2年ぶりのゴルフ その1

2007年12月09日 09時47分20秒 | Weblog
前日になってゴルフシューズの所在が知れないことに気がついた。仕事を終えてゴルフショップ「ダイナマイト」と天満屋でゴルフシューズを探したが置いていない。以前、スーパー「フジ」にあったことを思い出して閉店間際に駆けつけたが、やはり置いていない。仕方がないからスポーツシューズに露よけの防水スプレーでもかけてコースを回るか、などとのんきなことを考えてみたりした。それでも、キャディさんでもつくとうるさいのじゃないかと気にかかったので、コンペの世話人に電話を入れてみたら、キャディさんはつかないとのこと。ふつーのスポーツシューズですませることにした。

ところが、ほんとうに久しぶりのゴルフなので、「打ちっぱなし」でちょいとからだをこなしておくかと、夜半、近くの「打ちっぱなしのゴルフ場」に行ってみたら、なんとゴルフシューズのバーゲンセール中である。自分の半生をみる思いがしてひとりで苦笑した。ゴルフシューズなら芝生がすべることもないであろうと、正直、安心もした。同郷の同級生たちとのコンペであるから気楽なものだ。瀬野川カンツリーまで車で1時間もかからない。8時半の集合である。翌朝(昨日)7時過ぎには家をでた。車の流れが良かったせいか8時前に到着した。一番乗りである。

従兄弟の来日 Ⅱ

2007年12月06日 22時48分58秒 | Weblog
従兄弟は戦争や争い事が嫌いなようだ。月曜日に呉の「大和ミュージアム」に行った。ところが零戦や戦艦大和、回天に何の関心も示さない。興味すら湧かなかったようだ。むしろ、アフガンやイラクに侵攻したブッシュを「バカたれブッシュ」と茶化す。ブッシュはアメリカ国内では人気がないようだ。

晩ご飯は焼き肉にした。美味しそうに食べるのであるが、日本のジューシーな肉と、スイートな焼き肉のたれが少し苦手なようだ。歳はわたしと2歳ほどしか違わない。2メートル近い大男で顔の彫りも深い。バスケットボールをやっていただけにいい体をしている。日本語は小学校の高学年レベル。「勇人の英語は自分の英語よりうまい。」などとうれしくなるようなことを言ってくれる。寡黙であるが笑みが絶えない。

従兄弟の来日 Ⅰ

2007年12月05日 09時40分38秒 | Weblog
アメリカから従兄弟が来日している。かれはアメリカ生まれのアメリカ育ちで生粋の米国人なのだ。わたしの母親の姉の息子で、わたしより5歳の年少である。日本語が流暢であるとはいえない。漢字が殆ど読めないので、自ら小学校の3年か4年生並の日本語しかできないと言っている。ところがわたしに言わせると読み書きはともかく、会話能力は高校生並みで、かなり高度な意思の疎通が可能だ。その従兄弟と3日間行動をともにした。

この日曜は、早朝から津和野と萩にドライブにでかけた。津和野は街並みの散策、萩では石灯籠の大照院と松下村塾の松陰神社に参拝した。城下の武家屋敷の町並みをゆっくりと通り抜け、明神池から笠山にのぼって日本海の夕暮れを眺めた。