逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



松本でも感染者が出て、COVID-19の足音が間近に聞こえてきた。もう数人感染者が出れば、週末にも外出自粛要請が出るのではと予測して、平日のうちに南信に一泊旅行に出かけた。
飯田市のリンゴ並木を抜け、お城跡の方向に向かうと、昭和レトロな追手町小学校の脇に出た。


お隣のお城の跡に建つ飯田市美術博物館。凄い立派な施設だ。しかし平日でもあるので、見学者は殆どおらず、ほぼ独占状態。


今日の目的はそのお隣にある、スイス風の洋館、柳田國男記念伊那民俗学研究所。


東京の柳田邸を移築した柳田の記念館。平日は隣の市立美術館にお願いすると特別に鍵を開けていただいて中を見学できる。(と言うか、この日本民芸の故郷ともいうべき場所を訪れる人が殆ど居ないらしい)
スイスに在住していた経験を生かした、居間、図書室、談話室を兼ねた大広間は沢山の蔵書、資料と当時はめずらしい二重窓に囲まれた心地よい空間だ。


展示の中には、我家の菩提寺でもある洗馬村長興寺を訪れ講演した際の写真もあり。


続いて、お隣にこれも移築された日夏耿之介の旧宅も学芸員に入口を開けいただき、ストーブを着けて見学させてもらう。こちらは小さいが、使いやすそうな純日本建築。

飯田市美術博物館に戻り、常設の菱田春草を見る。この日は初期の作品の展示が多く、30半ばで亡くなった晩年の作品があまり展示されておらず、残念。(内部は撮影禁止なので、ウェブから)



美術博物館内部の作りも造形に凝っていて、こんな感じである。でもメンテや光熱費が大変そうだ。



他の絵画展や博物館の展示を見ていると、いくら時間があっても足りない。足早に見学して、2時半過ぎに切り上げ遅い昼食。
その後、昼神温泉へと向かった。



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