修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

秋の気漂う池ノ段

2022-08-26 18:51:54 | 広島の桜2019

 立烏帽子山から池ノ段に移り、暫しその長い尾根筋を歩きました。ススキの穂が出て来てるほか、尾根上には秋の訪れを感じさせる花々が多く、確実に季節が移ろうていることがよく分かりました。〔8月23日(水)〕

↓ 池ノ段の肩に咲くコオニユリ(ユリ科ユリ属)。比婆山系の大きな景色の中で、去り行く夏の残照といった感じでした。

↓ 池ノ段の繁みの中に早くもウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)が一輪だけ咲いていました。

↓ もうマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)があちこちに咲いていました!

↓ サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)の大きな花穂も現れていました。

↓ 竜王山の長い稜線を背に、出始めたススキの若い穂と色づき始めたツツジの灌木が印象的でした。

↓ 早くもアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)が開花です!

↓ 遠く毛無山(福田の頭)、井西山連山をバックにススキの花が出現していました。

↓ こちらは竜王山をバックにしたススキの原です!

↓ マツムシソウが所々で心を癒してくれました!

↓ 池ノ段南尾根の稜線部を振り返ると秋の気配が漂っていました!


比婆山系はホツツジが花盛り!

2022-08-25 23:25:21 | 山歩き

 比和町三河内を後にして、折角ここまで遠出してきたので最寄りの比婆山系は立烏帽子山(1,299m)と池ノ段を歩くことにして、立烏帽子駐車場まで車を走らせました。8月下旬のこの時期はあまりこの山域を歩いていませんが、ちょっと早いかとは思いつつ期待の花がありました。その期待の花とは残念ながら出会うことが出来ませんでしたが、満開のホツツジ(ツツジ科ホツツジ属)などに出会うことが出来ました。晩夏から秋にかけてこの山域は多くの花々や紅葉で私たちを楽しませてくれます。〔8月23日(水)〕

↓ 比婆山系の最高峰・立烏帽子山(1,299m)の山頂です。

↓ 立烏帽子山の山頂部から山域全体に亘りホツツジが満開の時を迎えていました。

↓ 花開いたホツツジの花です!

↓ ほぼ満開のホツツジの群落です。

↓ 池ノ段への上りの斜面一面に満開のホツツジが広がっていました。山が冷え込み始めると一足早いホツツジの紅葉が見られます。

↓ 「アッ、秋が来た!」 もうワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)が咲いていました。

↓ 立烏帽子山から望む池ノ段です。

↓ ホツツジと共に立烏帽子山ではママコナ(ハマウツボ科ママコナ属)が満開でした。

↓ さながら「ママコナ街道」!

↓ イヨフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)も山域の各所で見頃を迎えていました。

↓ 立烏帽子山を下って池ノ段との鞍部で、今年もイヨフウロの群落に出会いました。

↓ ここではイヨフウロが群落をなして可憐に咲いています。

↓ 池ノ段に上がり池ノ段の肩から比婆山(1,264m)、吾妻山(1,238.4m)を遠望。


棚田に広がるタタラの郷を歩く

2022-08-24 17:03:03 | 散歩道

 「ぼにばなの丘」のある庄原市比和町三河内地区には広やかな棚田が広がっています。江戸時代には「鉄穴流し(かんなながし)」という技法で砂鉄の採取が盛んに行われていたとのことで、広やかな棚田は、その時に堆積した土砂や削った斜面を整地して田畑にしたもののようです。ヒゴダイの見物の後この伸びやかな田園風景の中に身をおくのも楽しみのひとつです。〔8月23日(火)〕

↓ 三河内地区の棚田の最上部に眺望テラスが設置されていました。「1000年アート 里山・庄原」の観光キャンペーンの一環での「三河内棚田テラス」とのこと!

↓ 眺望テラスから望む三河内の棚田の広がりはなかなかの圧巻です!

↓ 眺望テラスの眼前にも「鉄穴残丘(かんなざんきゅう)」が残っています。たたら製鉄の過程で堅い岩山であったのか、削り残された小丘です。

↓ この斜面に削った岩を水路や川を利用して流し、岩石中に含まれる砂鉄を分離したと言われています。列をなしている「鉄穴残丘」も「たたら製鉄」の名残りです。

↓ 棚田の中ほどから斜面を見上げました。古ここが「たたら製鉄」所の中心部だったかも知れません!

↓ この広々とした美しい棚田は、古の産業遺跡でもあります!


「ぼにばなの丘」にヒゴダイの花を訪ねる

2022-08-23 21:12:22 | 散歩道

 通い始めて4年になります。庄原市比和町三河内(みつがうち)の山裾の棚田の一画に環境省レッドリストで絶滅危惧種Ⅱ種に分類されているヒゴダイ(キク科ヒゴダイ属)の保護地あります。少し早めかなと思いつつ今年も訪ねました。ところが、今年のヒゴダイはもう盛りを過ぎて、一部はかなりくすんだ色合いになっていました。今夏の異常気象はヒゴダイの背中を押して早々に咲かせてしまったようです!〔8月23日(月)〕

↓ 一緒に植えられたオミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属)をバックにヒゴダイが見事に咲いていました。

↓ この地では「ぼにばな」(盆花)と呼ばれており、もともとはオミナエシやワレモコウなどと共にお墓に供えられる花だったのでしょう!

↓ 「ぼにばなの里」は高台に建つ慶雲寺の門前の棚田にあります!

↓ 「ぼにばなの里」の前面には広々とした三河内の景観が開け、その後背にはろう石鉱山で有名な勝光山(947m)が聳えています。

↓ 瑠璃色のヒゴダイと黄色のオミナエシの見事なコラボレーションが見られました!

↓ 稀少種の花をこうして例年見ることが出来るのは地域の人々の保護活動のご労苦の賜物と思います。今年も暑く御礼を申し上げねばいけません。


夏の終わりに・・・・!?

2022-08-22 21:56:57 | 散歩道

 ギラギラした夏の太陽の熱さが弱くなってきた感じがします。ただ高湿度で蒸し暑さは激烈です。1時間も歩けば、速乾のTシャツまでが汗みどろとなります。季節の変わり目ですね!

↓ 今日の夕暮れ!ここ暫くはスッキリとした青空を望むことは出来ないようです!

↓ 件の蓮の花も最終盤です!

↓ わが家の近くの太田川にも鮎釣り人の姿が見えるようになりました。

↓ これから落ち鮎を狙うアングラーの姿が増えてきます!

↓ 太田川の水量も通常レベルまで戻ってきたようです!