昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

私とブログ

2012-05-12 20:24:09 | 日々の雑記
 私にとってブログは、孫たちがそれぞれ成長して就職もし、又は大学進学して地元を離れてしまい、めったに会えなくなった現在では、唯一残された生甲斐と云えるでしょ。
 私は生来人見知り勝ちで、人付き合いが苦手でしたから、出歩くことがあまり好きではありませんでした。
 又その上人一倍仕事人間だったせいで、家にいるより職場で過ごす方が多かったものですから、いざ引退して家で過ごす時間が多くなって、毎日がただただ長く憂鬱になるばかりでした。
 一番心配した妻が、事あるごとに買物などに引っ張り出そうとするのですが、
妻を乗せて行くだけで、店などに入ることは無く、車で待つだけのことが多かったのです。
 そんな私の閉じこもりを心配した娘が、パソコンを勧めてくれくれました。
初めは余り気乗りがしなかったのですが、ワープロしか知らなかったものですから、直ぐにワードやエクセルの便利さに魅せられました。
 しかし便利さと言えば何といってもインターネットでしょう。ネット検索の素晴らしさに嵌まってしまい、お気に入りの項目がかなりの数になりました。
 
 ブログを始めたのも娘の勧めでした。平成16年4月から始めましたが、そのブログが私を一変させました。
 それまで出不精だった私がデジカメを持って、ブログのネタ探しに午前と午後の区別無しに出歩き始めたのです。
 その結果が、毎月の血液検査に現れました。長いこと高血圧と肝臓(γーGTP)の悩やまされ薬を服用していましたが、それが下降し始めたのです。
 こうしてブログは日々欠かせない物となったのですが、想えばそのブログのための外歩きは、湿原でも河畔でも、また各公園でも殆ど妻が一緒でした。
 
 今後の私のブログは、亡妻と一緒に歩いた想い出で占められるでしょう。
 良い歳をして女々しい爺と思われるでしょうが、 独り身になってしまった今の私には、ブログは生きてゆくためには必要で、やはり無くてはならない大事な生き甲斐なのです。
 どうぞ皆さま、その歳に免じて宜しくお願いいたします。