※ 「トマトが赤くなると医者が青くなる」
どこの国の格言だったか忘れたが、とりあえずトマトの季節です。
シアワセだなぁ~ クリック♪
午前中、1人で山崎医院へ行く。
カアーッと照りつける太陽、ひこうき雲がクッキリと残る青い空・・・ツユ明けも真近という雰囲気だ。
病院のドアを開けるときょうは先客3人 (おじいさんとおばあさんとオジサン)
最初のおじいさんとおばあさんはすんなり終わったが、次のオジサンが結構長い。
診療内容によって多少待たされるのは全然へいきなのだが、モンダイは診察室から聞こえてくるオシャベリ。
しかも聞こえてくるのは患者のオジサンの声ばかりなのだ。
今まで診察室から声が聞こえてくる事はなかったので、よほど大きい声なのだろう。
内容までは聞き取れないが、とにかくオジサンひとりが弾丸のようにしゃべりまくっている。
別に文句を言っているとかそういう雰囲気ではない。
単にオシャベリなだけなようだ。
それにしてもきょうの待合室は暑い。
向かいのソファーで薬を待っているオバアサンも扇子をパタパタさせている。
(私もたしか扇子を持ってたはず・・) と、バッグの内ポケットをごそごそ探すと、小さなのが1本出てきた。
ただ、手のひらぐらいのサイズなので扇ぐのにすごく力が入り、結局すごく疲れてしまった。
余計に汗ばんで心拍数もあがったようだ。
それにしても前のオジサンは長い。
暑くて疲れてイライラしていたせいもあり、絶え間なく響くオジサンのしゃべり声が実にうっとおしい。
疲れもピークに差しかかってきたため、お腹をつきだしてソファーにもたれながら ‘有馬温泉 銀の湯’ と青色で染め抜かれたタオルで額の汗をぬぐう私は、どこからどう見てもりっぱなオバハンだ。
とつぜんオシャベリがピタッとやみ、私の持ってる番号札10番の数字が点滅する。
(ああ助かった) と席を立つと同時に、診察室から出てきたオジサンにジロッと目を向ける。
60代後半ぐらいの小柄な男性だが・・・(ウン? どこかで見た顔だぞ??)
すぐに思い出した (あ、客取りホイホイだ!)
清荒神参道で2,3年前までやっていたウドンヤのご主人だった。
「よ~お参りです」
「眺めのいい座敷もございます、おいしいオデンもございます」
身をかがめながらフラフラと参拝者に急接近し、いつも ‘引かれて’ いたオジサンだ。
しょっちゅう通る人はわかっているので、このおじさんの姿が見えるとサッと道の反対側によけるのだが、知らない人はたちまち急接近され 「よ~お参りです、おいしいオウドンいかがですか」 と頬も触れ合わんばかりの至近距離でささやかれギョッと顔色を変える。
その光景がおもしろく、母が秘かに ‘客取りホイホイ’ と名づけていたのだった。
Nの兄弟子の滝七段が来宅のおりはまだこの店があって、そこでお蕎麦か何かを注文した。
その時にこの客取りホイホイが、「おいしいオデンもございます、おそばと一緒にどーですか」 と、強引かつ無神経にすすめてきたのを、 「あー、オデンがオイシイのはよくわかったから、お蕎麦だけちょーだい」 とキッパリ言い切った滝七段
その瞬間の、ニガ虫を噛みつぶしたような客取りホイホイの表情がきのうの事のように浮かぶ・・・・
診察室に入ると、センセイも看護婦さんも心なしかちょっとお疲れぎみのように見えた。
私の血圧を測りつつ、「うーん、ちょっと血圧高いよ。 がんばって体重減らしなさいね」
私もストレスを受けやすい体質なのかも知れない。
気をつけよう・・・
おわり
どこの国の格言だったか忘れたが、とりあえずトマトの季節です。
シアワセだなぁ~ クリック♪
午前中、1人で山崎医院へ行く。
カアーッと照りつける太陽、ひこうき雲がクッキリと残る青い空・・・ツユ明けも真近という雰囲気だ。
病院のドアを開けるときょうは先客3人 (おじいさんとおばあさんとオジサン)
最初のおじいさんとおばあさんはすんなり終わったが、次のオジサンが結構長い。
診療内容によって多少待たされるのは全然へいきなのだが、モンダイは診察室から聞こえてくるオシャベリ。
しかも聞こえてくるのは患者のオジサンの声ばかりなのだ。
今まで診察室から声が聞こえてくる事はなかったので、よほど大きい声なのだろう。
内容までは聞き取れないが、とにかくオジサンひとりが弾丸のようにしゃべりまくっている。
別に文句を言っているとかそういう雰囲気ではない。
単にオシャベリなだけなようだ。
それにしてもきょうの待合室は暑い。
向かいのソファーで薬を待っているオバアサンも扇子をパタパタさせている。
(私もたしか扇子を持ってたはず・・) と、バッグの内ポケットをごそごそ探すと、小さなのが1本出てきた。
ただ、手のひらぐらいのサイズなので扇ぐのにすごく力が入り、結局すごく疲れてしまった。
余計に汗ばんで心拍数もあがったようだ。
それにしても前のオジサンは長い。
暑くて疲れてイライラしていたせいもあり、絶え間なく響くオジサンのしゃべり声が実にうっとおしい。
疲れもピークに差しかかってきたため、お腹をつきだしてソファーにもたれながら ‘有馬温泉 銀の湯’ と青色で染め抜かれたタオルで額の汗をぬぐう私は、どこからどう見てもりっぱなオバハンだ。
とつぜんオシャベリがピタッとやみ、私の持ってる番号札10番の数字が点滅する。
(ああ助かった) と席を立つと同時に、診察室から出てきたオジサンにジロッと目を向ける。
60代後半ぐらいの小柄な男性だが・・・(ウン? どこかで見た顔だぞ??)
すぐに思い出した (あ、客取りホイホイだ!)
清荒神参道で2,3年前までやっていたウドンヤのご主人だった。
「よ~お参りです」
「眺めのいい座敷もございます、おいしいオデンもございます」
身をかがめながらフラフラと参拝者に急接近し、いつも ‘引かれて’ いたオジサンだ。
しょっちゅう通る人はわかっているので、このおじさんの姿が見えるとサッと道の反対側によけるのだが、知らない人はたちまち急接近され 「よ~お参りです、おいしいオウドンいかがですか」 と頬も触れ合わんばかりの至近距離でささやかれギョッと顔色を変える。
その光景がおもしろく、母が秘かに ‘客取りホイホイ’ と名づけていたのだった。
Nの兄弟子の滝七段が来宅のおりはまだこの店があって、そこでお蕎麦か何かを注文した。
その時にこの客取りホイホイが、「おいしいオデンもございます、おそばと一緒にどーですか」 と、強引かつ無神経にすすめてきたのを、 「あー、オデンがオイシイのはよくわかったから、お蕎麦だけちょーだい」 とキッパリ言い切った滝七段
その瞬間の、ニガ虫を噛みつぶしたような客取りホイホイの表情がきのうの事のように浮かぶ・・・・
診察室に入ると、センセイも看護婦さんも心なしかちょっとお疲れぎみのように見えた。
私の血圧を測りつつ、「うーん、ちょっと血圧高いよ。 がんばって体重減らしなさいね」
私もストレスを受けやすい体質なのかも知れない。
気をつけよう・・・
おわり
ひとつデジタル血圧計を購入され、自宅で朝晩記録されるのが好手かと思われます。
もう、お持ちでしたら、早速今夜からでも~♪
滝七段、ナイスな受け答えですね
去年母にプレゼントしたばかりなのに・・・自分で使う日がこんなに早く来るとは夢にも思いませんでした。
早速母のところから取り返してきます。