昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

誕生日

2006-08-18 21:08:02 | 日々の雑記
 今日は私の74歳の誕生日。「元旦や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」の戯れ歌にも似て、幼児や子どもならともかく70歳を越した身にはまさに戯れ歌を地で行くようなもので、今更嬉しさなどの感慨はさらさらに浮かんで来ない。
 しかし老妻は、せっかく二人の両親よりも遥かに長生きさせて貰ったのだから、ささやかでも誕生祝の真似事でもと、大好物の寿司折りを取り寄せてくれた。ドクターストップの身の上だから酒類は一切ご法度、止む無く客用の煎茶を淹れ昔話を肴に老夫婦だけのささやかな祝いの膳は進んだ。
 
 私は、北海道から樺太に移住したいわゆる出稼ぎ人{じゃこしか(麝香鹿)樺太への出稼ぎ人の俗称}夫婦の四男として、西海岸北部の小さな漁村生まれ、その後樺太有数の炭鉱町に移転した。そこで多感な少年時代をすごして初和22年の夏北海道に引き揚げた。

 しかしこの間、若死にともとれる父50歳母45歳、そして20代前半そこそこで他界した兄たちの短命の生涯を想うと、これも先の戦争特にソ連の無法な参戦の所為と、今更ながら恨めしく思えてなりません。
 何はともあれ肉親の寿命を預り受けたかたちの我らの余生、命の有る限りしっかりと有意義に寿命を全うしたいと希う一日だった。


 話は変わりますが・・・!
 
 今年甲子園も四強が出揃いました。我がドサンコ(北海道っ子)代表の駒大苫小牧もその一校で、それも73年ぶりの三連覇を目指しています。嘗ては雪国のハンデから、とかくお荷物的存在だった。
しかし今や高校球界の王者として君臨、是非ともドサンコが熱望する夢の三連覇を達成して欲しいものである。