昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

我が家の鏡開き

2011-01-11 16:22:19 | 日々の雑記
今日1月11日は鏡開きの日で、親の代からの仕来りにならって、神棚のお供え餅を昨晩のうちに下げて置いた。
 例年では昼食時にお汁粉にするのだが、今年はちょうど通院日と重なってしまった。行く病院は市の総合病院で混み合うのが普通だったから、都合よく昼前に帰れるか如何かは分からなかった。
 それで鏡開きは、いっその事晩飯時にするこように、またいつものように汁粉では、近々血液検査があって血糖値が心配なので、薄味の雑煮にするようにと言い置いて出掛けた。
 
 さて鏡開きについては、今でも記憶している想い出があります。
それはまだ小学生(5年生)の頃でした。どの様な経緯からかはっきりしませんが、
町の剣道部へ入部したのです。
 ちょうど冬休み中だったので、正月明けから毎日のように武道館へ通い詰め、来る日も来る日も切返しばかりさせられていました。
 そんな日が続いていた頃のある日の帰りがけに、
「明日は鏡開きだから昼飯は食べないで来いよ」
 当日の稽古はとても激しいものでした。たったの一食とは云いながら、食べ盛りの子どもとても辛いことなのです。
 その後のお汁粉の旨かったことったら・・・いまだに覚えております。何しろ戦時中のことですから、砂糖たっぷりのお汁粉なんては夢のような事だったのでした。
 争うようにお代わりを繰り返したことが、鏡開きの折にはとても懐かしく想い出されるのです。
 
 今は砂糖たっぷりのお汁粉なんてものは、とうてい口に出来ない身体となりましたので、せめて薄味の雑煮で我慢しているしだいです。
 
先日の買物帰りにいつものポイントで撮ってきた雌阿寒岳と雄阿寒岳



今日裏の家のアンテナに止まっていた名前の分からない鳥