昨晩から、わたしにとっては朝井リョウの2冊目、「桐島、部活 やめるってよ」を読み始めた。読めばアニメを見ているような気分になる。瑞々しい感性または表現というのだろう、鮮かで繊細な日本語で高校生たちの心模様を描く。
昨今の高校生や大学生気質に触れたくて1冊目の「何者」を読んだ。就職活動に揺れる大学生たちの日常生活が、われらの時代よりも洗練された行動様式の中で描かれていた。もっと野性的でぎらつくような言葉も作法もそこにはなかった。
いづれの小説もストーリーというよりも、心の風景の移ろいをうまく表現している。本日、本屋に寄って、他の朝井リョウの著作を2、3みつけた。題名を見ただけで次の3冊目を買うことはなかった。
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