畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

崇り雨

2013-09-03 19:26:48 | 農作業

9月3日(火)   ときどき  いちじ 

請負米の籾摺りは順調に終了。9時前にすべて終わる。先方にも連絡すると、午後には引き取りに来ると云う。頼まれていたものを終わらせ、ホッとする。これで、残るは今日一日で終わるだろう。今、機械をおいてある地区と、もう一か所は、少し離れている個所だが、午前と午後に分けて、やれば楽生だ、などと思いながら、コーヒーを一杯。と、空が真っ暗になり、大粒の雨が。あわてて、籾運搬タンクにシートを被せる。そんな作業にも濡れてしまうほどの量だ。軽トラを、作業場の雨の当らない所まで、入れて、どうにもならないから、休むしかない。雨雲レーダーを見ると、雨雲の塊が、通過している。そんな塊が、もう一個、海上を北上している。これは昼過ぎまでは、仕事にならないようだ。

雨は30分もしないで上がり、強い日差しが、また照りつける。アメダスでも、6ミリの雨量。まとまった雨なので、イネの葉に露を持っている。しばらく時間をおいて、梅雨が無くならないと刈り取りはできない。雑用で、時間をつぶす。再度雨雲の様子を見ると、北上中のやつは、次第に弱まり、小さくなっている。この様子だと、12時ころの第二陣は、消滅してしまいそう。11時を回ったばかりだが、急いで、昼飯のおにぎりをほうばる。

コンバインの燃料を補給し、刈取開始。雨になる様子はない。小さく分かれた、変形田で、刈取時間はかかるが順調。3時過ぎには、終了。この分だと、もう一か所も、すこし暗くなるまでやれば、片づきそうだ。籾を乾燥機に移動するや、2tトラックで、コンバインを移動。再び軽トラックに乗り換え圃場到着。こちらは2枚。小さな変形田が付録のように着いている。まず、手間のかかる小さな方を刈終え、大きな方に移る。その頃、なんとなく、雨粒を感じるが、空はそれほど暗くない。ちょっと濃いめの灰色の雲が、流れてきているだけ。なんとかなるだろうと、周り刈りを始める。と、雨粒は、どんどん大きくなり、雨量も増えてくる。強引に3周ほど走らせるが、限界だ。こんな状態では、コンバインが詰まって、大事になる。作業を止める。雨はやむ様子もなく、コンバインから、籾を移すこともできないほどの雨量。それぞれにシートを被せ、運転席で休憩。シャツは雨でびしょびしょ。もう今日は作業不可能。雨がやみ次第籾を映して、帰るしかない。そう判断したのは、5時を回る頃。田面に残る黄金色の海。一時間もあれば、終ったはずなのにと、恨めしく眺める。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする