畑のつぶやき

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食、農への思い

恐怖

2012-05-03 19:34:16 | 農作業

5月3日(木) 

雨が降り続いた。東からの強風は、夜の間も吹き続いた。たいがいのことでは、夜中に目の覚めることはないのだが、今回ばかりは、何度か目が覚め、吹き続く強風の音を聞いた。やはりハウスの天井のことが、心配だったからか。こんな天気だからと、30分ほど遅く起きたが、やはり、一番に、ハウスを見て、ホッとした。雨の暗がりで、苦労したかいがあった、と。午前中も強風だったが、段々に弱まり、雨もときどきは、小降りになるが、止むことはなく、強弱を繰り返しながら、まだ、小雨が続いている。

予定通り、籾すり。玄米在庫がわずかになり、不安だったが、田植合間の嵐を利用できて、この点では、良かったのかも。臨時注文は、断らざるを得ないかくらいに、差し迫っていたので。

予報は、南部では、夕方には上がる予報だったので、機械を車に乗せるときの、アルミブリッジを細工しようと考えていた。機械は、前進で車に乗せ、後進で下ろす。下りの方が怖いのに、さらに後進である。他の機械はクローラーだったり、タイヤ幅が大きいから、何ともないのだが、田植機だけは、下ろす時に本当に怖い。車輪は細い上に、車距離が広くアルミブリッジの外側に近くなる。また、水田の泥土の中を直送するために、遊びを大きくとってあるのだろう。固い上を走る時は、ぶれが大きい。ちょっとしたことで、方向が変わりやすい。アルミブリッジの縁を乗り越えそうになり、冷やりとして、ブレーキを踏むこともよくある。幸い、この5年ほど、落とすことなくやってきたが、先日、下ろす時に、かなり苦労し、何度もブレーキを踏みやり直すことを繰り返した。若い時より、判断力も、瞬間の反能力も落ちているはずだ。本当に怖かった。田植機を下ろすことに、ものすごく恐怖を感ずるようになった。田植機の移動が怖い。何か方法はと考えた。

アルミブリッジの外の縁が高ければ、乗り越えることなく、縁に沿って擦れながらでも、下りれるのではないか。縁が高いという安心感で、不安が弱まれば、ある程度余裕を持って操作できるだろう。と考えた。縁にアングルを取り付けてみよう。5㎝でも縁が高くなれば、相当違うのでないか。でも、この雨では、電動工具を使う作業は無理だ。段取りだけを済ませ、明日早朝の作業にしようと、部屋に入った。

コメント
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