旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

菜園会議

2011年05月01日 08時11分17秒 | Weblog
根っからの貧乏症だから連休の2日目もせわしい。午前は、庭のもみじやキンモクセイの剪定を済ませて菜園にでかけた。ジャガイモのひと株ひと株の傍らに穴を掘って有機肥料(鶏糞)をすき込む。トマトのわき芽をつんで土寄せをする。地這いキュウリとインゲンの種がようやく芽をだした。ダイコンとシュンギクは深緑の双葉から新緑の本葉を吹き出し始めた。珍しく私の予想と天気予報が一致した。夜半から雨模様だから水やりはいらない。菜園は気候をうまく利用できるようになると楽しみが増す。

昼は母親と食事をした。身体が欲している、ニンニクの摂取が足りないようなので土曜日に餃子を食べるようにしている。土日に他人との約束があるとニンニク系の料理を食べるわけにはいかない。この連休はアポなしだ。久しぶりに「王将」の餃子を2人前注文すると胃袋が鳴った。残念なことにうち3個は母親の胃袋におさまった。それから85歳になりたての母親と連れだって近くにある海田の「イオン」をねり歩いた。骨粗鬆症がすすんでいる。とにかく母上には歩いていただかなくてはならない。

夕刻まで親子孝行をしてふたたび菜園に降り立った。隣接する菜園のおばさまから聞きたくもない話を聞かされた。「前にこの区画を借りとっちゃったご夫婦は、まあ知ってか知らずか、いっつもジャガイモの連作をやりよっちゃったんよ。しかもねえ、まい年まい年の春、秋の2回も続けてねえ。」だと。これは衝撃だった。区画が2年ほど休んでいたにしても、これは大問題だ。これまで以上に土の改良をやらないと悲惨な収穫になりそうだ。

先日、やはり隣接する区画のにいさんに「どうみてもここは撒いた種や苗の生育がとろい。地主にねじこんで地代の値下げ交渉をしてみようか。」と話しかけたら、即答でにいさん曰く「おたくの腕が悪いからじゃゆうて返り討ちにあいまっせ。」だと。ところが情報通のおばさまは、このバカ話がバカ話にならないような情報まで提供してくれた。私はこの情報に大いに戦慄を覚えた。怖い話の後でおばさま「まあせっかくの土いじりじゃけん、楽しみながらやりましょうや。」と言い残してそそくさと菜園を後にした。もちろん、この怖い話の内容は連作のそれではない。


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