麓をスタートしてから4時間16分かかって大万木山々頂に到達出来ました。トレースがあってのこの所要時間は、やはり難渋したということでしょう。山頂は勿論無人で、ガスに巻かれてミルキーな世界でした。山頂広場を囲む森の樹々は厚い雪と氷の衣を着ており、森全体が純白の状態となっていました。山頂から少し離れたところにある大万木山の名物の蛸ブナに会いに行こうとしましたが、そこへはトレースがなく、最初に踏み出した一歩が深く雪の中に埋まってしまったので、この時は単独状態であったこともあり、先が危険と判断して訪ねることを諦めました。山頂避難小屋へ移り昼食を摂りました。山頂部の重厚な白い世界に暫し滞在出来たことは楽しいことでした。
↓ 大万木山々頂の無垢な雪の広場とそこを囲む白き妖精のような樹々。
↓ 山頂広場に立つ山頂標識が雪の中から掘り出されていました。週末に登り来た先人のなせるところでしょうか!?
↓ 掘り出された山頂標識!
↓ 山頂広場の少し離れたところにある指導標も掘り出されていました。
↓ 山頂広場に立つブナの古木に付着した大量の雪や氷が大きな音を立てて落下しました。真下にいたら雪だるま状態は間違いなかったでしょう。果たして無事であったかどうか・・・・、ちょっと怖い体験でした。
↓ この真白き森は真綿で包まれたようにも見えました。妖精が住んでいても不思議はない雰囲気でした。
↓ 山頂広場から避難小屋へはこの純白の森の中に分け入ります。何故か神聖な世界に入って行くような感じがしました。
↓ 山頂避難小屋に再会!外側の3分の1程が雪に埋もれていましたが、ドアは内開きであったので小屋に入ることが出来ました。
↓ 山頂避難小屋の内部です。きれいに整理、掃除されていました。
↓ 内側から見た雪がこびり付いた避難小屋の窓です。
↓ 避難小屋の入口から外を見るとガスに巻かれたミルキーな世界が広がっていました。
↓ 昼食後に避難小屋から外に出てみると、こんなに重厚感のある樹氷を纏った樹に出会いました。
↓ 避難小屋の周りの森は凍てついて白い壁のように感じられました。
↓ 頭上にも白い氷の天井が被さっていました。