畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

田植

2012-05-01 19:11:19 | 農作業

5月1日(火)   いちじ 

今日からショートステイ。送りだしてしまえば、私の時間が待っている。幸い、雨は降ったとしても、小雨程度で、長く続くことはなさそうだ。機械は、圃場にあるから、苗を運べば植えることができる。軽トラックの荷台に苗コンテナを載せ、固定する。苗代ハウスの出入口は、きれいに草は刈られている。迎えが来る前に、苗を積んでおく。

9時半過ぎには、送りだせた。田んぼに向う。田植機に苗をセットして、植え始める。機械に不安を持ってはいたが、順調にスタート。これなら大丈夫そうだと、うなずいていると、プスン、エンジンが止まった。不安が現実になってしまった。キャブレターもあれほどていねいに分解清掃したのに。なぜだろう。原因は、その手前だった。燃料タンクの内部が、かなり錆びているようだ。ガソリンが、その錆を運び、燃料コックのストレーナーに詰まるようだ。ときどき、掃除をしながらの作業となる。なんとかなりそうだ。午前中は、こんなギクシャクスタートだった。

昼上がり。天気は、悪い予報に大きく変わったようだ。明日の雨は、大雨になりそうだし、3日も、開いた傘マークだけになったと云う。明日、明後日は、無理かもよ、と連れ合い。まあそれならそれで構わないさと、昼食後も、少し休む。午後は順調に進み、4時過ぎには、家の周囲の50aほどの田んぼは、植え終わる。機械は圃場においたまま、車で、帰る。

インターネットのピンポイント予報。いくつか見てみたが、やはり明日の雨は、田植を中止せざるを得ない雨のようだ。そして、3日も、続く雨。天気には勝てない。諦めることにしよう。苗の状態も、あせる必要はないと云っている。ただ、5日には、農家組合の早苗饗。できたら、その前に片づいていたら、ぐらいに思っていたのだ。周囲には、田植は、5月に入ってから始めるとも、話していた。終わらなくても、早苗饗はやってくれとも。

明日も植えるのなら、次の圃場に機械を運ぶのだが、休むので、機械は、自走で、家まで持ってくる。

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糠喜び

2012-05-01 05:30:13 | 農作業

4月30日(月)   いちじ 

田植機の点検、結構時間がかかってしまう。家での作業だからと、米の精米なども、ながら仕事でやろうなどと思ったのも、間違いだった。機械の点検整備は、オイルなどを使うから、油仕事。精米に行くときには、手洗いが必要だ。しかも、機械油だから、普通の石鹸だけでは落ちない。特殊な洗剤で、時間を掛けて洗う。たんびたんびだと、手洗いも一つの時間だ。

田植機は、シーズンに壊れて、急ぐからと、新品に取り換えた農家が、放っておいたものを、ただ同然でもらって来て、修理して使っていたもの。それも、もう何年にもなる。毎年、かなり手を加えて、使っていた。昨年使用後、もう駄目だろうと、露天にそのままにしておいた。今年、新しい機械を導入したいと、思っていたが、その余裕はできなかった。もう一年使おうと、点検を始めたのだから、そう簡単に、使えるようにならないのは、当たり前のことだった。それでも、なんとかなるだろうとなったのは午後も遅く。圃場に運んでおく。

育苗ハウスの周りが草だらけ。苗の積み込みによいように、入口周りの草刈をして、一日が終わってしまう。

誕生日の今日に、植え初めなどと、ほくそ笑んでいたが、甘い考えの、一晩だけの糠喜びだった。

 

コメント (1)
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