松本、塩尻、茅野で上映されている、中村哲医師のドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」を塩尻えんぱーくで見てきた。
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どんより曇り、今にも雨か雪が降りそうな2/1木曜日、こんな日なら観客も多くは無いだろうと塩尻市立図書館に出かけたのだが、大誤算。駐車場には数台の列、4階まで上がらないと駐車できない。
そして、会場に開演30分前に着いたのだが、百人以上の人の列。観客は塩尻が2/3、その他、市外からも大勢見にきていた。会場キャパは150人なのだが、12時半上演を見られなかった人を優先入場させるので、どうなることかと思ったが、何とか入場できた。入れなかった人々には急遽第二会場が準備され、そちらに案内されていた。また、私の前に並んだのは、中村医師が最初に活動を始めた、ペルシャワールがあるパキスタンからの出稼ぎの方だった。彼はどんな思いでこの映画を見たのだろうか?
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同じように私も砂漠の真ん中に運河を引き、乾いた大地を潤す仕事の一端を担っていたとは言え、爆撃した金満国の米国と爆撃された最貧国のアフガンでは、あまりに違い過ぎて、言葉にならない。
(1984~86年に建設に係わったAlamo発電所にて。横の運河はモハベ砂漠を横断し、ロサンゼルスに水を供給する長さ460kmのCalifornia Aqueduct )
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中村哲医師の絶対非暴力、やられてもやり返さないなんて姿勢は、まだ血の気の多い私には到底無理だが、色々と考えさせられることの多い映画であった。