昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

天候が崩れる前に

2006-10-06 21:20:33 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 好天が続きそうだったので、週末には遠出のウォーキングを予定して居た。
しかし思わぬ本州からの低気圧がかなりの勢力を温存して、本道に近づきつつ
あって、しかも道東を主体に襲って来るらしいことが分かった。
 どうやら招かざる客の正体は、台風並みの勢力で昨日今日関東東北を大暴
している低気圧だった。
 実は今日のウォーキンギは休みにしていたのだったが、低気圧が暴れる前に湿原を見て置こうと、急遽予定を変えて自転車道路の湿原側を歩いて来た。

 低気圧の前触れは早くも辺りに現われて居て、湿原の稜線はボウット霞んではっきりとしないばかりか、残念にもその先の阿寒の山々も低く垂れ込めた雲にすっかり覆われていた。ただ目に前に在るのはすっかり枯れ色の葦原が広がるばかりで、夏の間目を楽しませて呉れた色々な花々は、いまはただ枯れ果てて無惨な姿を晒しているばかりだった。
 そうした湿原に分け入ってススキを摘んでいる母子連れがいた。想えば今夜は「十五夜さん」、しかし例え低気圧の前触れと言いながら、この雲行きでは「お月見」は到底無理なことと思われた。恐らく今夜の初名月ばかりか明日の「十六夜」は勿論の事、その後のお月さんも暫らくはお目にかれない事だろう。

 また一番先に紅葉する「ナナカマド」も今年は思わしく無く、その実の生り方も冴えなかった。そんな中に在って何故か「ハマナス」の勢いには目を瞠るものがあった。赤い実を一杯に付けながら大きな花を咲かせ、更に丸々と膨らんだ蕾を幾つか生らせていた。やはり北国を代表するに花に相応しいと思った。

秋の真っ最中なのに何故かハマナスの花が・・・

実りの秋に相応しくハマナスの赤い実が一杯・・・

「マユミ=檀」の実もたわわに・・・


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2 コメント

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じゃこしかさん、こんにちは (polo181)
2006-10-07 13:32:36
低気圧が通り過ぎたこの時間になっても、強風が吹き荒れています。まぁ、しかし、台風の直撃でなくて良かった、よかった。ハマナスの花が咲いていましたか。赤い実が鮮やかですね。これは食べられないのですか?
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たいした事も無くて (じゃこしか)
2006-10-08 16:03:48
 poloさんこんにちは。

 今度の台風並みの低気圧には本当に驚かされました。唯当地ではたいした被害も無く、今は風も落ち着き雨もやんだようです。



 ハマナスは昔からジャムに利用していたようですが、マユミの実が食用になることを今回パソコンで知りました。先人は偉い者だとつくづく感じ入りました。
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