旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

雨上がりの農園

2015年08月14日 07時55分49秒 | Weblog

ミニトマトが食べごろじゃないかと期待に胸を弾ませながら、夕刻の6時を回ったころに農園まで出かけた。「カンカン照りのち雨」の天気がよくないことは承知だ。予想を大きく上回って、多くの赤く熟したミニトマトが陽と雨にやられていた。半分ばかりに裂け目ができていて食べられないので土に戻した。知り合いが喜びそうなダイコンの葉を間引いてから、鳴門金時の葉を点検していたら、数か所が黄色くなり始めている。根元を掘り起こして土を探ってみたら芋が手に数触れる。畝の5株を掘り起こした。肥料をかなり抑制してきたので実が引き締まっている。これまでの経験で、かなり甘い薩摩金時であることを直感した。
畑にころがったカボチャを4つ収穫して、いつものようにナスを4、5本取り、サツマイモ(鳴門金時)とミニトマトを収めると収穫袋はいっぱいだ。試しにゴボウを抜いてみたら雑草の根と区別がつかないほどやせ細っている。これからの季節、ゴボウに気を配ることになる。美味しいゴボウに仕上げるには肥料だ。サトイモに鳴門金時、ダイコンといった野菜を主体とした畑作りは峠を越えた。代わってこれから秋ジャガと白菜が畑の主役になる。狸にやられたトウモロコシと収穫を終えたカボチャ畑に秋ジャガの種芋を植えたあとで、インゲンやシュンギク、ミニトマトの次に白菜の種を撒く。
収穫でひと汗かいてから、秋口のバーベキューを思う。いい和牛を肴にビールを胃袋に流し込む。飯盒で炊いたご飯に里芋とコンニャク・ニンジンを鶏ガラと味噌で炊いた「芋炊き」がメインディシュだ。デザートはもちろん、アルミホイールで包んで焼いた鳴門金時になる。新たな収穫の季節に向けて期待が膨らむ、胃袋が膨らむ。農園に秋の足音が轟く。


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