逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



10/3日曜日、あまりにも天気予報が良かったので、前夜思い立って白馬に行くことにした。ただ、どこを見ようとかの調査もせず、とにかく出かけようというパターン。
山麓線を辿り、大町から白馬へ。雲一つない白馬三山が出迎えてくれて、テンションが上がる。


折角のe-bikeのグレートジャーニー改で来たので、とりあえず、黒菱林道を登ってみようと走り出す。
51年前、大学に入ったばかりの同好会「理論科学集団」の夏合宿で泊まった、咲花ゲレンデ横の「ラ・ネージュ」。世の中にはこんなに頭の良い奴が居るのかと打ちのめされた、記憶に残る合宿で泊まった小さなホテルが、こんなに大きくなっている。



北尾根の裾を登って、ゲレンデの上に出て、白馬村を見下ろす。


標高を上げるにつれ、雲一つない白馬三山が眼前に迫って来る。


急坂でも息の上がらない電動アシストの利点を生かし、雄大な景色を見ながらアシストレベル2/4で登攀する。


750m登って到着、黒菱駐車場。ここより上は自転車はダメ。



標高1500m辺りでは期待した紅葉はまだ始まったばかり。運動靴は持参したものの、リックを持っていないことに気付く。リフトでさらに上に行くには、コンビニ袋に水筒、食料スタイルは山を甘く見過ぎだと上に行くのを諦めた。これが失敗。当日標高2000mの八方池まで行った方の写真を見ると、完敗だね。


名残りが惜しいが、この辺りでと引き返す。


八方池がダメなら、ほぼ目前まで行けるはずの栂池自然園はどうかと、栂池へ。
だがしかし、裾から登り始めたら、ここから1000m登る体力と電池が無いことに気が付く。スキー初心者の頃よく来た、栂池の広くて平なゲレンデ。


栂池自然園も諦めて、第三の目的地、青鬼の棚田へ向かう。振り返れば栂池の全景が見える。自然園は正面に見える馬の背を登ったさらに奥。あそこも50年前、まだロープウェイが無かった頃、テント泊の春スキーで同行のI君が骨折した思い出のある場所だ。


青鬼集落に来てみれば、もう棚田の稲刈りはほぼ終わった状態で黄金色に染まる棚田はオアズケ。


僅かに残った稲刈り中の棚田はあまり絵にならなかった。


お初の青鬼集落を一周して、米つきガッタンを眺め、白馬に戻ることにした。


白馬三山を正面に松川の河川敷道路を遡れば、道路一杯に広がって、蛇行しながらスケボーギャルが下って来る。


車の通らない河原敷道路の脇のベンチで、延ばし延ばしにしていた昼食を拡げる。


コーヒーを飲んで、一息ついて、出発点に戻る途中で、ジャンプ台に寄って、今日のサイクリングは終わり。


今日かいた汗を流しに、白馬姫川温泉の露天風呂へ。上部が紅葉した白馬三山を正面に眺め、紅葉がまだ下の方まで降りてきていないこの時期、何処に行くか、しっかり事前に決め、装備もそろえて向かわねばならなかったと反省しながら、お風呂に入り帰宅。
【後、一月くらいで、お風呂からの眺めはこうなるらしい。】ホテルHPより


走ったのはこんなコース、50km、獲得標高1375m、残電池2/6。



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梅雨の晴れ間をついて、まだ県外からの観光客の少なそうな所へ行こう。
タダ券に惹かれて、白馬の北尾根に行ったのは去年の10月のこと。ただこの時は白馬連山に掛かった雲は切れてくれず、またもう秋で高山植物の花はあまり見えなかった。
数日前、地方紙で五竜スキー場の上部にある高山植物園に青いケシの花が咲き始めたというニュースがあった。で、2日続きのお遊びだけれど出掛けることにした。
昨日は自転車で3時間掛けて1000m登ったが、今日は2000円出して、たったの数分もあれば五竜のテレキャビンで一挙にあの遠見尾根の上に。



五竜遠見スキー場のゲレンデをひとっ飛び。



ロープウェイ駅から出ればこの風景ですよ。もうね、360度山、山、山。空も青く、雲も少ない。



左から五竜岳(ここから延びた五竜遠見尾根の末端がこのスキー場)、真中の大黒岳、そして、八方尾根を擁する唐松岳。



前面の八方尾根に遮られて、山の頭しか見えないが、三角錐が美しい白馬槍、杓子岳、そして雲の中だけれど、白馬岳と続く。花を見る前に、ベンチに座り込んで、山のパノラマを堪能する。



植物園の入口で迎えてくれたのは、少し早く開花させた青いケシの花。



数十本のみが咲いているだけだが、半端じゃない存在感。



まだ僅か残る雪の下ではなく、脇に咲いているヒマラヤ雪の下の一種。



ヨーロッパの高山植物の代表格、まだ咲きかけのアルペンローゼ。



こちらは日本の山ならどこにでもあるキンポウゲ(シナノキンバイ)。



ロシアに取られてしまった得撫島からはウルップ草。



まだ、チョボチョボとしか咲いていないが、もうしばらくしたら大群落になるらしい、コマクサ。



ミヤマオダマキ



もう盛りを過ぎてしまった、クロユリ。



撮った花はまだまだ沢山あるのだが、、、、もっと見たい花も沢山あるのだが、、、、、
そろそろお昼なので、軽くお腹を膨らませ、午後の行動に備えましょう。ベンチの下で、持ってきたアルコールストープを使ってミニラーメンとコーヒーを淹れる。



食後休みをたっぷり取り、せっかくここまで来たのだから、軽くトレッキングもしましょう。
湿地帯には今頃ようやく水芭蕉が咲き始めている。



地蔵沼の周りにはレンゲツツジ。



さらに登って地蔵ケルンに到達。脇には遭難者の慰霊碑が沢山ある。



お賽銭を上げて、1676mを最高点に下りましょう。降りていく途中にエーデルワイスに似たウスユキソウ。



ダケカンバの大木で一休みして、



再び高山植物園の上部に出てきたら、スキー場の職員が高山植物の苗の植え替えをやっている。



まだ花の時期が始まったばかりのこの時期に、こんなに沢山の高山植物がみられるのは、開花時期を調整し育てた苗を、適宜植え替えているせい。これは都会の公園のガーデンディスプレーと同じ。ゴンドラの往復料金2000円が庭園への入場料の一部を占めると考えれば、当たり前か?

テレキャビン山頂駅に戻り、食堂でベーグルサンドを頂く。窓から外を眺めていたら、みるみる曇ってきたと思ったら、雨もぱらつく山の天気。我々が遊んでいた時間帯だけ、くっきりと晴れ上がってくれたみたいで、大変ラッキーだった。


人気の高山植物園、まだ開場して間もなくで、県外からの観光客も少ない平日、人混みなしの、高原ハイキングを楽しめた一日だった。歩いたのは、こんなコース、五竜遠見スキー場の最上部の植物園とその周囲。ダブルクリックで地図が開く。



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白馬八方尾根の横にある北尾根高原への無料チラシにが入手できたので、気分転換とプチ散歩の為に出かけることにした。雲が無ければ、標高1200mのクアッドリフト終点で足湯に入りながら、こんな風景を眺められるはず。(下図写真ダブルクリックで八方観光のサイトへリンク)


期待を胸に、クアッドリフトで高度を稼いでいく。後方には白馬の町と姫川。


飯縄、戸隠、妙高の方向にはあまり雲が無く、見えていたのだが、肝心の白馬三山はこんな感じ。チラチラと見えてはいるのだが、、、、、


お花畑には、もう平地では居なくなった、蝶が咲き残る花の蜜を求めて乱舞していた。
これはマツムシソウかな?


アザミの一種にも、キマダラ蝶が止まっていた。


朝ご飯をしっかり食べてなかったので、白馬が眼前に見えるはずの、北尾根高原テラスで早い昼食。


しかし、なかなか雲が切れてくれない。こんな時はふて寝ですね。スノーピーク協賛なので、そこかしこにハンモックが準備されている。


さて、少しは歩いて、右足股関節痛のリハビリをしなくては。
弱った脚に気を使いながら30分ほど歩いて展望台へ。


雪渓の当りから上に厚い雲が掛かて、頂は見えず、残念。


午後3時まで、北尾根テラスでブラブラしてから、八方温泉、おびなたの湯に1時間浸かって湯治治療。歩く時はまだ少しぎこちないが、痛みはほぼ消え、今日の疲れも吹き飛んだ。
源泉かけ流し、露天風呂のみのおびなたの湯は下図をダブルクリック。



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