昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

ハマナス(浜薔薇)の花

2008-07-06 09:51:10 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 

         潮かをる北の浜辺の      
        砂山のかの浜薔薇よ     
        今年も咲けるや


 これはご周知の“啄木”の短歌ですが、当地では、今がこのハマナスの盛りで、河原といわず湿原で咲き誇っています。花には他に白いのも、また花の咲くのがやや遅くなる八重もあります。
 しかし私は、先駆けて咲き始めるこの一重の花に惹かれ、ときには、日に2度3度と見に行くことがあります。
 どの花にしても、八重咲きの花は豪華で譬えるなら、まさに平安の宮廷女房が身に着ける十二単にも似たきらびやかさがあります。でも一重を身にまとった町娘の楚々とした慎ましやかさにも、捨て難い魅力を感じます。

 体調のこともあって、湿原にはまだ見には行ってませんが、日頃から良く行く河畔公園内のが、二つ三つと咲き始めたことから、毎年群生する河原に下りて見たのでした。
 今年もまた見事な咲きっぷりでした。初めに行って撮って来たのが思わしくなく、今日2度目に撮って来たのが下の写真です。

 なお美原運動公園内と湿原道路(夢ロード)花も見事ですので、体調を整えて近いうち行って見たいと思っています。

 また八重咲のハマナスは時季的にもう少し先きなので、その時上手く撮れましたら、あらためて載せたいと思います。



       

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4 コメント

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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2008-07-06 21:40:54
ハマナスは、こちらではちょっと見かけません。1日に2,3回見に行かれるほどだから、よほどお好きなのでしょう。十二単にも似た八重咲きよりも、楚々とした一重咲きがお好きですか。より庶民的な感じがするのかもしれません。
体調を整えて、散策を楽しんでください。今が一年で最も過ごしやすい時期ではありませんか。
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懐かしいなー。 (nonn)
2008-07-07 10:52:36
こちらには殆ど見られない花だから北国の気候の花なのでしょうね。北海道の歌にはよく出てきますね。
知床旅情のはまなすの咲く頃~とかね。
4年前に兄夫婦と初夏に知床を旅した時のはまなす。子供の時に修学旅行で原生海園でみたもの等と私の故郷の花とも云えそうです。今、思い出したがはまなすの実を繋いで首飾りを作ったような~
この花を思うと故郷の北国の匂い空気、気配が偲ばれる気がします。爽やかでサワサワと海風に揺れるはまなすの花。
こちらは只今、梅雨期が明けるのを目前にして湿度は高く温度も夏さながらに30度を越していて、ついにクーラーをドライにしての日々ですから殊のほか慕わしいようです。湿度が取れた高温はまだ何とかなるのですがね。
道行き交う人の会話は”暑いですねー”と言いつつ益々暑さ倍増にしている始末です。8月の真夏には余り言わないが、この夏に成りかけの時期は慣れてないのかかまびすしい限りです。
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poloさんこんにちは (じゃこしか)
2008-07-08 16:43:10
 コメント有難うございます。
 ハマナスは北国特有の花だと思いますので、やはりそちらでは見られないのでしょうね。東北地方では如何ですかね、以前何かの本で見たことが在るような気もいたします。
 いずれに致しましても、この花の色合いと風情には惹かれ、何度見ても飽きは来ないのです。
 幸い寒くもまた暑すぎる日が少なくて、老体にはほど良い日が続いておりますので、ここ暫らくは楽しむことが出きるでしょう。
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nonnさまこんにちは (じゃこしか)
2008-07-08 16:45:59
 コメント有難うございます。
 このハマナスの花は、樺太にも在ったかどうかは、まだ子どもだったので、その存在などは、はっきりと覚えておりません。
 とにかく北海道へ来て初めて目にした花です。
 以前のことですが、私も知床からの帰り(中標津経由)に立寄った標津町のサーモン科学館の前庭に咲いていたハマスは、本当に見事でした。
 祈念に撮って来た写真は、今も大事に保管してあります。
 
 道内の内陸部地方では、今年早々に真夏日を記録したようですが、ここでは先日の日曜日に珍しく24度を一回記録したに過ぎず、未だにストーブを点ける朝もあります。
 ですから、30度35度を超す暑さは想像も出来ません。こちらでの挨拶の一言は、「寒いですね・・・」に尽きます。どうぞnonnさまにはご自愛下さい。
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