DIY核シェルターの整備を進めていくうちに、電源の問題にぶち当たった。時折動かせばOKと思っていたHEAP空気浄化装置の風量があまり多くないので、常時回しておく必要が出てきた。それ以外にも、やはり電気の必要な場面があり、1つの12Vシールドバッテリーでは容量に不安があった。
その解決の為、20Wの太陽光パネルを購入したのだが、良く検討すると、能力不足であった。
そこで、まず、バッテリーの容量を二個に倍増した。80Ah程度の容量となったので、80Ah÷(5W/12V)=192h=8日 と、数日の運転は可能となった。
ただ、2週間の籠城や、追加的に自作の空気浄化装置や製水装置、100Vインバーターなどを動かすことを考えると、やはりもっとパワーのある電源が欲しい。そこで、隣接するガレージまで、プリウスから12Vを供給できるように配線を行っておいた。
これなら、ある程度放射線レベルが下がってきた段階で、ガレージまで行ってプリウスのシガーソケットに繋げば、電気が供給できる。ハイブリッドの良い点は、備蓄ガソリンも使って、効率良く大量の電力を供給できること。この点は電気自動車よりずっと良い。
ただ、気負付けておくべきは、車のキーがないと、プリウスをONにできないこと。避難する時は車のキーは必携だ。
一方、シェルター内の自作の電源盤もDIYで整備した。電圧計を付けて監視できるようにし、DC12Vのシガーソケットと携帯などの充電用にDC5VのUSB端子を準備。そして、いざという時DC12Vから正弦波のAC100Vが取り出せるよう、インバーターを配置した。
通常はAC電源でシールドバッテリーを充電しながら換気ファンを回しているので、13.7V位の電圧で安定している。AC喪失時に、電圧がDC12V以下になりそうなら、ガレージからの充電ができるように切換えスイッチも準備した。
これだけあれば、家の太陽光やHonda HIPOのエンジン発電機の出番はないだろう。