旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

積読三昧

2014年05月06日 21時22分35秒 | Weblog

本を読んでいても、庭の木を剪定していても、テレビをみていても、野山に遊んでいても、物思いにふけっていても、私とは無関係に時間は刻まれていたようだ。連休の4日間は自分の趣味に夢中で、殆ど時間の経過を感じることがない至福の時を楽しむことができた。明日から連休前の仕事に復帰して他人様のために働く。
読書に関していうと漱石の「虞美人草」、与謝野晶子訳「源氏物語」、メルビル「白鯨」、「オー・ヘンリー傑作選」、オスカー・ワイルド「サロメ」と、かなり時代錯誤的な小説に目を通した。庭仕事に追われて「源氏」に「白鯨」、「虞美人草」等の中長編については気にかかる箇所を読み直してみた程度の読みにとどまっている。
カフカ「変身・断食芸人」とモリエール「守奴銭」も休み中に買った。心のどこかに岩波文庫への信仰が残っているようだ。特売日のブックオフで20冊を超える(新品同様の)岩波文庫を買っていた。近頃、何のために本を読み続けるのかと自問することがある。いまだ、読みたいから読むという動機以外に回答は見当たらない。